ヴィトンのM61202財布です。
今回は折り曲げ部が4か所ホツレていますので、縫い直すのですが・・・・
外面とは違い内側は綺麗な様子で型崩れもないようです。
ホツレて口が空いたまま使い続けると内側部材とサイズが合わなくなってしまい元通りに縫えなくなります。
糸がホツレて口が空いてしまった状態で使い続けると縫い留められていないモノグラム地が縮みます。
内張りの革が飛び出したように見えますがモノグラム地が縮んでいます。
こちらの折り曲げ部も重症です。
モノグラム地が縮んで内側の革がダブついていますので矯正しながら縫い直す必要があります。
しっかりと補正して縫製しました。
ホツレも長い間、放置すると取り返しがつかなくなるケースがあります。
今回の様なケースでは元通りにならない修理店が多いのではないでしょうか?
札入れの内張りも補正してスッキリさせました!
ホツレて口が空いた財布は見た目も悪い上、取り返しのつかない損傷に発展してしまいます。
早め早めのメンテナンスを繰り返すと良い状態で長く愛用出来ますし、結果的に費用も安上がりです。
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