モンソーのベタ付き


1993年9月にフランスの工房で作成された最高品質時代のモンソーです。

 

 

 

 


外周コバ面の塗料が劣化してベタベタしています。

 

 

 

 


保存袋の繊維がコバ面に付着しています。

 

 

 

 


コバの塗料は全て取り除いて仕上げ直しが必要です。

 

 

 

 


内ポケットの中の合成皮革素材も劣化してベタベタです。

 

 

 

 


内ポケットの中の張替交換のためには大きく解体が必要。

 

 

 

 


本革で内張り作成交換の完了です。
ベタ付き汚れが付いたファスナーも交換しました。

 

 

 

 


コバ面の仕上げ直しも完了です。

 

 

 

 


年代を考えると奇跡的とも言えるほど状態の良いモンソーです。

合成皮革素材は無くなりベタ付き劣化の心配はなくなりましたので、
大切に長くご愛用ください。

 

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シャネル再メッキ


布素材と革素材のマトラッセ シャネルのチェーンショルダーバッグです。

 

 

 

 


布素材マトラッセのココマークはメッキの剥がれだけでなく、
金具素材が腐食しています。

 

 

 

 


裏側の金具も同様に。。。。

よほど保管環境が悪いか、雨で濡れたか、クリーニングなど洗濯が原因です。

 

 

 

 


ロック金具もサビが酷く、素材が腐食しています。

この金具は直営店など他店様で代用金具に交換されています。

 

 

 

 


チェーンショルダー金具もメッキが剥がれ錆も少し見られます。

 

 

 

 


合成皮革の内張りや芯材の状態から、やはりクリーニングされたかな?

 

 

 

 


布製のマトラッセは腐食した金具類を研磨加工や再メッキ加工で、
出来る限り改善させながらチェーンの中革は作成交換します。

 

 

 

 


革のマトラッセは金具の腐食は見られませんがメッキが剥がれています。

 

 

 

 


年代物で金具の仕様も古く加工が難しい品です。

 

 

 

 


再メッキ加工のためには金具を解体する必要があります。
こちらのバッグは金具の腐食はなく水濡れした痕跡はありません。

 

 

 

 


チェーンは金色が無くなるほどメッキが剥がれています。

 

 

 

 


底角など各部に表皮が剥がれて革の繊維が露出した擦れが見られます。

 

 

 

 


同様に。。。。

 

 

 

 


この辺りも擦れやすい部分です。

 

 

 

 


芯材の影響で当たりが強い部分も擦れやすく傷みやすい部分です。

 

 

 

 


カブセを開くと引っかき傷が全体に見られます。

内側のカブセと比較するとマトラッセ加工(キルティング)された外面は、
全体に色褪せしています。

 

 

 

 


外カブセの裏側も同様に。。。。

今回は外面のクリーニングと補修補色加工と金具類の再メッキです。

 

 

 

 


汚れを取り除くと擦れ具合が鮮明です。

 

 

 

 

 


同様に。。。。

 

 

 

 


後面もスレスレ。

 

 

 

 

 


放置できなくてカブセ裏も・・・・

 

 

 

 


同様に。。。。

 

 

 

 


金具類は取り外して再メッキ加工します。

 

 

 

 

 


こちらは布製マトラッセのココマークですが、
錆などを取り除いても素材まで腐食しているのがわかります。

 

 

 

 


裏面も半分だけ磨いてみましたが重症。
出来る限り研磨して再メッキします。

 

 

 

 


サビサビでカビが生えたように腐食したココマークですが、
出来る限り改善させました。

 

 

 

 


裏面金具も同様に。。。。

 

 

 

 


チェーンもゴールドになり中革は本来の三つ折り構造で作成しています。

 

 

 

 

 


本革のマトラッセも補修補色加工と再メッキの完了です。

 

 

 

 


本金メッキでピカピカです。

 

 

 

 


予定外ですがカブセ裏も改善させました。

 

 

 

 


スレスレで毛羽立った底角も同様に。。。。

 

 

 

 


後姿もシャネルらしく復活。

 

 

 

 


持ち歩きにくい状態でしたが金具類が改善するとシャネルらしさが復活します。

年代物だけに良い素材で丁寧に作成されたバッグですので、
出来る限り丁寧に取り扱いながら大切に長くご愛用ください。

 

