ガーデンパーティGM


新品の横幅50センチの大きなエルメスのガーデンパーティGMです。

 

 

 

 

 

 


容量は大きいのですが旅行やゴルフなどに活用するために、
天部にファスナーを追加加工。

 

 

 

 


ファスナーを内側に入れ込めばオープンのままでも使用可能ですし、
バッグにダメージを与えることなくファスナーを取り除くことも可能ですので、
飽きたら元の状態に戻せます。

中が丸見えのガーデンパーティの防犯対策だけでなく、
型崩れの防止にもなり旅行やゴルフに役立ちそうです。

 
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グッチのトートバッグの修理

gucci renewal (1)
長年のご使用で損傷が激しいグッチのトートバッグです。

底面やマチが潰れて変形し革パーツもボロボロで酷使されてきた様子ですねぇ~

 

 

 

 

gucci renewal (2)
持ち手は芯材が飛び出して革もボロボロ状態です。

 

 

 

 

gucci renewal (3)
持ち手の付け根4か所のGG金具はメッキが剥がれています。

 

 

 

 

gucci renewal (4)
持ち手だけでなく、すべての革パーツは擦り切れ破れが見られます。

 

 

 

 

gucci renewal (5)
両側のマチのテーピング革は他店様で修理したようです。

歪んだテーピング革とステッチの蛇行も残念ですが、
紺色の革ではなく黒い革を使用されているのが不思議な修理です。

 

 

 

 

gucci renewal (6)
帯テープのサイドには汚れがこびり付いています。

 

 

 

 

gucci renewal (7)
リニューアルリペア加工を施しますので全体をバラバラに解体。
変形したマチや本体の芯材を交換し、外面の革パーツは作成交換します。

 

 

 

 

gucci renewal (8)
すべての革パーツを作成交換してリニューアルリペア加工の完了です。
変形したマチもシャキッとしました。

 

 

 

 

P4092514
帯テープも一度取り外して、汚れを取り除いた後組み立て直しています。
芯材交換で底面もスッキリ見えます。

 

 

 

 

gucci renewal (9)
GG金具も24金の本メッキ加工で新品時よりゴージャスです。

 

 

 

 

gucci renewal (10)
今回はカブセを追加加工したことで防犯性と高級感がアップしています。

 

 

 

 

gucci renewal (11)
開閉はマグネットロックで楽々です。

 

 

 

 

P4092517
持ち手も10センチほど長くセミロングタイプに変更して、
小脇に抱えることができるようになり使いやすいサイズになっています。

長く活用されてきたバッグですが蘇りましたので、
今後も長くご愛用いただけます。

大切に長くご愛用ください。

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(お手紙紹介です)

レザークリエーションさま

本日修理品受け取りました。
グッチのバッグのリメイク、新品のようで、
なおかつ使いやすくしていただき大変うれしいです。

このバッグは昨年83歳で亡くなった母の愛用品で、
その後私の娘が使用していました。

古いものなので、15年ほど前に、
まだブランドの修理なんてないころ近所の修理してくれるところで
やっていただき、使用できるくらいになったのですが・・・

出来上がりをみてきれいになってびっくりしました。
今度は私が大切に使います。

捨ててしまおうかと悩んでいたバッグです。
新しいものを買ったほうがいいかなとも。

迷っていましたが、そんな考えもふっとびました。
ありがとうございました。

ヴェルニのお財布も、
お願いしていた箇所以外も修理していただいてありがとうございました。

修理が必要なオールドグッチや40年位前のヴィトンも、
また余裕ができたら(笑)またおねがいしたいです。

今回はありがとうございました。

長野県 N 様

グッチのバッグは全てのパーツに強化芯材を入れ込んでいますので、
新品時より丈夫になっています。
良い状態を保ったまま長くご愛用ください。

ありがとうございました。

キャバス生地からダイヤモンドパイソン

canvas gucci (1)
使い込まれ変形も見られるキャンバス地のバッグです。

 

 

 

 

 

canvas gucci (2)
キャンバス布地には擦り切れ破れが見られます。

 

 

 

 

canvas gucci (3)
同様に。。。。

 

 

 

 

 

canvas gucci (4)
ファスナー両サイドの革もボロボロです。

 

 

 

 

 

canvas gucci (5)
革が剥がれて欠損した部分も見られます。

 

 

 

 

canvas gucci (7)
マチ底の革部材も色褪せや汚れが全体に見られます。

 

 

 

 

 

canvas gucci (8)
持ち手は擦れや汚れが重症。

 

 

 

 

canvas gucci (9)
内布は問題なく活用できそうですね。

 

