エリプスの修理

ルイヴィトンのエリプスMMです。
立体成型で作製された特殊なバッグでリュックモデルもありましたが、
他のブランドでは見ることがない構造のデザインです。
作製する難易度が高いバッグだけに製造期間は短かったバッグです。



モノグラムと言えばヌメ革パーツが基本ですが、
他店様で交換された持ち手は茶色い革を使用されています。

今回は限界を超えた付け根革4箇所の作製交換を承りました。

付け根革の作製交換のためには本体の解体や刻印入りカシメ金具の再生が
必要になります。
当社では新品のヌメ革を使用して作製してカシメ金具も再生します。

解体。
持ち手を作製交換した修理店では立体形成されたバッグへの加工や、
刻印入りカシメ金具の再生が難しかっただと考えられます。

変色した刻印入りカシメを切断して取除きましたので、
再利用できるように再生します。
一枚革を折り返しただけの付け根革は裏面からもヌメ革を貼り合わせ、
強化芯材を挟み込みながら丈夫に作製します。

付け根革を縫付ける際に内張りごと縫付ける修理業者も多数ありますし、
代用のカシメ金具を取り付けるために穴を空けてしまう修理業者も多いです。
今回は付け根革の修理はしていなくて良かったです。

新品のヌメ革で付け根革4箇所を作製交換しました。
本体を解体して縫製していますので内張りも元通りです。

数ヶ月すればパイピング革などの色に馴染むようにミンクオイルも
塗り込んでおきました。

強化しながら作製した付け根革はカシメ金具も元通りに作製交換。

ルイヴィトンでなければ製品化できなかったと思えるエリプスは
今となっては貴重なバッグです。

大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)
お世話になっております。
本日、エリプスが無事に到着しました。
とてもきれいに修理していただきありがとうございます。
母から譲り受けた古いものですが、また使い続けることができそうです。
ほかにも修理をお願いしたいものがありますので、
予約再開の際にはご連絡させていただければと思います。
このたびはどうもありがとうございました。
是非またよろしくお願いいたします。

東京都 U 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
ルイヴィトンにしか作れないといえる良いバッグですので、
出来る限り良い状態を保ちながら大切に長くご愛用ください。