
2010年製造のダミエ長財布です。
既に現行品に近い品質の製造年代ですがシャキッとしています。

カブセの下に隠れている部分と外面を比較すると擦れや汚れで色が違い、
十分に使用されている様子ですが全体的にはしっかりしています。
製造から15年以上が経過したこの年代の財布ですと
ヨレヨレで持ち歩きにくい状態になっている品が多く、
すでに使えなくなった品も多いです。
しかし、この財布はまだまだ頑丈な状態です。

カードポケットの反り返りも無くしっかりしていますが、
消耗パーツのホックは破損していて交換が必要ですので、
イタリーホックで交換します。

財布では傷みが出やすい折り曲げ部は糸が擦切れて口が空いています。
一番傷みやすい部分ですので強化加工を施します。

底の折り曲げ部も擦れやすく糸が擦切れています。

部材も剥がれて口が空いています。
カブセの折り曲げ部の様に可動しませんので縫い直しのみで対応します。

反対側も同様に。。。

折り曲げ部に強化芯材を入れこむために大きく開くと・・・

折り曲げ部には芯材が入れてあります。???
不思議に思い本体も覗き込んでみると各部に強化加工が施されています。
調べてみると8年前に水濡れで変型して各部がボコボコしていた財布を
当社でリニューアルリペア加工した品でした。
この年代の財布が良い状態のまま頑丈であり続けている理由が判明しました。

凹側ホックを交換。

底の折り曲げ部の縫製も完了。

部材の剥がれも貼り直してコバ面も仕上げ直しました。

カブセの折り曲げ部は強化芯材を交換して復活。

反対側も同様に。。。

水濡れによる波打ち変型や硬化などで諦めるしかない状態の財布を
8年前にリニューアルリペア加工で復活させた品でしたが、
各部を強化しながら組み立て直したことで現行品質の財布でも
良い状態を保ったまま長く愛用いただけています。
今回は8年ぶりのメンテナンスでしたが軽症なうちにメンテナンスすることで、
今後も長く愛用いただけます。
大切に長くご愛用ください。
by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索