大きさの違うLouis quatorze(ルイ キャトルズ)のクラッチバッグです。
黒のバッグは革が劣化しています。
カブセの付け根やポケット天部が裂けています。
反対側も同様に。。。。
底はマチが飛び出して変形。
シンプルな構造の内布も劣化してボロボロ。
黒のバッグが限界を超えていますのでワインカラーのバッグを入手されましたが、
大きさが違うために使いにくいとのことでサイズを変更します。
ワインレッドのバッグのマチは仕切りがあり構造も複雑になっています。
シンプルな構造の黒バッグと比べると外観のサイズだけでなく別の構造。
全体を解体して各パーツを寸法直し。
同じように見えるバッグもサイズが違えばカブセのラインやロック金具の位置などが、
違っていますので単純に周囲を切り落とすだけではサイズダウンできません。
使い方に合ったサイズに加工完了????
同じサイズに生まれ変わったバッグは下に重ねています。
同様に。。。。
後ポケットも同様に。。。。
依頼通りペン差しや名刺ポケットは取り外しました。
パーツを取り外したあとの針穴は放置せずに縫い直しておきました。
サイズや構造が違うとロック金具やマークワッペンの位置がネックになり、
単純にサイズダウンできませんでした。
悪戦苦闘しましたが、ご自身のサイズに合ったバッグになりましたので、
大切に長くご愛用ください。
by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索