ルイヴィトンの書類ケース(M51801)とキーケースとダミエ財布です。
使い込まれた4連フックのキーケース。
今回は紛失されたフックの取付けです。
折り曲げ部4か所はホツレが見られコバ面の塗料も剥がれています。
同様に。。。。
綺麗な状態のダミエ財布ですが・・・・
合成皮革の内部材は劣化していて使用不可能です。
札入れ部も同様に。。。。
ポケットも同様に。。。。
対面の革素材に色移りもありリニューアルリペア加工を施します。
年代物の書類ケース(M51801)も合成皮革素材がベタベタ。
内部材の作成交換は本体を大きく解体する加工が必要で手間が掛かります。
取り外したファスナーも開閉困難なほどベタツキ汚れが付着しています。
新品ファスナーへの交換の許可も頂いているのですが、
当時のファスナーは高品質で雰囲気も良いので出来れば再利用したいところです。
現行ファスナーに交換してしまう方が楽はできるのですが、
良いパーツだけに葛藤があります。
ダミエ財布もバラバラ。
色移りは取り除くのが大変。
リニューアルリペア加工ですので折り曲げ部なども内部材の革を剥がして、
強化芯材を入れ込みます。
4か所とも同様に。。。。
ベタツキ劣化しない本革で内部材を作成交換しながら各部に強化加工を施し、
リニューアルリペア加工の完了です。
コバ面も仕上げ直し、傷みやすい折り曲げ部は丈夫に強化しています。
金具一式の交換もお勧めしましたが今回はフック部のみ交換しました。
ホツレ部の縫い直しやコバ面も仕上げ直しています。
反対側も同様に。。。。
書類ケースも劣化した合成皮革は本革で作成交換しましたので、
ベタツキ劣化の心配はありません。
年代物の良い品でしたのでファスナー交換せずに元のパーツを再製しました。
外周のコバ面も仕上げ直し引き続き活用いただけます。
丁寧に活用すれば3点とも、まだまだ活躍してくれる状態に復活しています。
大切に長くご愛用ください。
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