カード入れヤブレ


ルイヴィトン モノグラムのガマグチ財布(M61663)です。

 

 

 

 

 


外面のモノグラム地に張り合わされた革がダブついてシワシワです。
モノグラム地が縮んだことでサイズが合わなくなっているためです。

 

 

 

 


財布では傷みやすい折り曲げ部も亀裂や欠損が見られます。

1997年製造で最高品質時代の品です。
何より20年が経過した品ですのでリニューアルリペア加工で、
全体的なメンテナンスが理想です。

 

 

 

 

 


今回はカードポケットの破れの修復と劣化したカード入れの内張りの交換のみ、
ご依頼をいただきました。

 

 

 

 


カードポケット部を取り外してみると裏側のポケットの内張りはベタベタ。
20年が経過した財布の合成皮革素材ですので納得の症状です。

取り外したカードポケットを解体してヤブレ部を復元強化加工で再生しながら、
カードポケットの内張りは合成皮革から布に張り替え組み立て直します。

 

 

 

 


ヤブレ部の復元強化加工とカードポケットの内張り作成交換の完了です。

カードを入れると劣化した合成皮革がベタベタと付着していたと思いますが、
ヤブレ部も復元して安心して活用いただけます。

 

 

 

 


丁寧に使用されていますが古い品ですので各部に損傷が見られます。
買い替えできない品質の財布ですので労わりながら活用されることをお勧めします。

大切にご愛用ください。

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プラダ芯交換


プラダのトートバッグとヴィトン財布です。

 

 

 

 

 


モノグラム地を内側に折り返した構造で1986年製造の年代物の財布です。

 

 

 

 


こちらもモノグラム地が擦り切れています。

 

 

 

 


底角も同様に。。。。

 

 

 

 

 


内側の折り返した部分も同様に。。。。

 

 

 

 


引き続き活用いただけるように折り曲げ部4か所を強化しながら、
壊れたホックとファスナーを交換します。

 

 

 

 


擦り切れた部分は内側に強化芯材を入れ込みます。

 

 

 

 


プラダのバッグは洗濯など水濡れが原因で芯材が硬化して縮んでいます。
芯材は天部から8センチ程度までボール紙が使用されています。

 

 

 

 

 


底面にも芯材がありますが縮んで変形していることがわかります。

 

 

 

 


両側マチの外周にも2センチ程度の芯材があります。

元々、部分的に芯材が入れられた構造ですので柔らかいバッグです。
全体に芯材を入れることも可能ですがバッグ全体がシャキッとしすぎて、
プラダのバッグというよりもビジネスバッグのように硬くなってしまいます。

 

 

 

 


間仕切りにファスナー付きのポケットがあり大容量で便利に使えるバッグです。
ファスナーの開閉で負担が掛かる部分は・・・・

 

 

 

 


布地が裂けていますので復元強化加工で丈夫に強度を上げながら修復します。

 

 

 

 


劣化して縮んだ芯材を交換するために解体。(右の黒い布が内張りです)

天部と底とマチの周囲だけに芯材があることがわかります。
白い布と外面の間にはスポンジがあるはずですが劣化して粉々になり、
無くなっています。

白い布地も縮んで外面とサイズが合わなくなっていますので取り除きます。

 

 

 

 

 


破れていた部分は強化して縫製します。

 

 

 

 


パキパキに硬化した芯材は取り除きます。

 

 

 

 


底も同様に。。。。

 

 

 

 


解体してホック交換の完了です。

 

 

 

 


ファスナー交換も同様に。。。。

 

 

 

 


底角も強化して擦れ部を補修。

 

 

 

 


折り曲げ部も同様に。。。。

 

 

 

 


年代物の財布ですが折り曲げ部の強化などで引き続き活躍してくれます。

 

 

 

 


硬い芯材は部分的に使用されているだけの柔らかなバッグで、
スポンジ芯が粉々に劣化してなくなり自立しない状態でしたが、
外面の弾力も復活させましたので自立するように復活しました。

 

 

 

 

 


底面も同様に。。。。

 

 

 

 

 


