コインケース内側の破れ


ルイヴィトンの小銭入れです。

 

 

 

 


1989年製造の年代物ですので内張りは本革ですが、
金属のコインを入れますので底面に破れが見られます。

 

 

 

 


マチにも擦れは見られますが小銭を入れるので避けられないものです。

 

 

 

 


今回はヤブレ部のみ作成交換するご依頼ですが、
製造刻印が無くなってしまうことを気にされていましたので、
部分的に残す方向で作業を進めます。

 

 

 

 


解体。

 

 

 

 


革が劣化しているだけでなくボール紙の芯材も硬化してボロボロ。
予定外ですが芯材も作成交換します。

 

 

 


本革にてヤブレ部の内張り作成交換の完了です。
丈夫な芯材に交換していますので強度もアップしています。

 

 

 

 


天部の羽根をめくり上げなければ見えないシリアルナンバーですが残せました。

 

 

 

 

 


傷んでしまうことが避けられないコインケースですが、
最高品質時代に作成された品ですので大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

無事に商品受け取りました。
大切にまた使いますね・・・
ありがとうございました。

 

東京都 H 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
内張りに本革が使用された最高品質のコインケースです。
現行素材に変えてしまうと現行品質になってしまいますので、
当時の品質を落とさないように内張りは本革仕様で、
外観から見えない芯材も新品交換しています。
大切に長くご愛用ください。