ヴィトンのアマゾンとナイルの付け根革

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ルイヴィトンのアマゾンとナイルです。

 

 

 

 

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付け根革が切れています。

 

 

 

 

 

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反対側は完全に切断されていて使用不可能。
古い品ですので刻印入りカシメ金具も変色しています。

 

 

 

 

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こちらはアマゾンの付け根革ですが限界を迎えています。
最高品質の革が使用されていたころバッグですので長持ちしていますねぇ~。

 

 

 

 

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アマゾンも反対側は使用不可能でカシメ金具は錆びた釘のように見えます。

 

 

 

 

 

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古い品ですので合成皮革もベタベタに劣化しています。

 

 

 

 

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アマゾンも同様の状態で対面の革にまで色移りして損傷が拡大しています。

 

 

 

 

 

nil&amazone (8)
今回は内張りの修理はしないとのことですので、
両側の付け根革のみ丈夫に新品作成します。

 

 

 

 

nil&amazone (9)
付け根革を取り外した部分はモノグラム地に亀裂が見られます。

この辺りの損傷は無視されてしまうことが多いのですが、
負担が掛かる部分ですので対策が必要です。
内側から強化加工を施して新品の付け根革を取り付けます。

 

 

 

 

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最高品質のヌメ革を裏面にも張り合わせて付け根革を作成しました。

 

 

 

 

nil&amazone (11)
ナイルの付け根革も同様に。。。。
刻印入りカシメ金具も再生して元通りに付直し、モノグラム地も強化しています。

 

 

 

 

 

nil&amazone (12)
最近の製品のヌメ革は色やけする頃には表皮がひび割れてボロボロになりますが、
本来の高品質なヌメ革は飴色に変色しながら強度が増して風合いもでます。

それほどの時間を要せず全体の雰囲気にマッチしますので、
活用しながら馴染ませてください。

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ミニスピーディのファスナー交換

lv mini speedy (1)
年代物のミニスピィーディです。

 

 

 

 

 

lv mini speedy (2)
LV刻印のカシメ金具は青錆びが・・・・

このような状態のまま使用されている方が多いですが、
ご自身でも麺棒や爪楊枝などで清掃できますのでお手入れしましょう!

 

 

 

 

 

lv mini speedy (3)
今回は擦り切れて破れたファスナーを交換します。

 

 

 

 

 

lv mini speedy (4)
当時はエクレールのファスナーが使用されていましたが、
現行仕様のファスナーでスムーズに開閉できます。

 

 

 

 

 

lv mini speedy (5)
小銭入れくらいしか入れられないボストンバッグを販売する動機は不明ですが、
見た目やサイズから可愛いことは伝わります。

うちにも一個ころがっていたような気がしますが、
使えないのか使わないのか・・・・

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エルメス クシュベル ベアンの修理

beant couchevel (1)
長年のご使用で疲れた様子のエルメス ベアン長財布です。

 

 

 

 

beant couchevel (2)
ベロ革は縫製糸が擦り切れて芯材が露出しています。
付け根のループ革も切れそうな状態ですねぇ~

 

 

 

 

 

beant couchevel (3)
芯材もボロボロです。

 

 

 

 

 

beant couchevel (4)
折り曲げ部は糸が擦り切れて口が空いています。
革も擦り切れていてV字に凹んで変形しています。

 

 

 

 

beant couchevel (5)
内側の様子です。

手垢汚れが染み込んだベロ革と比べると綺麗ですが、
内部材にも全体的に色褪せや小傷があります。

両側の折り曲げ部のV字に凹んだ変形も残念感があります。

 

 

 

 

beant couchevel (6)
内側部材も糸が擦り切れていますので縫い直すためには大きく解体が必要です。
本来は紺色の糸なんですが色が抜けて白い糸のように変色しています。

 

 

 

 

beant couchevel (7)
使用していれば小銭入れの中の汚れは避けようがありません。

 

 

 

 

beant couchevel (9)
リニューアルリペア加工を施しますので全ての縫製糸を取り除いて解体です。

 

 

 

 

 

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ファスナーの下に隠れていた部分が本来の革色です。
各部に強化加工を施しながら補修補色加工を施して組み立て直します。

 

 

 

 

beant couchevel (11)
リニューアルリペア加工の完了です。

汚れや擦れが見られた小銭入れの中も綺麗になっています。

 

 

 

 

 

beant couchevel (13)
疲れた様子のベアンでしたがベロ革の付け根ループも強化されスッキリです。

 

 

 

 

 

beant couchevel (14)
擦り切れて凹んでいた折り曲げ部も直線になり強度もアップしています。

 

