コーチ・トートバッグのショルダー付け根革の修理


コーチのトートバッグです。

内側のマチの天部にショルダーベルトを取り付ける付け根革があります。


ご自身で付け直した加工傷があります。

素人加工で修理したものの、すぐに外れてしまった様です。


こちら側は外れていないようですが、恐るべし素人加工!です。

ピンクの内布にもダメージを与えて損傷を悪化させています。


取り外してみると黒い革部分には余計な縫い穴が多数増え、内布も破れています。


反対側も同様の状態です。

損傷を与えることなく修理することは容易ではありません。
プロの業者でも損傷を与えず加工できる業者は多くありませんので、
素人修理は不可能に近いものです。


付け根と内布を復元強化加工したあと付け根革をしっかりと縫製しました。

中国製のコーチは損傷がでるのも仕方ないのですが、
素人修理で損傷を拡大させると取り返しがつかないこともあります。

余計な出費にも繋がりますので「餅は餅屋に任せるのが無難」です。

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セリーヌ・ベルトの延長加工


セリーヌのベルトです。


延長加工を施すのですが金具でジョイントされたデザインですので、
一か所で延長するとバランスが崩れてしまいます。


全長が65センチしかないので、今回は10センチ延長加工します。

バックル付け根のループ革も弱っていますので裏面から本革を張り合わせて
付け直します。

 

 

 

 

 


バックルが中央にくるのは当然ですが、サイドのジョイント金具も
それぞれ、バランスよくなるように4センチと6センチを2か所に延長加工しました。

背中部分のベルトを作成することも思案しましたが
オールドタイプのセリーヌの刻印を残すことと、当時の素材を
取り除かない事を優先しました。

 


フランス在住のお客様のご依頼で
オイルサーディンの缶詰をプレゼントしていただきました。

 


魚の大きさが日本のオイルサーディンの3倍くらいあり、美味しかったです。

ありがとうございました!

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ダンヒル・セカンドバッグのストラップ修理


ダンヒルのセカンドバッグです。

 

 


本体のマチに取り付けられたストラップの付け根革が切れています。

ファスナーや内張りなどを解体して付け根革を取り外し復元強化加工します。


本体マチと付け根革をそれぞれ強化して縫製してあります。
新品時より頑丈になっていますので安心です。


裏側から見ても、切れていたことは分からなくステッチ穴のズレもありません。
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ルイヴィトンのフォトケース M58817 の修理


ルイヴィトンのフォトケース M58817 です。


大切な写真を持ち歩くためのケースです。

このアイテムをお持ちの方は多くないと思います。


ミシン目が切り取り線のようになりポケットの上部が裂けています。

財布などでも頻繁にあるトラブルですね!

スナック菓子などの袋も切り込みの付いた「開け口」から開封するのが容易なように
ミシン目も少しの切れが発生すると簡単に大きく破れてしまいます。
大きな損傷になる前に少しの切れでも対策をとる方が無難です。

 


解体して裏側から見てみると補強芯などは無く、
内張りの合成皮革もステッチのラインまで寸法が足りていないようです。


補強芯を入れ込むために合成皮革の内張りを剥がしてみましたが・・・・


合成皮革が劣化していてポロポロと表面が剥がれてきますので、
ポケット全体を取り外しました。

風通しの悪い中央の底あたりは、すでに劣化してべた付いていたようです。


破れた部分の復元強化加工だけでなく、内張りを本革に交換します。


コバ面も仕上げなおして完成です。

取り外したポケットは破れていた部分だけでなく全体的に強化してあります。


今回は片面のみ本革に交換していますので大切な写真は本革内張りのポケットを
ご使用ください。

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ルイヴィトン・ボヤージュの修理

 
ルイヴィトンのボヤージュ voyage m60119 です。

外周ファスナーが底面を回り込む構造です。
 
中身を詰め込み過ぎると自然にファスナーが開いてきてゾッとすることがあります。
 
内側の合成皮革素材は劣化していてベタベタです。
 
いつものように、バラバラに解体しました。
 
合成皮革はべた付き劣化しないように本革に交換します。
 
劣化した合成皮革のべた付き汚れが本革部材に付着して色移りしています。
この汚れを取り除くのが大変なんです・・・・
 
油断していましたがカードポケットの内張りも合成皮革なんで6か所とも交換が必要です。
 
合成皮革素材を全て剥がし取ったところです。
ここまで解体して、これから作業の本番です。
 
汚れを取り除き、合成皮革を本革に交換して組み立てました。
 
持ち手を固定しているループ革は接着されているだけで、
持ち手が外れるトラブルが多いので持ち手を金具で固定しています。

ショルダーベルトを取付けることが可能ですのでポシェットにもなりそうです。
 
内張りのべた付き劣化の心配もなくなり、
ファスナーが自然に開いてしまうトラブルの対策も万全ですので安心して使用できます。

このバッグが作成された当時のヴィトンは感動するほど丈夫です。
最高品質のヌメ革や高品質なモノグラム地で丁寧に作成された良いバッグですので、
しまい込むことなく大切にご使用ください。

 

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ルイヴィトン・マカサー財布の修理


ルイヴィトン・マカサーの財布(M60168)です。

カブセ外周の黒いテーピング革などデザインはクールでカッコいいです!


内側にもモノグラム地が使用されていて派手ですね!


折り曲げ部は糸が擦り切れてコバの塗料が剥がれて口が空いています。

普通に使用していれば傷んでしまう部分の損傷です。
とても丁寧にご使用されていますので大きな損傷もなく良いタイミングの修理です。


カブセ付け根の折り曲げ部もコバの塗料が割れて少し口が空いています。

この部分は早急に修理が必要なタイミングではありませんが、
「お気に入りの財布なので大切に長く使用したい!」・・・と
4か所すべての折り曲げ部強化のご依頼をいただきました。


頑丈にするために大きく解体して強化加工します。

この財布には残念ながら芯材や補強芯などは一切使用されていないようです。


折り曲げ部だけの予定でしたがコバの塗料がテープを剥がすように、
簡単に取れてしまいました。

コバの塗料が剥がれると良くわかりますが、カブセ外周の黒いテーピング革は、
表面に張り合わせて縫製しているだけで巻き込まれていないようです。

テーピング革というよりもデザイン上の飾り革でした。

 


またまた、ご依頼とは関係ない部分ですが、小銭入れ上部のコバ塗料も
テープを剥がすように取れてしまいます。


しっかりと仕上げなおしておきました。


折り曲げ部の強化加工も完了です。

元のミシン目通りに組み立て直し外観の変化は感じませんが丈夫になっています!


剥がれてしまったカブセ外周のコバ面も仕上げなおしました。

 

 


丁寧に使用していても傷んでしまう折り曲げ部ですが、
この部分をチェックしておけば財布は良い状態を保てます。


最近のアイテムだけに素材の耐久性に不安があり、
「これで大丈夫!」と太鼓判はおせませんが、かなり頑丈に仕上げています。

 


この財布の持ち主の様に丁寧に使用できるならお勧めの財布です。

クールなマカサーラインのアイテムはカッコ良く使用できないと残念です。
耐久性や機能性よりカッコ良さがマカサーです。

ホツレやヤブレなど損傷がある状態ではマカサーの良さも半減します。
マカサーラインのアイテムをご使用の方は丁寧に扱いカッコいい状態でご使用ください。

 

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