取り外した芯材を重ねてみるとサイズが足りていないことがわかります。

 

 

 

 


ファスナーポケットの破れ部は丈夫に復活です。

 

 

 

 


予定外ですが、こちら側も負担が掛かるので解体して強化しておきました。

 

 

 

 


硬い芯材は元の配置で全体的には弾力のある柔らかい芯材しか入れていませんが、
自立するように復活しています。

2か所のファスナー引手も作成交換して財布同様に活躍してくれる状態に復活です。
大切に長くご愛用ください。

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ガーデンパーティGM


新品の横幅50センチの大きなエルメスのガーデンパーティGMです。

 

 

 

 

 

 


容量は大きいのですが旅行やゴルフなどに活用するために、
天部にファスナーを追加加工。

 

 

 

 


ファスナーを内側に入れ込めばオープンのままでも使用可能ですし、
バッグにダメージを与えることなくファスナーを取り除くことも可能ですので、
飽きたら元の状態に戻せます。

中が丸見えのガーデンパーティの防犯対策だけでなく、
型崩れの防止にもなり旅行やゴルフに役立ちそうです。

 
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グッチ財布の金具


グッチのニュージャッキー長財布です。

 

 

 

 


こちらの面は大きなカブセの小銭入れで使いやすい財布です。

 

 

 

 


小銭の出し入れの度に負担が掛かるホックはバネが折れていますので、
ホック交換が必要です。

 

 

 


折り曲げ部は革が擦り切れて穴が空いています。
解体して強化加工を施します。

 

 

 

 


カブセの折り曲げ部も同様に。。。。

 

 

 

 

 


角部も擦り切れて芯材が露出していますが、
折り曲げ部の様に可動しない部分ですので補修補色加工で改善させます。

外周は表皮が剥がれた部分に汚れが染み込んでいますので、
黒く変色しています。

使い込んだ雰囲気を楽しむタイプの素材ですので、見た目的には問題ないのですが、
長持ちさせるためには補修しておくのが最善です。

 

 

 

 


基本的にはトラブルが少ない丈夫なロック金具ですが・・・・

 

 

 

 


本体に固定してある脚が折れてロック金具はぶら下がった状態。
固定されていないと使いにくいので金具を再生して本体に固定します。

 

 

 

 


ロック金具を取り外して折り曲げ部を解体したところです。

 

 

 

 


部材をめくり上げて強化芯材を入れ込みます。

 

 

 

 


本体の折り曲げ部も同様に。。。。

内側を見ると数種類の芯材が使用され丁寧に作成された良い財布であることが、
わかります。

 

 

 

 


折り曲げ部4か所の強化加工と角部4か所の補修加工の完了です。
表皮が剥がれたところに汚れが染み込んで黒く変色していた外周も補色しました。

 

 

 

 


同様に。。。。

 

 

 

 


4号サイズという特殊なサイズですが元と同じイタリー製のホックですので、
凸側のホックは変更することなく凹側ホックのみの交換で対応できます。

 

 

 

 


ロック金具も本体に固定完了。

 

 

 

 


初めてのお給料で購入されてから使用されている思い入れのある財布とこと。
経年変化を楽しめる素材で良い雰囲気があります。

折り曲げ部の強化やホック交換などで、まだまだ活躍してくれますので、
現状の良い雰囲気を維持しながら大切にご愛用ください。

 

 

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エルメスGPの修理


使用不可能な状態まで使い込まれたエルメスのガーデンパーティです。
前後の持ち手がクタァ~と疲れ切った感じです。

 

 

 

 


くの字に折れ曲がった部分まで芯材が抜けています。
芯材が短くなることはありませんので革が伸びて寸法が足らなくなっています。

肩に掛けて使用すると余計な負荷が掛かり持ち手が伸びやすいです。

 

 

 

 


各部の革は擦れや汚れだけでなく素材自体に劣化が見られます。

 

 

 

 


同様に。。。。

 

 

 

 


底角には大きな穴も空き持ち歩きにくい状態です。

 

 

 

 


こちらは擦り切れ穴がパイピング革にも見られます。

 

