10年前に修理したバッグ

ブランドバッグのリペア日記

ヴィトンのマルリーバンドリエールです。
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1988年2月ですから23年前にフランスの工房で作成されたバッグです。

この頃のヴィトンは素材と作りこみが良く最高品質のバッグでした。
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歴史を感じさせるマチの革です。

現行品と比べると似てはいるけど非なるものです。

さすがに20年以上経過しますから表面は剥がれています。
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10年ほど前に、このヌメ革部分を当社で作成修理させていただきました。

本体の取り付け部も内張りの中から補強加工している工法は今も変わりません。

20年が過ぎ、今回はショルダー側が切れてしまいましたが、

10年ほど前に当社で作成したヌメ革の方はまだまだご使用いただけそうですね。チョキ

「頑丈な物作りは儲からない!」だから各ブランドは品質を落としていくのです。

高価なブランド品でなければ、それも良しなんですが・・・

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素人修理アイテムはこれだ!

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miumiuの長財布です。光の反射で見えにくいですがマーク左上に大きなシミ汚れがあります。
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除光液でついたシミです。

画像では薄いシミですが正面ですし肉眼ですと目立って使用しづらいほどです。
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折り曲げ部や角など擦れてキズがあります。
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シルバー系やピンク系のマニュキア塗料の補修跡が数か所ありました。

素人補修などで人為的にダメージを与えられたものは修復しにくいです。

素人修理で使用されるもので多いのはマニュキア・除光液・瞬間接着剤です。

(このような液体で修理できることはありません。使用しないでください。)

どれも使用した部分の革(素材)にはダメージを与えてしまい復元は不可能です。

マニュキア・除光液・瞬間接着剤を使用してダメージを与えるのは100%女性です。

(男性はハサミ・ドライバー・ペンチなど工具を使ってダメージを与える傾向がありますが・・・)

どれだけダメージ部分を目立たなくするかが修理の方向性になるのですが、

ノークレームのお約束で覚悟をきめてご依頼いただいたので、

信頼に応えるべくトライ&エラーを繰り返し出来る限りの補修作業を行いました。

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除光液のシミもマニュキアの補修跡も見当たらなくなりました。チョキ

外周の擦れキズも補修しましたので問題なくご使用出来ると思います。

miumiuはロゴマークのデザインがカワイイのか?ネーミングがカワイイのか?

素材?色?なんなんでしょう?

かわいらしさの表現ではNo1のブランドかもしれません。

大切にご使用ください。

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使いやすくしないと使えない!

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コードバン革の長財布です。(理由あって、あまり使用されていません)

使い込むと味のでる頑丈な財布ですが、少しご自身の使用方法に合わないために、

使わないでしまい込んだままになっていました。愛用するために改造します。
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ファスナー付きの小銭入れ部分を本体から取り外す作業です。
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両側のマチや底面を解体して小銭入れを取り外します。
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仕切りの役割もしていた小銭入れが無くなると中は空っぽです。
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取り外した小銭入れを開いた状態です。さて、何をするのでしょう???
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元の位置に組み付けています。???ですね。・・・叫び
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完成です。 何も変化ないように見えますが・・・???
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実は小銭入れの中に本革で仕切りを作成して取り付けました。

小銭を分けて収納する習慣がある方にとっては仕切りが無いだけでも使い物にならないんです。

不便を感じながら財布を使用してると使用頻度は減るばかりですので、プチリメイクされました。

厚みが増した分、元の縫い目どうり組み直すのは大変でしたが完璧に組み直し出来ています。

これから、どんどんご使用ください。

ショルダーの長さ調整や内ポケットの形状など他にもプチリメイクは沢山あります。

使いやすくして大切にご使用になると愛着も一層増すものです。チョキ

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今まで以上に大切に!

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古~い自転車です。大切にされていたから残っているんです。

チェーンカバーにHERMESの文字があります。昔はブレーキってなかったのかな~?

