シャネル キャビア長財布の復元強化加工


CHANELキャビアスキンの長財布です。

 

 

 

 


世界三大珍味のキャビアを食してみたかったのでしょうか?
ガブガブと噛み付かれて食べられています。

見つけたときは愕然とされたことでしょう?
綺麗な状態の財布だけにワンちゃんの安否も気がかりです。

 

 

 

 


内側から見てみるとカードポケット上部も亀裂があります。

 

 

 

 


札入れの上部は外面同様に食されて欠損しています。

 

 

 

 


ここだけで良かったといえば良かったのかもしれませんが・・・・

外面や内側部材には芯材や内張りもあり多くのパーツが重なり合った構造ですので、
それぞれを修復するとなると悪戦苦闘で骨が折れそうです。

 

 

 

 


解体してみると多くの部材が使用されていることがわかります。

 

 

 

 


外面のキャビアスキンに張り合わされたスポンジ芯や布芯や紙芯だけで4重構造。
内張りや天部のキャビアスキンを合わせると6重の構造です。

内部材もそれぞれ複数の構造ですので一枚ずつ復元して組み立て直します。

 

 

 

 


苦労しましたが復元強化加工の完了です。

 

 

 

 


問題なくご使用いただける状態に仕上がっています。

 

 

 

 


外面の様子です。

ガブガブされたことがわからない状態に復活しました。
強度的にも問題ありませんので安心してご使用いただけると思います。

 

 

 

 


悪戯好きなワンちゃんには魅力的な食材ですのでガブガブされないようにご注意を!

大切にご使用ください。

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LOUIS VUITTON oural(ウラル) M30024の修理


1994年2月にフランスの工房で作成されたルイヴィトンのウラルです。

大きなビジネス系バッグで頑丈に作られた良いバッグですが、
構造が複雑で生産性が悪いためか、すでに廃盤商品です。

 

 

 

 


3ボックス構造で前後からのカブセも凝った作り込みです。

 

 

 

 


負担がかかるマチ底はホツレが見られます。

 

 

 

 


亀裂の見られる部分も・・・

 

 

 

 


後面には大きなポケットが有り雑誌や新聞を入れるのに重宝しそうです。

 

 

 

 


しかし、内張りは合成皮革でベタ付き劣化がぁ~

 

 

 

 


カブセ裏に取り付けられているペンケースの中も合成皮革。。。。

 

 

 

 


複雑な構造の本体も内張りは合成皮革で、すべて劣化しています。

 

 

 

 


頑丈な作り込や機能性も含め高いステータス性まで感じさせる良いバッグですが、
内張りに使用されている合成皮革素材だけが残念です。

パーツ点数が多く、複雑で大きく頑丈なバッグを解体しなければ、
内張りの交換は出来ません。

 

 

 

 


解体のスタートです。

 

 

 

 


少し解体をスタートしただけで合成皮革のベタ付き汚れでベトベトです。

 

 

 

 


綺麗に見える部分でも触るとデェロデロです。

10円硬化が劣化した合成皮革に埋没するように張り付いているのを発見!

 

 

 

 


マチ底は負担がかかる部分ですし亀裂も見られましたので強化しますが、
合成皮革を剥がし取っても革にベタ付き汚れが付着しています。

 

 

 

 

 


裏側のベタ付き汚れを取り除き強化芯材を貼り合わせて亀裂を修正します。

 

 

 

 


マチ底の強化だけでも6箇所ありますのでシンプルなバッグの3倍の手間が掛かります。

しかし、小さな亀裂の間に強化しておかないと必ず大きく裂けてきます。

 

 

 

 


今回の内張り交換のために取り外したロック金具です。

なぁ~んか汚いなぁ~・・・・

 

 

 

 


カブセ側のロック金具もサビサビです。
かなりの長時間、磨いてしまいましたが手が痛くて途中でギブアップです。

このままでは中途半端ですし、日を改めて仕上げます。

 

 

 

 


合成皮革素材は本革で交換し長く愛用いただけるようにします。
大きなバッグで多くのパーツ点数がありますので一枚の革では足りません。

ここまでの解体にも手間暇がかかるバッグですが、
ここからがスタートで組立には解体の数倍の手間暇が掛かります。

 

