2012年5月29日のブログでご紹介したクロコダイルのバッグです。
https://brand-repair.com/brandbag-doctor/クロコ・ワニ革バッグの補修補色加工
前回の記事では重傷だった底角付近を補修しましたが、
重傷だった部分が綺麗になると他の箇所も気になるもので・・・・
各所にこのような擦れ傷がありますが、前回の記事を参照ください。
内側やベルトの裏側などワニ革でない部分の擦れ傷もあります。
全体的に補修補色加工を施しました。
スレスレだったカブセ天部やマチの天部も綺麗になっています。
この辺りも全体的に色剥がれしていた部分ですが本来の姿に!
傷みやすい箇所なんで損傷が重傷だった持ち手も綺麗でしょ!
予定外の内側も補色加工してあります。
たとえば、汚れた車を洗車してワックスをかける時に車の四隅だけ綺麗に磨いても、
汚れた車は綺麗にみえません。
使い込んだバッグはご本人が気にしてなくても全体に小傷がついています。
一番ひどい部分だけ綺麗にすれば2番目に重傷だった箇所が1番に繰り上がり目立ちます。
まだ新しい品を突然、汚したり傷つけてしまうなどのトラブル時に
部分補修加工は有効な手段です。
長年使い込まれたものを綺麗にしたい時は、全体的にケアすることが得策です。
当社ではバッグや財布を現品診断して最良の加工内容をご提案しています。
「追加でポテトも、いかがですか?」みたいな売上アップのためのご提案はしていません!
修理する必要のないものや大切でない品は修理をおすすめしていませんので、
結果的に修理を承る数よりも、お断りする事の方が多くなってしまいます。
大切に長く愛用したいと思える品に出会える機会は多くないはずです。
修理して使い続けたいと思える大切な品でしたら当社のアドバイスを
参考にしていただけると幸いです。
by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索