ルイヴィトン ガマグチ財布のリペア

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ルイヴィトンM61663がま口財布です。

 

 

 

 

 

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カードを重ねて詰め込み過ぎのようで変形が見られます。

 

 

 

 

 

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折り曲げ部は糸が擦り切れたまま使用していたようで、
コバ面の塗料も剥がれて口が空いています。

 

 

 

 

 

 

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角部も同様に糸がホツレて口が空いています。
また、内部材の革は各部に擦れや汚れが見られます。

 

 

 

 

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ベロ革にもホツレ。

 

 

 

 

 

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モノグラム地が縮むことで内部材が擦れやすくなり、
表皮が剥がれて白くなった部分が目立ちます。

 

 

 

 

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傷みやすい小銭入れの中は本革が使用されているのが、この財布の良いところ。

 

 

 

 

 

m61663 (8)
札入れやポケットは合成皮革の内張りが劣化しています。

 

 

 

 

 

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バラバラに解体して劣化した合成皮革を取り除きました。
安心して使えるように合成皮革部を本革仕様に変更して組み立て直します。

 

 

 

 

 

 

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擦れが目立った内部材を補修補色加工して内張り交換完了です。

 

 

 

 

 

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スレスレだったカード入れもスッキリです。

 

 

 

 

 

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小銭入れの中も同様に。。。。。

 

 

 

 

 

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ホツレやコバ塗料の剥がれもなくなり、ベタ付き劣化の心配もなくなりました。
内部材の擦れも補修補色加工で見た目は改善しています。

しかし、折り曲げ部など各部の強度は長年使用されたままの状態です。
ご提案しましたように次回のメンテナンス時には強化加工を施されることを
お勧めいたします。

大切にご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

レザークリエーション様

こんにちは!
本日、無事にお財布を受け取りました。
綺麗にしていただいてありがとうございました。
ブログも見ました。
大変な作業、ありがとうございました!

 

神奈川県 T 様

各部の強化加工や変形の修正などまで施すのが理想でしたが、
内張りが本革になり合成皮革が劣化してベタツキが出る心配はなくなりました。
丁寧に使用すれば長くご愛用いただける状態です。
大切に長くご愛用ください。