シャネルのラウンドファスナー長財布です。
ファスナーが閉まらない状態です。
調整加工を施すだけでも、しばらくは開閉できるようになりますが長くは持ちませんし突然壊れてしまいます。
財布は綺麗で良い状態ですので安心してご使用いただくためにはファスナー交換しておくことが最善策です。
ファスナーの引き手革も弱っていますが、すぐに切れそうではありません。
使い方を工夫すれば問題なく使用出来る状態です。
外周ラウンドファスナー交換完了。
ファスナー交換の様子はブログでも何度も紹介していますので今回は省略です。
ファスナーの開閉には引き手革をつまんで引っ張りますが、引き手革には大きな負担が掛かります。
他ブランドのバッグや財布でも引き手革が切れてしまった方は多いはずです。
引き手革の付け根の金具ごと、摘まむようにして開閉すると引き手革に負担が掛からず長持ちします。
ファスナーの開閉もスムーズに行えますので結果としてファスナーまで長持ちして一石二鳥です。
その他、カブセの開閉やホックの開閉など少し丁寧に使用するだけで長く使用出来る工夫は沢山あります。
ショルダーベルトや持ち手の付け根革なども、使い方を工夫すれば綺麗なまま長持ちするものです。
大切に長くご使用いただくには大切に長く使用出来る工夫も必要です。
丁寧に使用するのが基本ですので難しく考える必要はありません。
そして、損傷があれば出来る限り早めに修理される事が賢明です。
by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索