*お手紙紹介です。

届きました

ヴィトンの財布をお願いした伊丹市のTです。

本日、直していただいた財布が届きました。ありがとうございました。


「同じものでも今作られたものと10年前に作られたものでは・・・」ということを知り、この財布を大切に使おうと思いました。


「良いものを長く使う」

大量生産大量消費の時代ですが、大切にしていきたいです。





・品質というものには価値が無くなってしまったようなご時世です。

しかし、良いものを修理してご使用になると新品を購入した時以上に

大切に思えますし愛着が湧くものです。


ブランド品の本当の良さは修理を経験してから実感できるのかもしれません。

大切にご使用ください。



バッグのカビ取り

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セリーヌのバッグです。

何やら白い斑点が・・・

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後ろ面は白い部分の方が多いくらいです。かなり重症です。

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マチ革にもカブセの内側にも底面にも白い斑点が・・・これでは使用できません。

これは、カビがバッグ全体に発生しているのです。叫び

他のバッグにも感染する恐れがありますので完璧にカビ退治します!

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カビ菌をやっつけました!

高価なスーツなどに虫が付きやすいように、ブランドバッグの高級皮革は

デリケートでしまい込んだままにしているとカビが発生しやすいです。
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使用頻度の少ないバッグもしまい込まずに風通しよくしてあげましょう!カビは大敵です。

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エルメス財布リニューアルリペア

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エルメスのベアンです。定番で憧れの長財布です。まずは、各部を診断していきます。

左上に3センチほどの亀裂が見えます。

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鋭利な刃物で切られたような切りキズです。外周など擦れて色落ちした部分も多数あります。

出来る限り再生補修したいと考えています。

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折り曲げ部分や角部などホツレは数か所あるようです。

全体に汚れはありますが色落ちまではしていないように見えます。しかし・・・・
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全体の汚れを落としてみますと、擦れて色落ちした部分に汚れが付着していたことが判ります。
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汚れが付着して使用していた状態です。
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汚れを落としてみると革の表面が色まで剥がれているほど擦れています。

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糸が擦り切れて無くなるほどですから革も擦り切れています。

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折り曲げ部同様に角も傷みやすい部分です。
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小銭入れの使用は控えられていたらしく、ダメージは少ないように見えましたが・・・

ファスナーの裏側にはファスナーの金具で擦れたキズがありました。
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折り曲げ部分のホツレは使用していれば当然です。

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ミシン目が切り取り線のように革が裂けています。
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糸を全部ほどいて、パーツごとに補強再生加工します。(作業中はもっとバラバラにします)

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0,3~0,6ミリの厚みの革を剥がして各部に補強加工します。

組み立て直して完成すれば、補強加工した跡ははどこからも見えません。

見た目は変わらず強度だけがアップします。チョキ
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H金具の取り付け部を裏面というか内側から見たところです。

バラバラにして内張り革も剥がさないと見れない部分です。

当然、この部分も補強加工してから金具を取り付け直します。

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小銭入れのマチ革は問題ないように思いましたが・・・・
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解体して裏面から見てみるとマチ革もミシン目で裂けていました。

この薄いマチも表側と裏側の革に分けて補強加工します。
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エルメス特有なんですが、ベロ革の芯材が中から出てきて外周が毛羽立ちます。

最高級の財布がこのような状態では残念です。しょぼん
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ベロ革に挟み込まれている芯材を交換します。

この財布で唯一芯材が使用されているのがベロ革です。(傷みやすい部分で強度が必要だからです)
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汚れ取り・キズ補修・補色染め直し・補強加工・全体縫い直しなど全ての作業を行いました。

修理する前の画像と比べなくても、汚れも無くホツレも無く綺麗でしょ!

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ベロ革も汚れや色落ちも無くなり、全体芯交換で毛羽立ちも無くなりました。にひひ

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内側も擦れキズや汚れもなくなり綺麗です。

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ファスナー小銭入れの中も新品みたいです。

カード入れなど全てのポケットの中まで汚れや傷がないように仕上げました。(やりすぎです。)

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綺麗になると忘れてしまいますが、左上にあった切りキズもほとんどわからなくなりました。

小さい頃から良いものを丁寧に長く使用することの大切さを

お母様から教わって育てられたとお聞きして感動しました。

この財布もお母様から譲り受けられた品で大切にしたいとご依頼いただきました。

出来る限りの作業を施してあります。

大切にしてあげてください。

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