ドルーオの修理

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ルイヴィトンのドルーオです。
今となっては貴重なアメリカ製造のバッグです。

 

 

 

 

 

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丈夫なドルーオは付け根革ぐらいしか損傷が出ない丈夫なバッグです。

 

 

 

 

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今回は両側の付け根革とショルダー側の付け根を強化します。

 

 

 

 

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付け根革を解体するには内張りが邪魔になります。

そして、内張りの解体には刻印入りカシメ金具を取り外さなければ加工できません。

 

 

 

 

 

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反対側はファスナーも邪魔になります。

シンプルなバッグですが付け根革を正しく修理するには技術が必要です。
手間と技術が必要な付け根革の修理は残念な加工を施す修理店が多いです。

 

 

 

 

 

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カシメ金具を取り外して内張りを解体してから付け根革を加工します。

 

 

 

 

 

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同様に。。。。

 

 

 

 

 

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こちら側はファスナーのスライダー金具も取り外しています。

 

 

 

 

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ショルダーベルトの先端部も解体して強化芯材を挟み込んで組み立て直します。

 

 

 

 

 

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付け根革もショルダー側も強化芯材とヌメ革で強化して、
新品時より丈夫に復元強化加工の完了です。

 

 

 

 

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完全に切れていた付け根革も元の革で再生しています。

 

 

 

 

 

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通常は脱着不可能なカシメ金具も再生していますので、
構造やデザインを変えることなく付け根革を強度アップさせています。

 

 

 

 

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負担が掛かる付け根革やショルダー先端部は丈夫になっていますが、
すでに15年以上経過した貴重なUSAヴィトンのドルーオですので、
丁寧に取り扱いながら大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索