ルイヴィトン ダミエ(N61734)長財布です。
カブセの折り曲げ部を強化して外周のコバ面を仕上げ直します。
擦れやすい折り曲げ部は糸が擦り切れて口が空いています。
ダミエ地も少し欠損していますが、2008年モデルには珍しく、
芯材が入れ込まれていますので軽傷です。
芯材と言いましても合成皮革を張り合わせているだけですが、
何もないよりはずっと良いです。
ホツレはマチやポケットまで進行しています。
反対側も同様に。。。。
芯材とは言えない程度のものですが、
一手間を施してくれるだけで耐久性は大違いで口が空いてもダミエ地は軽傷。
底角も擦れやすく糸が擦り切れてホツレています。
こちらはカブセのように開閉がありませんので縫い直しだけします。
カブセの復元強化加工と底角縫い直し、コバ面仕上げ直しの完了です。
底角は縫いにくい。
負担が掛かるカブセの折り曲げ部に強化芯材を入れ込んでいますので、
強化加工を施した折り曲げ部は格段に強度アップしています。
しかし、擦れやすい部分ですので次に糸が擦り切れるのも同じ個所です。
口が空いてしまうまで放置せずに縫い直す事が、
財布を長く愛用する最善策です。
大切に長くご愛用ください。
by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索