アンギャン内張り


1991年2月にフランスの工房で作成された最高品質時代の
ルイヴィトン モノグラムのアンギャンM51205です。

 

 

 


古い品ですのでコバ面塗料の劣化や芯材の変型もあります。

 

 

 


劣化したコバ塗料には何かわからないものが付着しています。

 

 

 


マチと天部の部材が切り替わる部分でコバ塗料が割れています。
この辺りは強化しておくと安心な部分です。

 

 

 


年代物ですのでリニューアルリペア加工もご提案しましたが、
今回は劣化した合成皮革の内張りの作成交換のみ作業します。

 

 

 


外ポケットだけでなく内ファスナーポケットも2箇所劣化しています。

 

 

 


内側の板ポケットも内張りが劣化しています。
対面にも色移りがあり合成皮革と関係ない部分も擦れや汚れが見られます。
リニューアルリペアされるタイミングまでは放置します。

 

 

 


内ポケット3箇所と外ポケットの内張りですのでバラバラに解体。

 

 

 


二度とベタツキ劣化しないように本革で作成交換します。

 

 

 


波打ち変型は芯材の劣化が原因です。

 

 

 


芯材が原因ですので内側も変型しています。

 

 

 


本革で作成交換の完了です。

 

 

 


再メッキはしていませんが金具も洗浄しておきました。

 

 

 


二つのバッグを繋ぎ合わせたような構造で手間が掛かるバッグでしたが、
良い素材で丁寧に作製された高品質なバッグです。

合成皮革の内張りは無くなりましたのでベタツキの心配なく活用できます。

大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

有限会社レザークリエーションさま

お世話になっております。
本日、バッグを受け取りました。

丁寧でしかも迅速なお仕事で大変きれいにしていただき、
加工をお願いする前の状態が想像できないほどです。
心より感謝申し上げます!
大切に使っていきたいと思います。

また素敵な〇〇〇〇〇も嬉しいです。
この度は本当にありがとうございました。

 

東京都 S 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
大切に長くご愛用ください。