Jean-Paul GAULTIERの財布です。
エルメスのデザイナーでもあるゴルチェですが直営店は日本から撤退しました。
革の表面は擦りキズ・色剥がれなど重症です。
折り曲げ部は擦り切れて革が欠損して穴だらけです。
底角は何かに噛みちぎられたような状態です。ボロボロです。
こちら側の底角も同様で大きな穴が開いています。
財布の折り曲げ部は傷みやすい箇所で重要な部分です。
本来は4か所ある折り曲げ部の再生強化修理が長く愛用するために一番重要なんですがなんですが・・・
今回は表面のキズ補修と染め直し加工をしました。
アンティーク仕上げでロゴマークも復活です。
綺麗に仕上がってはいますが、財布で重要な折り曲げ部や底角などは破れたままです。
綺麗になるとシャキッとして丈夫になった様に見えますが・・・・見た目だけです。
財布の強度は綺麗になる前の状態と何も変わりなく使い込んで弱ったままの強度です。
*財布やバッグを長く愛用するなら見た目の修理は後回しで、
弱い部分や傷んだ個所の復元強化加工からがセオリーなんですが、見た目も重要ですしねぇ~
by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索