バケットの革交換


上の画像からルイヴィトンのバッグであることはわかりますか?

バブル時代を経験した年代の人ならバッグの種類までわかるのですが、
最近の若い人はルイヴィトンのバッグであることすら、
上の画像だけではわからいようです。

 

 


直営店で内張り交換されたルイヴィトンのモノグラム バケットです。

 

 

 


内張りは現行品質ですが、このバッグは最高品質時代のバケットです。
年代物ですので外面のヌメ革パーツは劣化しています。

 

 

 


最高品質のモノグラムとヌメ革で作成されたバケットは丈夫です。
内張りが変更されていて製造年代は解りませんが20年以上経過してます。

 

 

 


バラバラに解体。

 

 

 


付け根革のループ革の下に刻印入りカシメ金具があるバケットは、
高品質時代のバッグです。

 

 

 


外面ヌメ革パーツの作成交換が完了したと思ったら・・・

 

 

 


飾りステッチを入れるのを忘れていました。

構造的には問題のないステッチですのでスルーしたいところです・・・

 

 

 


ステッチがない方がスッキリしていたように思えますが、
元通りに作成するのが正解です。

 

 

 


付け根革や持ち手など負担が掛かる部分は強化芯材を入れ込んでいます。

 

 

 


当時のヌメ革に負けない品質の革で作成していますので、
出来る限り良い状態を保ちながら大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)
御担当者様

お世話になります。
先程、受け取りました。
大学生になった娘に譲っていましたが、
持ち手のひび割れやひどくなってきたため、
今回修理をお願いしました。
独身時代に購入したものが、子供に譲れることが
何よりうれしいです。
まだ90年代に購入したものが何点か控えているので
次の機会にリニューアルリペアをお願いしたいと
思っています。 
ありがとうございました。

富山県 T 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
最高品質時代のバッグは良い状態を保っていれば、
リニューアルリペアする価値があります。
今後も良い状態を保ちながら大切にご愛用ください。