 

 

 

 

canvas gucci (10)
擦り切れて変形も見られる本体のキャンバス生地は再生不可能ですので、
付属の革パーツを再生しながらキャンバス生地部は代用素材に変更します。

 

 

 

 

canvas gucci (11)
長年活用したファスナーは新品交換して両サイドの革は
ボロボロの裏面を張り替え復活させます。

 

 

 

 

canvas gucci (12)
革パーツの汚れを出来る限り取り除いてみましたが、
持ち手は表皮が剥がれて革の繊維が露出しています。

表皮を整える補修加工を施したあと染め直します。

 

 

 

 

 

canvas gucci (13)
今回、修復不可能なキャンバス生地の代用素材として、
高価なダイヤモンドパイソンの蛇革を使用します。

 

 

 

 

 

canvas gucci (14)
カメラには収まりきらないほど長い大蛇です。

薄茶やベージュ色のパイソン革は流通量も多いのですが、
ホワイトのダイヤモンドパイソンは貴重です。

 

 

 

 

canvas gucci (15)
ダイヤモンドパイソンでイメージチェンジしたバッグの後面です。

 

 

 

 

canvas gucci (16)
引手革も大きくしてダイヤモンドパイソンと牛革で作成しました。

 

 

 

 

canvas gucci (17)
ファスナーエンドのベロ革も同様に。。。。

 

 

 

 

 

canvas gucci (18)
ショルダーベルトが取り付け可能な加工も。。。

 

 

 

 

canvas gucci (19)
ショルダーベルトもダイヤモンドパイソンと牛革でループ革まで同仕様に。。。

 

 

 

 

canvas gucci (20)
汚れや擦れが目立った革パーツも綺麗になりました。

 

 

 

 

canvas gucci (21)
持ち手も同様に。。。。

 

 

 

 

 

canvas gucci (22)
再生不可能なキャンバス地がダイヤモンドパイソンに
変更されたことに目が行きますが、型崩れや擦り切れ破れが無くなり、
引き続きご使用いただけることが重要です。

大切に長くご愛用ください。

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ベルトポーチの改造

waist bag (1)
ベルトに通して使用するベルトポーチです。

 

 

 

 

 

waist bag (2)
ベルトを通す部分は他店様で少し下に移設した形跡があります。

先端のナスカン金具の部分も加工されていると思いますが
どちらもご報告はありませんでした。

 

 

 

 

waist bag (3)
防犯対策のベロ革カブセだと思いますが、
ナスカン金具が邪魔とのことでホックで留められるように改造部の改造をします。

 

 

 

 

 

waist bag (4)
前面のポケットに加え本体は天部がWファスナーの2ポケット構造です。

 

 

 

 

 

waist bag (5)
安全ピンでベルト通し部を留めて使用されています。

 

 

 

 

 

waist bag (6)
安全ピンを外すとベルト通しと本体のバランスが悪く、
本体の傾きが大きくなるようです。
安定感も悪く使いづらいので仕方なく安全ピンで固定して使用されていたようです。

 

 

 

 

waist bag (7)
前面にある大きなポケットは愛用されているスマホが収まるサイズ加工します。

本体に対して限界に近いサイズのポケットですが、
縦のサイズを20ミリ長くなるようにとご依頼いただきました。

 

 

 

 

waist bag (8)
カブセを移設して大きなスマホが収まるサイズにしようと思うのですが、
マグネット金具の位置関係もあり簡単には加工できません。

 

 

 

 

 

waist bag (9)
Wファスナーの本体ポケットは、どちらも同じサイズのマチ幅ですが、
後側のポケットのみマチ幅を20ミリに大きくする加工も依頼がありました。

バラバラに解体する加工になりそうです。

 

 

 

 

waist bag (10)
マチの部材も解体して加工するパーツはすべて取り外しました。

 

 

 

 

 

waist bag (11)
問題のポケットの長さを20ミリ長くする工程ですが、
元の縫い付け部には針穴がありますし、
すぐ上にはファスナーポケットの部材がありますので、
狭い範囲でのせめぎ合いで配置しなければ・・・・

 

 

 

 

waist bag (12)
仮にカブセを20ミリ移設すると、こんな感じになります。
こんな感じではマグネット金具も留まらないし、
マグネットを取り外して移設してもマグネットの取り付け穴が空いています。

どーしたものでしょう・・・・

 

 

 

 

 

waist bag (13)
マチ幅を大きくする加工は大工事ですがポケット部のような悩みはなく、
作業を進めるだけです。

できることからコツコツと仕上げます。

 

 

