1997年に製造されたルイヴィトンpochette-homme エピのセカンドバッグです。
高品質時代に作成されたバッグで未使用に近い状態です。
前面ポケットの内張りです。
使用しなくても傷んでしまう合成皮革素材は劣化してベトベト。。。
同じ素材が使用された内ポケットも同様の状態です。
全体を大きく解体しなければ内張りの交換はできません。
劣化した合成皮革は張り替えれば綺麗になりますが、
ベタつき汚れは別の部材にまで付着してこびりついています。
前面部材のポケットを解体すると・・・
ベタつき汚れが大量です。
合成皮革が劣化した状態で長く放置しておくと他の部分にまで悪影響が及びます。
こびりついた汚れを取り除くには手間ひまがかかりますが、
ベタベタしていますので、このまま放置することはできません。
ベタツキ劣化しないように本革素材で内張りを張り替えて組み立て直します。
内ポケットも同様に。。。
ベタツキ劣化した合成皮革の内張り交換の完了です。
内ポケットも同様に。。。。
「元通りに組み立て直す」、言葉にすれば簡単ですが、それができれば一人前です。
コバ面も綺麗に仕上げ直しています。
合成皮革素材は無くなりベタツキ劣化することはありませんが、
2度と新品購入出来ない品質の良いバッグですので、
しまい込むことなく長く大切に活用ください。
by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索