 

 

 

beant couchevel (15)
外面から見るだけで強度がアップしていることが伝わるリニューアルリペアです。
しかし、限界まで活用してから大がかりな修理をするよりも、
軽傷なうちに早めのメンテナンスを繰り返すのが最善です。

丁寧なご使用と早めのメンテナンスを心がけながら、
大切にご使用ください。

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1970年代のエルメス ケリーバッグ修理

1970 kelly bag (1)
1970年代のエルメスのケリーバッグです。

古い品ですので革や糸など素材としても限界です。
安心して活用するためには全体的な加工が理想的な状態です。

 

 

 

 

1970 kelly bag (2)
全体的に傷や汚れがあり革は柔軟性が低下しています。

 

 

 

 

1970 kelly bag (3)
この辺りの擦れ傷は目立ちます。
しかし、見た目の加工より本来は各部強化など構造的な加工を施すのが、
安心して使用するためには優先するべき加工内容です。

 

 

 

 

 

1970 kelly bag (4)
底角は糸が擦り切れて口が空いています。
表皮が剥がれ擦れ部には他店様で塗装されているようですが・・・・

 

 

 

 

1970 kelly bag (5)
こちらの角も同様に。。。。

 

 

 

 

1970 kelly bag (6)
持ち手は使用不可能な状態です。

 

 

 

 

1970 kelly bag (7)
こちら側の付け根は他店様で修理?した痕跡が見られます。

 

 

 

 

1970 kelly bag (8)
革を継ぎ足して接着剤で留めてあるだけの加工ですから簡単に剥がれます。

 

 

 

 

 

1970 kelly bag (9)
継ぎ足した革も接着だけですので簡単に外せましたが、
元の素材が切り取られていて復元するための部分が存在しません。

修理なのか損傷を与えただけなのか判断に苦しむ状態です。

 

 

 

 

1970 kelly bag (10)
持ち手の裏側は硬化した革の表皮がひび割れ剥がれています。

革が硬化して木のようになり、この部分は木炭か流木のような状態です。
他店様での取り返しがつかない損傷もあり持ち手の再生は諦めるのが得策です。

 

 

 

 

 

1970 kelly bag (11)
後面も傷や汚れが多数見られます。

 

 

 

 

1970 kelly bag (12)
後面の下部に鋭利な物で傷付いたような深い傷です。

革素材は木のような雰囲気に硬化していますねぇ~

 

 

 

 

1970 kelly bag (13)
マチにも深い傷が見られます。

塗料の厚みはミクロ単位ですので目で見えるほどの深い傷は、
染め直しだけで消すことは不可能です。

 

 

 

 

1970 kelly bag (14)
擦れ傷は全体的に見られますが面積は広く目立ちますが傷は浅い。

 

 

 

 

 

1970 kelly bag (15)
カブセ中央部は糸が弱くなり切れて口が空いています。

 

 

 

 

 

1970 kelly bag (16)
この辺りもホツレやすい部分です。

 

 

 

 

 

1970 kelly bag (17)
マチとカブセの縫い合わせ部は負担が掛かる部分でマチが破れています。

 

 

 

 

 

1970 kelly bag (18)
こちら側は大きく裂けて切れた部分が欠損しています。
革が木のような状態に変質していますので復元強化加工は苦労しそうです。

 

 

 

 

 

1970 kelly bag (19)
外周のコバ面は接着が剥がれて仕上げ直しが必要です。

 

 

 

 

 

1970 kelly bag (20)
HERMES PARISの小さな刻印がオールド感を感じさせます。
RLの金具はプレートは・・・・オーダーメード?

 

 

 

 

 

1970 kelly bag (21)
ロック金具のヒネリ部付け根は擦り減りも見られグラグラしています。

ヒネリの付け根にグラツキ防止の加工がない頃の金具ですねぇ~

 

 

 

 

1970 kelly bag (22)
カブセは中央部だけ糸が切れて口が空いていましたが、
空いた口を開くように引っ張るだけでカブセ全体の糸が切れてしまいました。

縫製糸が朽ちていますのでカブセは全体的に縫い直しが必要です。

 

 

 

 

1970 kelly bag (23)
破れたマチは内張りを剥がして強化芯材を挟み込みます。

 

 

 

 

 

1970 kelly bag (24)
予定外ですが両側のマチとも強化しておきます。

 

 

 

 

1970 kelly bag (25)
マチだけでなくカブセの付け根も強化加工を施して組み立て直しました。

 

 

 

 

