ダイエットされスリムになられたので長すぎるベルトを8.5㎝短くします。
バックル金具を取り外すと先端は複雑な構造です。
取り付けの穴の両サイドは2ミリ程しかなくステッチもかけれない構造です。
2ミリ幅でつながったベルトの構造は片側が切れるだけで使用不可能になります。
バックル金具の構造から造形の変更は不可能です。
短くして先端の造形をつくるだけでは構造的に強度不足です。
新たに造形する先端部は一度解体して強化芯材を入れ込み組み立て直します。
強化した先端部の造形加工の完了です。
バックル金具を固定するための穴は出来る限り小さく仕上げています。
短く加工する必要がない場合もバックル金具がグラグラ動き出したら、
切れてしまう前に強化加工が有効です。
5つある調整穴の真ん中で合わせて加工していますので、
痩せても太っても2穴づつの余裕があります。
元の体重に戻ることがあれば今回カットした端材を再度つなぎ合わせて
延長加工も可能ですので念のために保管しておいてください。
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