クリスチャンディオールのレディディオールです。
擦れに弱いデリケートな革で作成されていますので、
擦れやすい底角4箇所は表皮が毛羽立っています。
天部口周りも擦れて傷みやすい部分です。
使用すれば前後の持ち手がすれるので持ち手の擦れは避けようがありません。
革が磨り減って芯材が露出しています。
持ち手の作成交換が必要ですが他店様や直営店で断られて、
当社に御依頼いただきました。
元の金具を使用できるように解体するのが困難ですので、
修理不可能と判断される修理店が多いです。
各部に擦れや汚れは見られますが今回は持ち手のみの御依頼です。
元の素材より擦れに耐久性がある素材で作成して、
元の金具を取り付けました。
作成した持ち手を本体に取り付けて加工完了です。
堅い心材が入れてある持ち手が擦れ合うので損傷は避けられません。
スカーフなどを巻くなど前後の持ち手が擦れ合わないように、
工夫しながら活用するのがよいと考えます。
大切に長くご愛用ください。
by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索