全体に損傷が見られるルイヴィトンのバケットです。

 

 

 

 

付け根革はループ革と重ねてカシメ金具で本体に固定されています。

 

 

 

 

 

残念ながら他の３か所はカシメ金具が折れて外れています。

 

 

 

 

ヌメ革は表皮がひび割れてカサカサ。

 

 

 

 

 

シミ汚れも多数見られます。

 

 

 

 

合成皮革の内張りはベタ付き劣化で活用することができません。

 

 

 

 

 

ここまで重症化すると余計な部分にまで汚れが付着します。

 

 

 

 

付属のポーチも同様に。。。。

 

 

 

 

 

ベタ付き汚れは各部に飛び火。

 

 

 

 

 

同様に。。。。

 

 

 

 

 

リニューアルリペア加工でバラバラに解体です。

バッグや財布がバラバラに解体される光景は当社のブログでは頻繁ですが、
新品バッグを作成するよりも難易度が高くなり何度やっても緊張します。

 

 

 

 

左の金具のように酸化した底鋲も右側の金具の状態までピカピカに磨きます。

 

 

 

 

 

最高品質のヌメ革を使用してリニューアルリペア加工の完了です。

 

 

 

 

付属ポーチや本体の内張りも綺麗になり、
高品質時代の品を引き続き長く愛用いただけます。

新品のヌメ革は少し色づくまで焼いてから使用すると
汚れが浸透しにくいです。

全体を均一に変色させるように工夫しながら育てあげるのも、
ヌメ革素材の楽しみ方ですし結果的に良い状態で愛用いただけます。

大切に長くご愛用ください。

ｂｙ　レザークリエーション　http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索