ルイヴィトン 22年前と2年前の財布


画像上部の財布は
1990年3月に製造された22年前の旧ポシェット・ポルト モネ クレディM61725です。
下部の財布は2010年1月に製造された モノグラム エミリー長財布M60137です。

 

 

 

 


22年前の財布ですが頑丈さが伝わってくる雰囲気があります。

 

 

 

 


カブセを開けるとボールペン汚れや傷など長年使用してきたことがわかりります。

 

 

 

 


最高品質の革が使用されていますので22年経過した今も革質は良い状態で、
まだまだ、ご使用になれそうです。

 

 

 

 


残念なことに折り曲げ部のホツレを青い糸で素人補修した形跡があります。
2度と新品購入できない最高品質の品だけに残念な加工です。

 

 

 

 


せめて、元のステッチ穴を縫い合わせてくれていれば・・・・残念!

 

 

 

 


両側底面の折り曲げ部も糸が擦り切れています。

 

 

 

 


カブセのコバ面は塗料が剥がれ落ち、白い芯材がボソボソ状態です。

 

 

 


折り曲げ部の復元強化加工の完了です。

強化芯材を入れ込んで縫製しコバ仕上げしていますので新品時より頑丈です!

 

 

 


カブセなど全体のコバ面も仕上げ直しました。

塗料を塗るだけでコバ仕上げが可能なら簡単な作業ですが・・・・
エルメスのバーキンやケリーなどでもコバ仕上げが必要な外縫いタイプは
内縫いタイプに比べ数万円高額になるほど手間暇が必要です。

その上、ボロボロになったコバ面の仕上げ直しは新品のコバ仕上げの何倍も時間が掛かります。

 

 

 

 


カブセ裏のボールペン汚れや傷も補修補色加工しました。

 

 

 

 


22年が経過した財布とは思えないほどシャキっとしていて風格があります。

出来ればリニューアルリペア加工を施してあげたい良質な逸品ですね!

 

 

 

 

 


2年前に作成されたモノグラム エミリー長財布のカブセを開くと、
すでに、全てのカードポケットが変形して型崩れしています。

 

 

 

 

 


2年前の財布と22年が経過した財布。

どちらが、長持ちするのでしょう?
答えが出るまで5年は掛からないような気がします・・・・

 

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索