バレンティーノ・ガラバーニの修理

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バレンティーノ・ガラバーニのトートバッグです。

 

 

 

 

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前面は大きなリボンを巻いたようなデザインです。

特に問題のない状態に見えますが・・・・

 

 

 

 

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両側の持ち手とも芯材が切れて、限界を迎えているようです。

 

 

 

 

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付け根付近も同様に。。。

 

 

 

 

 

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持ち手をバッグから取り外して、両側の持ち手から芯材を取り外します。

 

 

 

 

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持ち手の芯材は厚紙です。

 

 

 

 

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表面の合成皮革の素材とボール紙の芯材の厚みを比較すると、
持ち手は紙の強度でもっていた感じです。

 

 

 

 

 

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パキパキに硬化して折れた紙芯を取り外し本革と強化芯に交換します。

 

 

 

 

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新品時とは比べ物にならない強度と耐久性で仕上がりました。

 

 

 

 

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丈夫に作成されたバッグとは呼べないイタリーらしい構造ですが、
デザインの可愛さと使いやすいサイズでお洒落に活用できるバッグです。

大切に愛用ください。

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ルイヴィトン ノエ 底角の修理

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ルイヴィトンのノエです。

 

 

 

 

 

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長年のご使用で底角は擦り切れて穴が空いた状態です。

 

 

 

 

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こちらの角も同様に。。。

 

 

 

 

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長年頑張ってくれたヌメ革パーツですし他のパーツの状態を考えると、
この部分を新しい革で作成して安心して使用できる状態に復活させるのも一考ですが、
今回はパーツ交換しないで底角の復元強化加工を承りました。

 

 

 

 

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本体から底部のヌメ革パーツを取り外して内側から強化して縫い直しています。

 

 

 

 

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同様に。。。

 

 

 

 

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擦り切れて穴が空いた部分は見えなくなり、底角は内側に強化加工を施しています。
しかし、長年酷使してきたヌメ革は交換していませんので、
これまで以上に大切に使用しながら良い状態をキープしてください。

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ルイヴィトン エピのミニサンクルーの内張り修理

lv mini saint cloud (1)
ルイヴィトン エピのミニサンクルーです。

 

 

 

 

lv mini saint cloud (2)
小さなショルダーバッグですが後面に大きなポケットがあります。

 

 

 

 

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こちらは内ポケットですが合成皮革の内張りが劣化しています。

 

 

 

 

lv mini saint cloud (4)
後面ポケットと内ポケットの内張りを交換します。

 

 

 

 

lv mini saint cloud (5)
内ポケットの劣化が激しく本体に色移りしています。

合成皮革を取り除き汚れをクリーニングした後、本革で張り替えます。

 

 

 

 

lv mini saint cloud (6)
解体してみないとわからなかった部分ですが、
しっかりと縫製されずに縫い外れていた部分がありました。

この辺りも修正しながら組み立て直します。

 

 

 

 

lv mini saint cloud (7)
元々ショルダーベルトが短いモデルですが、ご依頼通り一つ穴を増やします。

 

 

 

 

lv mini saint cloud (8)
等間隔で穴を一つ増やしましたが、この位置が違和感の出ないギリギリですね。

 

 

 

 

lv mini saint cloud (9)
シンプルに見えるバッグですが本来のルイヴィトンらしい作り込みで頑丈です。
このバッグの品質で大量生産できる工房は現在でも実在するのでしょうか?

大切にご使用ください。

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フェラガモ財布のリボン交換と修理

Salvatore Ferragamo (1)
定番のリボンが付いたフェラガモの財布です。

 

 

 

 

 

Salvatore Ferragamo (2)
ロック金具に付いたリボンは擦れや汚れが目立ちます。

 

 

 

 

Salvatore Ferragamo (3)
ロック金具の板バネが出すぎです。
新品時の板バネでしょうか???

 

 

 

 

Salvatore Ferragamo (4)
突き出た板バネで指先を怪我する可能性もありますので加工します。

 

 

 

 

Salvatore Ferragamo (5)
小銭入れの右マチですが変な折りたたみシワが付いています。
一度変な癖が付いてしまうと自然には元には戻りません。

 

 

 

 

 

 

Salvatore Ferragamo (6)
折り曲げ部には擦り切れ穴も見られます。

 

 

 

 

Salvatore Ferragamo (7)
リボンを取り外し、両側の折り曲げ部と小銭入れのマチを解体しました。

 

 

 

 

Salvatore Ferragamo (8)
こちら側の折り曲げ部は穴あきはないようですが傷みやすい部分ですので、
両側の折り曲げ部とも強化芯材を入れ込んで組み立て直します。

 

 

 

 

Salvatore Ferragamo (9)
本体に付いた板バネの跡型と比較すると短く加工されているのがわかりますが、
まだ、少し出っ張っていますので正面からは見えないくらいに加工します。

 

 

 

 

 

Salvatore Ferragamo (10)
変な折れシワが付いていたマチですが・・・・

 

