バッグの型崩れ

a.testoni (1)
テストーニのバッグです。

 

 

 

 

 

a.testoni (2)
丈夫な革で作成された良い時代のバッグですが大きな型崩れが見られます。

持ち手の取り付け部やファスナーの開閉で負担が掛かる本体の上部には、
芯材が入れ込んでありますが全体には芯材がない構造のようです。

 

 

 

 

 

a.testoni (3)
後面も同様に大きく変形しています。

 

 

 

 

a.testoni (4)
底角の擦れ具合から、とても丁寧に愛用されている印象です。

 

 

 

 

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持ち手の擦れからも、しまい込まずに活用していたことがわかります。

 

 

 

 

 

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合成皮革の内張りを解体して変形型崩れを出来る限り整えます。

 

 

 

 

 

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前後面の補正加工の完了です。

 

 

 

 

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底角付近やマチ部も改善しました。

 

 

 

 

a.testoni (9)
同様に。。。。

 

 

 

 

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底角4角の擦れも補修補色加工しました。

 

 

 

 

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持ち手のコバ面も仕上げ直しました。

 

 

 

 

 

a.testoni (12)
大きな型崩れが前後面にあり持ち歩きにくい状態でしたが、
見た目だけでなく強度もアップしていますので安心です。

持ち手が倒れる構造ですので本体に持ち手の圧し型が付かないように、
保管時も気を付けて大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索