バッグ修理受付のお知らせ

長らく受付停止でご不便をお掛けして申し訳ありません。
12月15日10時30分から宅配での修理受付を再開いたします。
受付日時になりましたら「お問い合わせフォーム」から、
メールにて御依頼ください。

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LVボストンバッグ修理


丁寧に使用されてきた印象のキーポルバンドリエールです。

 

 

 


マチに帯革があり附属ショルダーを取り付ける事が出来るのが、
キーポルバンドリエールの特長です。

最高品質時代のバッグですが製造から27年以上経過していますので、
刻印入りカシメ金具やD型金具も変色して革は劣化しています。

 

 


附属のショルダーベルトも革が劣化しています。

 

 

 


ショルダーベルトにD型金具が付いているということは・・・

 

 

 


こちらのマチは付け根革が切れています。

丈夫な最高品質時代のキーポルでも付け根革は革を折り返しただけの構造。
大きなバッグで負担が掛かる部分ですので丈夫にしたい部分です。

 

 


経年劣化で革の柔軟性が低下したヌメ革パーツを作成交換します。

 

 

 


附属パーツは購入出来ますので加工しない予定ですが・・・

 

 

 


切れたベルトを瞬間接着剤で貼り付けている状態。
切れて紛失する事を考えるとバッグに取り付けるのは不安です。

 

 

 


バラバラに解体。

丁寧に使用されていたこともありますが最高品質時代のモノグラム地は、
過剰品質と言えるほど丈夫で、さすがルイヴィトンといえる素材です。

 

 


切り取った刻印入りか締め金具は再生します。

 

 

 


南京錠と比べると音波洗浄だけでも綺麗になりましたが、
もう少し磨いて組み立てます。

 

 

 


外面のヌメ革パーツを作成交換しながら組み立て直し、
リニューアルリペア加工の完了です。

 

 

 


負担が掛かる付け根革などは内側にもヌメ革を貼り合せ、
強化芯材も挟み込んでいます。

 

 

 


ショルダーベルトの先端も革を折り返すだけでなく、
全体に強化芯材を挟み込みながら組み立てています。

 

 

 


マチの帯革も同様に。。。

 

 

 


予定外ですがネームタグのベルトを作成。
南京錠も磨いておきました。

 

 

 


買換えることが出来ない高品質時代のキーポルをより丈夫に復活させています。

 

 

 


ヌメ革は塗装加工などが施されていない素のままの革ですので、
日増しに色や消して変色します。

新品時からミンクオイルクリームなどを薄く塗り込んでおけば、
革の柔軟性を保つ効果があり取り扱いしやすいです。

大切に長くご愛用ください。

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ディオール金具修理


クリスチャンディオールのショルダーバッグです。

 

 

 


シャネルやディオールなど古いバッグに使われている事が多いロック金具。
差し込み式の金具で古くなると破損して開閉不可能になります。

 

 

 


正面の大きなロゴ金具はメッキハガレを改善させます。

 

 

 


破損したロック金具はマグネット式のロック金具に変更します。

 

 

 


擦れやすい底角には擦切れヤブレが見られますが今回は見送られました。

 

 

 


カブセの付け根もテーピング革に亀裂が発生しています。

 

 

 


カブセ折り曲げ部も亀裂や欠損が見られますので早めのメンテナンスを
お勧めします。

 

 

 


金具を取り外して再メッキします。

 

 

 


ロック金具を取り外した部分は大きな穴が空いています。
取り付け部を強化したあとマグネットロックを固定します。

 

 

 


ロゴ金具の再メッキ加工の完了です。

 

 

 


苦労しましたが凸側ロック金具もマグネットタイプに変更。

 

 

 


本体側も同様に。。。

 

 

 


機械式のロック金具に比べて破損することが少ないマグネットロックは
使いやすく長持ちします。

 

 

 


底角やカブセなど擦切れヤブレや亀裂がありますので、
丁寧に取扱いながら大切にご愛用ください。

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OLD GUCCI Repair


グッチのショルダーバッグです。

底面などの変型だけでなく塗装などの加工歴もあり、
状態が良くないバッグです。

 

 


古い品ですので素材の劣化なのか塗装のハガレなのか判断できません。

 

 

 


今回はリニューアルリペア加工を承りました。
活用には支障ないロゴマークですがメッキが剥がれていますので再メッキします。

 

 

 


負担が掛かる付け根革やショルダーベルトの先端が切れています。

切れているだけなら問題ありませんが瞬間接着剤を使用して、
革パーツだけでなく本体にも損傷を与えているようです。

 

 


反対側の付け根革も同様に。。。

バッグや財布に瞬間接着剤を使用すると修復効果よりも損傷の方が大きく、
取り返しが付かなくなります。

 

 

 


合成皮革の内張り劣化を取除いて使用されていたようです。

 

