ルイヴィトン M51290の内張りのベタ付き劣化


内ポケットの合成皮革がベタ付き劣化していますので交換のために解体しました。
ルイヴィトンのバッグなんですが、画像のパーツでモデル名わかる方います?

 

 

 

 


合成皮革のベタ付き汚れが本革の内張りに付着して汚れています。
ベタベタ汚れは手ごわく、頑張って取り除きますが一苦労します。

底面の形でモデル名がわかったかなぁ~?

 

 

 

 

 


当然、内張りを解体しないと内ポケットの内張りは交換できません。

もう、わかりましたね!このブログでも見慣れたデザインですねぇ~?

 

 

 

 


お馴染みのドルーオでした。

1996年3月にフランスの工房で作成されたバッグで大切に愛用されてきましたが、
16年が経過した品ですので各部に損傷があります。

しかし、当時のヴィトンは頑丈ですね。
頑丈に作り込まれている事以上に素材の品質が素晴らしいです。

 

 

 

 


合成皮革の劣化ともども付け根革も限界です。

 

 

 

 


こちら側の付け根革も長年頑張ってくれました。

 

 

 

 


ショルダベルト側の付け根も同じように負担が掛かっている部分です。

安心して使用できるように4箇所すべて部分的に作成して頑丈に仕上げます。

 

 

 

 


合成皮革のベタ付き汚れを取り除きました。

内張りが本革仕様になったポケットを取り付けて全体を組み立て直します。

 

 

 

 


本体側・ショルダー側とも付け根を作成強化しています。

芯材やヌメ革など高品質な素材で加工していますが余計な説明よりも
丈夫に仕上げていますのでご使用になりながら体感ください。

 

 

 

 

 


5年~10年後くらいに全体を解体してリニューアルリペア加工を施し
全体的にシャキっとスッキリ頑丈に復活させてもよいバッグです。

それまで、大切にご使用になり「リニューアルリペア加工」をご用命ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索