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革劣化したシャネル


全体に色褪せや擦れが見られるシャネルのマトラッセ ショルダーバッグです。

 

 

 

 

 


色褪せや汚れだけでなく擦れが激しく表皮が剥がれて革が劣化しています。

 

 

 

 

 


底角も同様に。。。。

 

 

 

 


全体的に表皮が剥がれています。

 

 

 

 


後面のポケットは起毛革のような状態です。
重症患者が多い当社でも、ここまで酷い状態のマトラッセは稀です。

 

 

 

 


天部も素材の劣化が見られます。
高品質時代のバッグだけに、もっと早い段階でメンテナンスしていればと・・・

 

 

 

 


天部の革が劣化して亀裂が発生するほど素材自体が劣化しています。

 

 

 

 


反対側も同様に。。。。

 

 

 

 

 


クリーニングや補色加工で亀裂や擦り切れが回復することはありません。

 

 

 

 


カブセに隠れる部分も全体的に表皮が剥がれています。

 

 

 

 


この辺りはチェーンショルダーで擦れるので損傷は避けられない部分です。

 

 

 

 

 


外面の黒革部を補修補色加工しますのでパーツを取り外しました。

 

 

 

 


チェーンはメッキ加工が必要ですので傷んだ中革も作成交換します。

 

 

 

 

 


マチや底角と比較すると綺麗に見えていた正面も、
汚れを取り除くと重症であることがわかります。

 

 

 

 

 


ココマーク金具を取り外した部分だけが黒であることがわかります。

 

 

 

 

 


キズや擦れや汚れだけでなく素材の劣化もあり手遅れとも言える状態です。
ノークレーム加工を了承いただきましたので出来る限り改善させてみます。

 

 

 

 


亀裂からはボール紙の芯材も見えています。
もっと早い段階でメンテナンスしていれば解体して芯材交換も選択できましたが、
解体して組み立て直すことも難しい状態です。

今回は出来る限り見た目を改善させる方向で作業します。

 

 

 

 

 

 


外面の黒革部のクリーニングと補修補色加工の完了です。

 

 

 

 


天部の亀裂も補修加工で整えてチェーン金具も本金メッキでピカピカに。。。。

 

 

 

 


表皮が擦れや劣化で剥がれたマチも黒に復活です。

 

 

 

 


角部も同様に。。。。

 

 

 

 


同様に。。。。

 

 

 

 


残念すぎる状態だった後面も改善しています。

 

 

 

 


使用されていたのが不思議なくらい残念すぎる状態でしたが、
活用いただける状態に回復しました。

再メッキ加工や補修補色加工などで見た目は改善しましたが、
長年使用されてきた素材が強度アップしたわけではありませんので、
丁寧に取り扱いながら現状を保つことが重要です。

これまで頑張ってくれたバッグですので、
今後は労わりながら大切にご愛用ください。

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エピ小銭入れ


ルイヴィトン エピのコインケースです。

 

 

 

 

 


カブセの折り曲げ部は鋭角に曲がり革が擦り切れて穴がいています。

 

 

 

 


ホコリが溜まりやすいマチは白っぽく見えます。

 

 

 

 


2002年2月製造のコインケースで15年以上が経過した品ですので、
各部に損傷が出るのはしかたないのですが・・・・

 

 

 

 


ミシン目が切り取り線の様に大きく裂けています。

 

 

 

 

 


解体して内張りを剥がして内側から復元強化加工を施します。

 

 

 

 


カード類の詰め込み過ぎると出やすい損傷ですが・・・・重症すぎます。

 

 

 

 


大きく裂けた部分を強化しながら再生して後は縫製すれば完了です。

 

 

 

 

 


ここで、作業中に半年ぶりのメールを頂戴しました。

大きく裂けた部分だけでなく底角や折り曲げ部の擦り切れヤブレなど、
全体的な加工に変更したいとのことです。

「加工している様子をどこかで見られているのか?」と思うほどのタイミングです。
財布が持ち主にテレパシーを送ったのでしょうか?

