1996年9月にフランスの工房で作成された財布です。
長年酷使されたようで、かなりお疲れモードです。
反対側にもカブセがあるコンパクトウォレットです。
疲れてますねぇ~
モノグラム地も内側の革部材も高品質な素材が使用されていますが・・・・
札入れポケットの天部も全体的にスレスレで数箇所穴が空いているようです。
丈夫なモノグラム地が使用されていますが折り曲げ部はご覧の状態です。
とても良い時代の財布ですのでリニューアルリペア加工で、
使い続けることが可能な状態に復活させます。
前後のカブセや本体の折り曲げ部は強化芯材を入れこんで丈夫に仕上げます。
とても頑丈に作成された財布ですので内部には芯材も見られます。
両側のマチ部材も負担がかかる部分ですので・・・・
薄い革を剥がして強化芯材を挟み込むのですが、
古い品で柔軟性が低下していますので破かないように解体するのは大変です。
薄い革で柔軟性が低下しているから強化加工を施すのですが・・・・
一枚目の画像と見比べていただくと強度アップしていることが伝わるのでは?
合成皮革の内張りは本革仕様になり各部の強化加工も完璧です。
ただ、とても良い財布ですので今後はもう少し丁寧に使用され、
早めのメンテナンスを施されるのが最善です。
大切にご使用ください。
by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索