1970 kelly bag (27)
ヒネリ金具の付け根はバッグの重みが集中する部分ですので、
必ず緩みが発生する部分です。

少し強めに調整してグラツキを取り除いています。

 

 

 

 

 

1970 kelly bag (28)
コバ面は接着からやり直して仕上げ直してスッキリ。

裂けていたマチも丈夫に復元して安心です。

 

 

 

 

1970 kelly bag (29)
同様に。。。。

 

 

 

 

 

1970 kelly bag (30)
擦れ傷が目立つ状態でしたが補修補色加工で良好に。

持ち手は丈夫に作成してカブセの外周も全体的に縫い直し、
カブセの付け根には強化加工も施してあります。

 

 

 

 

1970 kelly bag (31)
結果的にご予算を超える加工が多数必要になり悪戦苦闘しましたが、
リニューアルリペアではありませんので各部には心配な個所が多くあります。

古い品ですので糸や革など素材自体の強度が低下していますので、
労わるように活用されることをお勧めいたします。

 

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HERMESバーキンのクリーニングと補修補色加工

birkin Navy Blue (1)
ネイビーブルーのエルメス バーキンです。

全体に小傷や擦れが多数あり表皮が剥がれて革の繊維が露出しています。
また、持ち手や付属パーツなども含め全体に色あせも見られます。

今回は外面の補修補色加工を施し活用できる状態に復活させます。

 

 

 

 

birkin Navy Blue (2)
正面の中央部は表皮が剥がれ革の繊維が露出して白くなっています。

 

 

 

 

 

birkin Navy Blue (3)
マチも折れ込んだ部分は紺色ですが・・・・
ベルトの色褪せも激しいです。

 

 

 

 

birkin Navy Blue (4)
底面も傷だらけで丁寧に使用されていた印象はありません。

 

 

 

 

birkin Navy Blue (5)
カブセも同様に。。。。

 

 

 

 

 

birkin Navy Blue (6)
後面も全体に色褪せがある上に多数の傷が見られます。

 

 

 

 

birkin Navy Blue (7)
持ち手や付属パーツは色褪せを通り越して表皮が擦り減って無くなっています。

 

 

 

 

birkin Navy Blue (8)
持ち手中央部は表皮が擦れて色褪せした部分に手垢が染み込んだ状態です。

 

 

 

 

birkin Navy Blue (9)
一番傷みが出やすい底角や外周のパイピング革の擦れは、
避けようのない損傷です。

革の繊維が露出した部分が全体にありますが、
汚れを取り除いた後、すべての傷部の表皮を整えなければ染め直しできません。

 

 

 

 

birkin Navy Blue (10)
今回は加工しない内側に大きな損傷は見られないので一安心です。

 

 

 

 

 

birkin Navy Blue (11)
外面のクリーニングと補修補色加工の完了です。
底面や後面の傷や色褪せが目立たなくなり底角やパイピング革もスッキリです。

 

 

 

 

birkin Navy Blue (12)
マチやベルトも同様に。。。。

 

 

 

 

birkin Navy Blue (13)
持ち手は手垢汚れを取り除きコバ面も仕上げ直しています。

酷使され残念すぎる状態でしたが色褪せを抑えるコーティング加工も
施していますので安心してご使用いただけます。
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ルイヴィトン ソミュールのショルダー切れの修理

saumur m42254 (1)
長年愛用された様子のソミュールです。

 

 

 

 

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センターのベルトは糸が擦り切れてホツレが見られます。

 

 

 

 

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カブセが全体的に丸みのあるデザインでLV柄が逆さまになる後面です。

 

 

 

 

saumur m42254 (4)
後面のセンターベルトもホツレが見られます。

 

 

 

 

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カブセ外周のテーピング革は欠損部もあり古い品だけに革の硬化があります。

良い時代の品ですのでリニューアルリペア加工がおすすめですが・・・

 

 

 

 

saumur m42254 (6)
今回はショルダーの切れ部とセンターベルトのホツレのみ加工します。

 

 

 

 

saumur m42254 (7)
カシメ金具を取り除き解体してみました。

革の柔軟性が低下してサクサク状態ですので革をつなぎ合わせるだけでなく、
強化芯材を挟み込んで丈夫に組み立て直します。

 

 

 

 

saumur m42254 (8)
切れた部分を復元強化加工で強度を上げながら再生しました。
変色したカシメ金具も再生して元通り打ち直しています。

 

 

 

 

saumur m42254 (9)
センターベルトのホツレも縫い直し完了。
当社で加工したショルダーの切れ部は丈夫になりました。

大切に長くご愛用ください。

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