本革の劣化もあるのです!

ブランドバッグのリペア日記

オーストリッチのバッグです。

綺麗な状態です。

大切にご使用になっていることがわかります。  

しかし・・・・
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天部内側の革が全体的に破れています。
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ショルダー付け根の革を取り外してみると縦にも裂けていました。
内側に使用されている革だけを器用に破くなんて不可能です。

本革ですが素材が劣化して紙より脆い状態になっています。叫び

元々の革が良くなかったのか?

それとも使用された接着剤などが原因なのか?理由はわかりません。

ショルダーベルトの裏面など他の部分にも劣化する革が使用されているので心配です。

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内張り全体ごと取り外し天部まわりのパーツを解体します。
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ショルダー付け根の革パーツですが裏面は劣化して紙のように破れてしまいます。

力の掛かる部分ですので、このままにはしておけません!

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表面のオーストリッチ部分はそのままで、劣化した裏面部分のみ作成します。

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ファスナーサイドの革はヤブレもなく綺麗ですが・・・
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やはり劣化してヤブレていました。

ここまで解体していますので迷わず作成交換します。

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作成したパーツを内布に組み付けていきます。
修理のご依頼をいただいた部分以外でも解体した箇所で気になるパーツは作成しています!

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ファスナーサイドの革も両面とも、こんな感じです。にひひ


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バッグ本体に組み付けて完成です。

マチ天部のショルダー付け根革は強度がいる部分ですので・・・

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厚みも寸法も少しだけ大きく作成して補強しています。

表側のオーストリッチの縁取りのように見えるようにして高級感アップです。ニコニコ

ご依頼いただいた天部周りは、すべて作成しましたので安心して大切にご使用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索