 

 


悪戦苦闘しましたがペンケースや各ポケットなど本革仕様のウラルの完成です。

ウラルを解体するたびに2度とこのバッグは解体したくないと思うほど疲れます。
悪戦苦闘の記憶が薄れるまではウラルの内張り交換は対応でませんので、
お問い合わせをお控えくださいますようお願いします。

 

 

 

 

 

 


当然、後ポケットも本革の内張りで作成しました。

贅沢使用ですが合成皮革のようなベタ付き劣化がありませんので、
長く愛用していただけます。

 

 

 

 


マチ底6箇所の復元強化加工も施し外周のコバも仕上げ直しています。

 

 

 

 


このような構造のセカンドバッグやビジネスバッグはマチ底のトラブルが多いです。
高価な品ですし大容量のビジネスバッグですから頑丈に仕上げておいて欲しい部分です。

 

 

 

 


悪戦苦闘しましたがロック金具もビューティフル!

磨き始めは後悔しましたが綺麗になると、いい感じですねぇ~。

 

 

 

 


内張りを本革仕様にするだけでなく重要な部分には強化加工を施して組み立てています。

ビジネスの道具としての役割が高いバッグですが高級感もありお洒落です。
貴重なバッグですので大切にご使用ください。

 

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ボッテガベネタ財布のクリーニング加工


全体的に擦れや汚れが見られるボッテガベネタの財布です。

クリーニング加工を他店に依頼して、このような状態で代わり映えなく戻ってきたようです。

 

 

 

 


この状態でクリーニング完了と言われると残念ですねぇ~

 

 

 

 


ファスナーの引手革はクリーニングで見た目を整える前に耐久性に問題ありです。
この部分は新品の皮で作成します。

現状は財布本体と違和感ない状態の引手革ですが・・・・

 

 

 

 


外面のベロ革が変色していますので内部材は綺麗に見えますが、
全体的に汚れが染み込んだ状態です。

 

 

 

 


小銭入れの中は重傷です。
このままでは、お金が嫌がりそうですね。。。。どんな、クリーニングをしたのでしょう?

 

 

 

 


角部も傷みやすい部分です。

 

 

 

 


触れることのないベロ革の付け根は汚れにくい部分ですので、元の色がわかります。

汚れを取り除いたあと、この部分に合わせて補修補色加工します。

 

 

 

 


全体クリーニングと補修補色加工の完了です。

 

 

 

 


小銭入れの中も綺麗になりました。

 

 

 

 


コバ面も元の塗料を剥がし取り、仕上げ直しています。

 

 

 

 


汚れた本体に違和感なく付いていた引手革ですが、今更使えませんね!

汚れが目立つ素材ですので綺麗な状態を保つのは困難ですが、
綺麗に使用出来ればカッコイイ財布です。

大切にご使用ください。

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PRADA-SPORTSのファスナー交換


PRADA-SPORTSのショルダーバッグです。

 

 

 

 

 


ファスナーの噛み合わせ部分(エレメント・務歯)が樹脂製のファスナーが使用されています。

 

 

 

 


コイルファスナーや金属エレメントのファスナーと比べるとスポーティなんですが、
樹脂製エレメントは割れて抜け落ちるトラブルが多いです。

舶来ファスナーでも丁寧な開閉を心がければ問題なく使用できるのですが、
樹脂が硬くなるためか寒い冬場にトラブルが多いような気がします。

 

 

 

 


樹脂エレメントですがスムーズな開閉ができ耐久性のあるファスナーに交換しました。

ファスナーやホックやガマ口やロック金具など開閉するパーツは使い方次第です。
丁寧に扱えば長持ちしますし乱雑に開閉すれば壊れてしまいます。

しかし、スムーズに開閉できるように取り付けられてあることが一番重要な事ですので、
スムーズに開閉出来ない場合は早めの対策を施されるのが最善策です。

力任せの無理な開閉は本体まで痛める危険がありますので要注意です!

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索