ご主人様にプレゼントした大切な品とのことです。

 

 

 

 

 


加工完了寸前でしたが全体を解体してリニューアルリペア加工を施します。

 

 

 

 

 


折り曲げ部や底角には擦り切れヤブレが見られます。

 

 

 

 

 


同様に。。。。

 

 

 

 


同様に。。。。

 

 

 

 


解体してみるとマチ部材にも亀裂が・・・・

 

 

 

 


マチの中央天部に・・・・

 

 

 

 


薄い革を張り合わせたマチ部材を解体して強化芯材を挟み込みます。

 

 

 

 


各ポケットも内張りを剥がして強化。

 

 

 

 


コインケース自身が持ち主に送った救済要請テレパシーで、
ヤブレや擦り切れが改善して強度アップしながらリニューアルリペアの完了です。

 

 

 

 

 


負担が掛かるマチ部材も丈夫になり亀裂も再生。

 

 

 

 

 


擦り切れ穴も改善させながら強化しています。

 

 

 

 

 


弱った芯材も交換して合成皮革の内張りは本革で作成交換しています。

大きく裂けていた部分もわからなくなっていますので、
強化されたコインケースを少しずつ馴染ませながら大切に長くご愛用ください。

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(お手紙紹介です)

レザークリエーション様

ご連絡遅くなりまして申し訳ございません。 お品物受け取りました!
3点ともとても綺麗になって戻ってきて本当に感謝です。

特にエピの小銭入れはあんなに裂けていたとは思えなく新品かの様な仕上がりでした。
諦めるしかないと思っていた物でしたので
感謝の気持ちでいっぱいです。主人も大変喜んでおりました。

また急な修理依頼の変更申し訳ございませんでした・・・。
どのお品もこれからはお手入れもこまめにしながら大切に使わせて頂きます。

本当にありがとうございました。
また何かございましたらご連絡させて頂くと思いますがどうぞよろしくお願い致します。

 
北海道 M 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
いずれの品も丁寧に取り扱えば長く愛用できる状態です。
大切にご愛用ください。

グッチの内張り交換


年代物のオールドグッチのショルダーバッグです。

 

 

 

 


負担が掛かる付け根革は芯材が切れていますので強化加工が必要です。

 

 

 

 


こちら側も同様に。。。。。

 

 

 

 


バックル金具の付け根にも亀裂を発見しました。
芯材は繋がっているので使用可能ですが・・・・

 

 

 

 


バックル金具を取り外すと尾錠穴をご自身で追加されていることがわかります。
アイスピックなどのようなもので無理やり穴開けしたようです。

 

 

 

 


内張りは合成皮革素材ですが今回は赤い布で作成交換を希望されています。

 

 

 

 

 


オールドグッチのタグは再利用しながら赤い布で作成交換します。

 

 

 

 

 


本体よりも前ポケットの内張り交換の方が難易度が高くなります。

 

 

 

 


バラバラ。

 

 

 

 


付け根革を縫いつけている部分には亀裂が見られます。

 

 

 

 


付け根革だけの強化だけでなく縫い付け部も強化加工が必要です。

付け根革に隠れているので見えない部分ですが、
このまま使い続けるとミシン目が切り取り線の様に破れて外れてしまいます。

 

 

 

 

 

 


オールドグッチのタグを残しながら丈夫な赤い布で内張り作成の完了です。

ご依頼通り、ファスナーも金属エレメントに変更しながら、
小さく使いずらい引手を革で作成して耐久性と高級感アップしています。

 

 

 

 


前ポケットも同様に。。。。。

 

 

 

 


付け根革や縫い付け部の強化完了です。
ご依頼通り、ショルダーベルトが取り外し可能なようにナス管金具を追加しています。

 

 

 

 


予定外ですが切れていたバックル付け根も復元強化加工を施し、
ご自身で追加した穴も綺麗に整えておきました。

 

 

 

 


同様に。。。。

 

 

 

 


ショルダーベルト先端や付け根革から取り外したボール紙の芯材や、
劣化した合成皮革の内張りは長年頑張ってくれましたが、お役御免です。

 

 

 

 


小さめの本体ですのでショルダーベルトが取り外し可能になったことで、
ポーチとして活用することも可能になりました。

負担が掛かる部分や劣化した内張りが丈夫に改善したことで、
オールドグッチも、まだまだ活躍してくれます。

大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

レザークリエーション様

ご連絡遅くなりまして申し訳ございません。 お品物受け取りました!
3点ともとても綺麗になって戻ってきて本当に感謝です。

特にエピの小銭入れはあんなに裂けていたとは思えなく新品かの様な仕上がりでした。
諦めるしかないと思っていた物でしたので
感謝の気持ちでいっぱいです。主人も大変喜んでおりました。