 

 

 

Salvatore Ferragamo (11)
正常なラインで折れ込むようになりました。

 

 

 

 

Salvatore Ferragamo (12)
折り曲げ部も強化されリボンも新しくなり板バネも外観から見えないように加工しています。

とても丁寧に使用されていますので引き続き大切に愛用ください。

 
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エルメス ベアン長財布のリニューアルリペア加工

hermes old beant (1)
エルメスのベアンですが有名人のサインが大きく書かれています。

サインした人の事もありますのでサインの全体像は掲載できませんが、
取り除くとなると汚れでしかありません。
油性マジックインキで故意に書かれて数年経過していますので、
インクが革に染み込んで汚れと考えると最悪な状態です。

 

 

 

 

hermes old beant (2)
外面は手垢汚れや色あせや擦れ傷もあり、サインがなくても重症です。

 

 

 

 

hermes old beant (3)
ベロ革は糸がすり切れ付け根のループも切れる寸前です。
本体は元の色がわからないほど汚れていてエルメスとは呼べない状態ですねぇ~

 

 

 

 

hermes old beant (4)
折り曲げ部は素人加工で縫い直しされています。
縫い穴が広がったり増えたりしてサイン汚れ同様、人為的な損傷は修復が困難です。

今回は全体を解体してリニューアルリペアで各部を強化し組み立て直します。

 

 

 

 

 

hermes old beant (5)
いつものように解体からスタート。

 

 

 

 

hermes old beant (6)
革の色が抜けるほどの加工を施してもサイン汚れは完全に取れません。
ボールペンやマジックの汚れの難易度が理解いただけると思います。

 

 

 

 

hermes old beant (7)
ベロ革を縫い付けていた部分が本来の色のようです。
汚れや擦れの状態の酷さがわかります。

 

 

 

 

hermes old beant (8)
内部材と比べても同じ革には見えません。

 

 

 

 

hermes old beant (9)
各ポケットは0.2ミリ程度しかない薄い革の内張りを破らないように剥がします。
この工程が簡単でリスクがなければ、どこの修理屋でも同じ加工が可能なはずです・・・

 

 

 

 

hermes old beant (10)
危険を承知で内張りを剥がすのは強化芯材を入れ強化するためです。

各部を強化しながら美観も整えて組み立て直す、
究極の修理が「リニューアルリペア加工」です。

 

 

 

 

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サイン汚れも消えリニューアルリペア加工の完了です。

 

 

 

 

hermes old beant (12)
小銭入れの中までピカピカ。

 

 

 

 

hermes old beant (13)
ベロ革も芯材交換でスッキリ!
切れかけていたループ革も復元強化加工で安心です。

 

 

 

 

hermes old beant (14)
他人なら触るのも戸惑うほどの状態でエルメスとは呼べない状態でしたが、
見た目も整い各部も強化されて丈夫になって復活しています。

お気に入りの財布は使用頻度が高く、日増しに損傷が増えてしまいます。
しかし、使い慣れた財布は手放せなくてメンテナンスが遅れてしまいがちです。

全体の補修補色加工・コバの仕上げ直し・各部の強化加工・全体の縫い直しなど、
出来る限りの加工を施すリニューアルリペア加工ですが、
状態が悪化してから施すよりも早めの加工が最善で良い状態を保てます。

どんな修理でも早めにメンテナンスすることが大切です。

 

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エルメス小物類のクリーニング加工

hermes cleaning (4)
HERMESの小物たちですが、全ての品に大きくサインが入っていました。
当然、油性のマジックインキで書かれたサインは時間経過もあり、
革の繊維まで染み込んでいますので革色まで抜き取るように取り除いています。

 

 

 

 

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ペンケースにはボールペン汚れも数箇所に見られます。

 

 

 

 

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こちらも、同様に。。。。
常識的には僅かなボールペン汚れだけでも革クリーニングは困難です。

 

 

 

 

hermes cleaning (4)
油性マジックのサインを取り除くと革を染めた色まで抜き取る位の加工が必要です。

大きなサインが書かれた状態では使用するのが困難ですが、
色が抜けた状態でも使用はできませんので、
それぞれの素材や色に合わせて染め直します。

 

 

 

 

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大きなサインと同時に汚れや擦れ傷も綺麗になりました。

当社では汚れなど(今回はサインが主)を取り除き下地を整えて染め直し加工ていますが、
下処理加工は省略して汚れの上から塗料を塗り、汚れを見えなくするだけの修理店が多いです。
一時的には綺麗に見えますが薄い塗膜の下には汚れが全て残っていますので・・・。

 

 

 

 

hermes cleaning (6)
サインだけでなくボールペン汚れが多数あったペンケースですが、
角部の擦れ傷も含めて綺麗に復活しています。

一枚目の画像にあるオータクロアやベアンの加工は、後日紹介する予定ですが、
加工箇所であるサインを撮影できないので掲載は難しいかなぁ~

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