 

 

 

 

waist bag (14)
ループ革の先端についていたナスカンを取り外しホック留めに仕様変更しました。

 

 

 

 

waist bag (15)
こんな感じで留まりますのでナスカンよりスッキリで軽くなりました。

 

 

 

 

 

waist bag (16)
安全ピンが必要ないように元のホック取り付け穴を利用して、
ループ革をカシメで固定しておきました。

 

 

 

 

 

waist bag (17)
本体後側のポケットだけマチ幅が大きく仕上がっています。

 

 

 

 

 

waist bag (18)
問題の前ポケットも20ミリ長く仕上がっています。
カブセもポケット部も外観は元の革のままです。

当然ながら上部のファスナーポケットも問題なく使用できます。

 

 

 

 

 

waist bag (19)
カブセを20ミリ移動させたことがわからないように、
カブセの裏側は新しい革で作成して元の針穴を隠すように縫製しています。

 

 

 

 

waist bag (20)
マグネットの移設のためにポケットの前側にはカブセと同じ形状で革パーツを
取り付けてあります。

カブセを閉じると外観からは見えない様に工夫している他に、
マグネット取り付け部やポケット天部の強化にも一役買っています。

実はカブセ裏の革だったパーツをポケットの本体側に移設したものです。
代用の革ではありませんので違和感がありません。

改造したような違和感なくご希望のサイズに変身しましたので、
大切に長くご愛用ください。

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グッチのショルダー延長加工と内張り作成

gucci GG (1)
長年愛用されたグッチのショルダーバッグです。

 

 

 

 

 

gucci GG (2)
内張りの合成皮革は劣化が見られます。

 

 

 

 

 

gucci GG (3)
今回は赤系の色の布で内張り作成のご依頼を頂きました。

 

 

 

 

 

gucci GG (4)
ショルダーベルトの付け根は芯材がボロボロで糸もほつれています。

 

 

 

 

 

gucci GG (5)
偶然、当社スタッフと同じ身長でしたので斜めがけしてみましたが
ショルダーが短くて腰の上にバッグがあります。

お尻が隠れる位の長さに延長しながら両側の付け根も強化します。

 

 

 

 

 

gucci GG (6)
内張りと両側のショルダーベルトを取り外し作成した内張りを取り付けて組み立てます。

 

 

 

 

 

gucci GG (7)
ご依頼どおり赤い布で内張り作成しましたが、
外面のリボンの赤とマッチしていてカッコイイ!

 

 

 

 

 

gucci GG (9)
両側の付け根を強化して延長したショルダーはバッグでお尻が隠れます。

 

 

 

 

 

gucci GG (10)
使いやすくなると使用頻度も増え、これまで以上に愛着が増します。

大切に長くご愛用ください。

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GUCCI parfums セカンドバッグにファスナー

gucci parfums (1)
GUCCI parfums セカンドバッグです。
グッチ社のお家騒動で派生した(GUCCI PLUS)と同じで淘汰されたブランドです。

 

 

 

 

gucci parfums (2)
GUCCI PLUSと比較すると品質はGUCCI parfums の方が上質です。

 

 

 

 

 

gucci parfums (3)
1970年代に製造された品と推測しますが左底に型崩れが見られるだけです。
この年代の品で状態が良いのは使用頻度が少なかったと思われます。

 

 

 

 

gucci parfums (4)
天部の開閉がマジックテープで使いにくい構造のために、
使用頻度が減り良い状態を維持してきたのだと思われます。

 

 

 

 

gucci parfums (5)
しまい込まずに活用いただきたい良品ですので天部にファスナーを取り付けます。

マジックテープを取り除くと接着剤や縫製穴が残り再使用は不可能です。
マジックテープを縫い付けてある部分は構造的には内張りになる部分ですので、
簡単にファスナーを取り付けることはできません。

 

 

 

 

gucci parfums (6)
使用できないパーツを取り外しました。

 

 

 

 

gucci parfums (7)
まずは内張りになる部分を作成して縫製し、
天部のマチ部材とファスナーを取り付けます。

 

 

 

 

gucci parfums (8)
天マチとファスナーを取り付けてファスナー仕様の完了です。

 

 

 

 

gucci parfums (9)
ファスナーとマチ部材を捲り上げないと新たに作成した内張りは見えませんが、
接着剤の跡やマジックテープの縫い付け穴が残ったままでは残念ですので、
天部は全て新品パーツを作成しました。

 

 

 

 

gucci parfums (10)
今後は使用頻度も増えて便利に活用いただけます。
とても高品質なバッグですので大切にご使用ください。

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