また急な修理依頼の変更申し訳ございませんでした・・・。
どのお品もこれからはお手入れもこまめにしながら大切に使わせて頂きます。

本当にありがとうございました。
また何かございましたらご連絡させて頂くと思いますがどうぞよろしくお願い致します。

北海道 M 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
いずれの品も丁寧に取り扱えば長く愛用できる状態です。
大切にご愛用ください。

Jacques le Corre


Jacques-le-Correのバッグです。

特殊な素材で色剥げや色落ちが避けられないため、
各部に擦れや色落ちが見られます。

 

 

 

 

 


硬い底板の角の当たりが強いために革が擦り切れて穴が空いています。

 

 

 

 


こちらは擦り切れ穴から中の黒い底板が見えています。

 

 

 

 


底鋲金具が抜けてグラグラの箇所も・・・・

 

 

 

 


パイピング革が擦り切れて芯材が露出した部分も・・・・

特殊素材で修理を受け付けてくれるところも少ないためか、
各部の損傷が残念すぎる状態まで悪化したバッグです。

 

 

 

 


各部に表皮が剥がれて黒くなった部分も・・・・

 

 

 

 


この辺りは色剥げが大きく、下地の黒色が目立ちます。

 

 

 

 


持ち手は全体的に表皮が剥がれて手の脂分や汚れが染み込んでいます。
基本的に染め直しは不可能な素材ですので作成交換が必要です。

 

 

 

 

 


引手革も手で触る部分ですので色剥げが見られます。

 

 

 

 

 


空の軽い状態のバッグを持ち上げても本体が吊り上り変形してしまいます。

軽い状態でも本体天部よりも付け根革が上になるほどですので、
この辺りも改善させておかないと耐久性が心配ですし、
荷物を入れて持ち歩くと、もっと大きく変形してカッコ悪いです。

 

 

 

 


底面の擦り切れ穴や底鋲の付直しなど内張りの解体が必要です。

 

 

 

 


内張りは布素材ですが色が剥がれる特殊な素材です。
ブランドのロゴだけでなく全体をプリントしているのでしょうか?

 

 

 

 


底鋲金具の取りつけ脚の部分も当たりが強くなるため布地が黒くなっています。

ゴールド革の外面も取り扱いが難しい特殊素材ですが、
内布も黒い布にプリントしたような特殊素材です。

 

 

 

 


内張りは本体と縫い合わされた構造ですので大きく解体が必要です。

 

 

 

 

 


付け根革付近の強化のために天部を解体。

 

 

 

 


底板の加工や擦り切れ穴の補修のために底面も解体。

 

 

 

 


底面の擦り切れ穴やパイピングのヤブレを補修しながら色剥げも改善させました。

 

 

 

 


底鋲金具も固定し直しています。

 

 

 

 

 


今回は色落ちを抑えるコーティングだけの予定でしたが、
大きく色剥げして黒くなった部分も改善させておきました。

 

 

 

 


スレスレだったこの辺りも同様に。。。。
バッグを持ち上げていますが強化加工で本体の変形も抑えられています。

 

 

 

 


黒くなっただけでなく手の脂分や汚れでベタベタした持ち手も補色してみました。

加工する前からわかっていたことですのでお伝えしていましたが、
ベタベタ感が強くなるだけで改善しませんでした。

 

 

 

 

 


丈夫な芯材を使用しながら代用素材で持ち手は作成交換しました。

 

 

 

 


全体的にコーティングして色落ちを抑える加工を施しています。

 

 

 

 


便利に使えるバッグですが外面も内布も良い状態を保つのが難しいバッグです。

丁寧に取り扱う以外に良い状態を保つ方法はありませんので、
工夫しながら大切にご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

レザークリエーション様

連絡が遅くなりましたが、無事を受け取りました。

これまで革製品の扱い方を知らず、ボロボロになるまで酷使してきましたが、
また活用できるようにして頂き、本当にありがとうございました。
今後は丁寧に取り扱い、末永く活用できるように大事にしていきます。

東京都 T 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
ヴィトンの財布以外は良い状態を保つのが難しい素材ですが、
工夫しながら大切に長くご愛用ください。