 

 


解体。

 

 

 


瞬間接着剤を使用されていた付け根革も取り外しました。

裏面と比較すると本来の革色と塗装された色が違うようです。

 

 

 


接着材で硬化した革が本体に張り付きGG地も硬化しています。

 

 

 


反対側も同様に。。。

付け根革を縫い付ける針が貫通しないほど硬化しています。

 

 

 


塗料や汚れを取除くと擦れ具合が鮮明になり本来の革色が出てきました。

 

 

 


今回は本体全体に強化芯材を入れこんで変型を補正しながら強化します。

やり過ぎのように思いますが買換えることが出来ない品ですので、
少しでも長持ちするように変型を補正しながら強化します。

 

 

 

 


付け根革を作製して縫い付け部に張り付いた硬化した革を削り取り縫製。
縫い付け部も強化していますので新品時より丈夫です。

ショルダー先端部も負担が掛かる部分ですので強化しています。

 

 


同様に。。。

 

 

 


内張りは本革で作成していますのでベタツキ劣化の心配はありません。

 

 

 


押し潰れて変型していた本体も補正し形状が復活。
何より本体強度のアップが最大のメリットです。

 

 

 


ロゴマークも再メッキして革パーツの擦れや汚れも改善しスッキリです。

本体の形状を整えながら強化して損傷を与えられた付け根革も丈夫になり、
安心して長く活用いただけます。

本来の革色に近くなりグッチらしさも戻っています。
大切に長くご愛用ください。

 

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モンソーの金具修理


ルイヴィトンのモンソーです。

 

 

 


持ち手を本体に固定する金具はショルダーベルト取り付ける事ができます。

ショルダーベルト先端のナスカン金具と持ち手付け根のD型金具は、
金属と金属が擦れ合いますので負担が掛かります。

 

 


金属と金属が擦れ合うことでD型金具は摩耗して大きく磨り減っています。

 

 

 


ショルダーベルトを使用していれば避けようが無い損傷ですが、
製造から30年以上が経過したバッグですので長持ちしていると言えます。

 

 

 


時間の問題で折れてしまいますので出来る限り丈夫に再生します。

 

 

 


金属が磨り減るほどですので部材のハガレなど各部に損傷が見られます。

 

 

 


コバ面の塗料ハガレだけでなく全体に芯材など部材ハガレが見られます。

 

 

 


モノグラム地が縮むことで部材ハガレが発生し反り返りもでます。

 

 

 


カブセ裏など各部に擦れも見られます。
表皮が剥がれると汚れや湿気を吸い込みやすくなり素材劣化が早まり心配。

 

 

 


内ポケットの中の合成皮革は劣化しています。

 

 

 


カブセを解体して金具を解体。

各部に損傷が見られる状態ですが今回は磨り減った金具再生と
本体外周のコバ面の仕上げ直しを承りました。

 

 

 


2度と買換えることが出来ない最高品質時代のバッグですが、
持ち手が大きく変型していて少し心配です。

 

 

 


金具と金具が擦れ合い摩耗することは避けようがありませんので、
磨り減った部分を少し肉厚に再生しました。

 

 

 


時間の問題で折れてしまいそうだった金具ですが、
摩耗する部分を肉厚に加工したことで安心して引き続き活用いただけます。

 

 

 


部材ハガレが見られた外周コバ面も出来る限り補修して仕上げ直しています。

 

 

 


予定外ですが持ち手のコバ面も少し改善させておきました。

 

 

 


持ち手変型や弱った折り曲げ部や劣化した合成皮革や革の擦れなど、
各部に心配な部分が残りますが最高品質時代の良いバッグですので、
出来る限り良い状態を保ちながら大切にご愛用ください。

 

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他店加工のやり直し


他店様で加工されたバッグです。

 

 

 


天部口周りのステッチが残念な状態です。

 

 

 


海外にお住まいですので、そちらでの加工による損傷でしょうか?

 

 

 


持ち手も少し残念な感じですが今回は取除きます。

 

 

 


内張りを取り外すと芯材が劣化した汚れが全体に見られました。
粉が吹き出ないように清掃しておきます。

 

 

 


残念すぎる縫製で余計な針穴が空いていた天部を1㎝ほど取除き、
天部を縫い直しました。

 

 

 


内側中央には高級マグネットロックを取り付けています。
当然ですがマグネットの開閉で負担が掛かりますので、
取り付け部の強化加工も施してあります。

 

 


両側のマチにはD型金具を取り付けました。これも良い金具です。
当然ながら負担が掛かる部分ですので強化しています。

 

 

 


加工品でしたので本来の状態はわかりませんが、
ガジガジに縫製されていた天部口周りがスッキリして、
劣化した芯材も清掃しましたので問題なく活用いただけます。

大切にご愛用ください。

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