ルイヴィトン ミュゼットの付け根革の作成

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今回は遠くシンガポールからご依頼をいただきましたルイヴィトンのミュゼットです。

ミュゼットサルサやミュゼットタンゴはよく見かけますが大きなミュゼットは
あまり見かけませんので新鮮です。

 

 

 

 

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ショルダー付け根革が完全に切れています。

シンプルな構造のバッグですのでトラブルの少ない優秀なバッグですが、
このあたりの損傷は消耗部品と考えるのが妥当です。

 

 

 

 

 

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こちら側は切れていませんが限界を迎えています。

 

 

 

 

 

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ショルダーベルトも部分的に革が硬化して限界を迎えていますが、
今回は両側の付け根革のみ新品作成します。

 

 

 

 

 

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本来は一枚の革を折り返しただけの構造ですが、
裏側からもヌメ革を張り合わせて強化芯材もサンドしていますので丈夫です。

ショルダーベルトも交換予定とお聞きしていますので、
新品のヌメ革で作成した付け根革ですが、
本来のヌメ革を使用していますので直ぐに色焼けして、
他のパーツに馴染みます。

色焼けしにくい加工をしたヌメ革もどきは、
色ヤケする頃には表皮がひび割れます。
しかし、本来のヌメ革は強度がアップします。

大切にご愛用ください。
by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索