内側の状態も問題ないように見えます。きれい!
内ポケットのファスナーを開けてみると・・・合成皮革の劣化によるベタ付きです。
バッグ本体を解体していかなくては内ポケットの内張り交換はできません。
内ポケットを縫い付けてある部分をほどいてみると・・・
ステッチの一番上の負担がかかる部分は両サイド一目づつT字に縫い付けてありました。
ほとんどのバッグは縦に縫うだけですが、この一手間が重要です。
1995年に作成された16年前のバッグですので現行品とは比べ物にならない造りです。
劣化した合成皮革は取り外して、代用の本革で内張りを張り替えます。
本革で作成しましたのでベタ付きが出ることはありません。
使われている素材や一流職人の技術などが素晴らしバッグです。
僅か15~20年前にさかのぼるだけで、このような一流のバッグを生産していたんです。
スーパーブランドと言われる各メーカーはもう一度、品質を見直すべきです!
今のところ、このような本来のブランドバッグを購入するのは困難です。
是非、大切にご使用ください。
by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索