素材

大切なブランドバッグのリペア日記

とても綺麗な状態のバッグから取り外した内張りです。

ヌメ革パーツの変色も無く金具のキズも無いバッグなんですが内張り全体がベタベタです。パンチ!

大切なブランドバッグのリペア日記

少し触れるだけで合成皮革の劣化ベタ付きが・・・・・ショック!

大切なブランドバッグのリペア日記

裏側を見て見ると、内ポケットやファスナーの縫製は完璧です。

表糸と裏糸をしっかりと結んで、ほつれない様に糸留めしています。クラッカー

大切なブランドバッグのリペア日記

2~3目ほど縫い返して糸留めすると2~3目ほど糸の重なりが出来てしまいます。

見た目のスッキリ感を演出するために僅かな糸の重なりも避けて丁寧な縫製が施されています。ニコニコ

しかし、・・・

丁寧な加工で作成される高価なブランドバッグですが使わずに保管しているだけで傷んでしまうのは残念です。

酷使されたバッグが傷んでしまうのは仕方ないとしても大切に保管しているだけで使えなくなるなんて・・・・

素材の選択に疑問を感じます。

たとえば一流のシェフは自慢の腕をふるう前に、素材を吟味することから始めます。

高級料亭の幕の内弁当とコンビニの幕の内弁当が同じ素材な訳はありません。

低価格なバッグは見た目のデザインで選択すればOK!で素材にまで、こだわるのはナンセンスです。

しかし、高価なブランドバッグはデザインだけでなく素材や作り込みを含めた品質を求めるべき品です。

購入する人が品質を吟味して、それでも指示されるのがブランドのはずですから・・・・

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索