 

 

 


天部テーピング革はボロボロで劣化も激しく復元は難しい状態です。

 

 

 

 


この辺りも同様に。。。。

 

 

 

 


マチの帯革もスレスレ。
穴は空いていませんので軽傷ですが布部の色褪せや擦り切れは修復不可能です。

 

 

 

 


今回は外面のみの加工ですが内底もスレスレです。
丁寧に愛用するというよりは便利な道具として活用されていたバッグのようです。

 

 

 

 

 


保管状態の問題で底面も変形しています。
この辺りはタオルなど詰め物をして保管すると防げますし改善します。

 

 

 

 


天部テーピング革は取り外して作成交換します。

 

 

 

 


10センチ以上革が伸びた状態ですので芯材交換します。

 

 

 

 


こちらの持ち手も同様に。。。。

 

 

 

 


こちら側は正しい位置に芯材がありますが解体しました。

 

 

 

 


こちらも同様に解体。

 

 

 

 


負担が掛かる持ち手の付け根は限界を迎えていますので、
強化芯材を入れ込むために4か所とも解体しました。

 

 

 

 

 


手で握る持ち手の中央部は革の表皮が無くなって繊維が露出しています。
素人修理で縫い直した形跡も見られます。

 

 

 

 


糸を取り除いてみると革が擦り切れて縫い直すことも不可能な状態です。

エルメスのバッグでなければ諦めるのも選択肢に入るほどの各部の状態ですが、
持ち歩けるように改善させたいと思います。

 

 

 


汚れを取り除くと表皮が擦れて無くなった部分は白くなり、
革の繊維が毛羽立っています。

 

 

 

 


同様に。。。。

 

 

 

 

 


持ち手も同様に。。。。

 

 

 

 


マチの帯革も擦れ具合が鮮明です。

 

 

 

 


汚れを出来る限り取り除きましたので表皮を整える補修加工を施し、
革パーツを補色します。

 

 

 

 


テーピング革の作成交換の完了です。

 

 

 

 

 


持ち手は革の寸法に合わせた芯材に交換して付け根部は強化しました。

 

 

 

 


擦り切れて無くなった部分を復元しながら持ち手を縫い直してコバ仕上げも完了。

 

 

 

 


擦れ部も目立たなく改善。

 

 

 

 


大きな擦り切れ穴やパイピング革も目立たないように修復。

 

 

 

 


擦り切れ穴や色剥げなど各部の損傷で持ち歩きにくい状態でしたが、
各部のホツレなども縫い直して愛用いただける状態に復活しました。

持ち手付け根が強化されたことなどで丈夫になっていますが、
一度は限界を超えるまで酷使されたバッグですので、
出来る限り現状を保ちながら大切にご愛用ください。

 

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モノグラム財布修理


2000年製造で17年が経過したルイヴィトンのガマグチ財布(M61663)です。

 

 

 

 

 


ベロ革はコバの塗料が剥がれたまま使用されていたので、
芯材のボール紙がふやけています。

 

 

 

 


ベロ革の折り曲げ部には亀裂も見られますので強化しておきます。

 

 

 

 


17年が経過した財布ですので各部にホツレも・・・・

 

 

 

 

 


こちらの角もホツレ。

コバの塗料も剥がれて部材も剥がれたまま使用していると・・・・

 

 

 

 


モノグラム地に亀裂ができてしまいます。

モノグラム地がちぎれて欠損しないように、この部分も強化加工します。

 

 

 

 


財布では一番傷みやすい折り曲げ部はホツレや欠損が発生。
もっと早い段階でメンテナンスするのが最善です。

 

 

 

 


こちら側の折り曲げ部はホツレ程度で大きな損傷はありませんが強化します。

モノグラム地が縮んで内部材が飛び出しているために、
モノグラム地の折り曲げ部に負担が掛かりにくいのかも?

 

 

 

 


外周に飛び出した内部材は擦れてしまうので表皮が剥がれています。

 

 

 

 


バッグの中でも擦れてしまう財布の外周は損傷を避けるのが難しいです。
内部材の外周の擦れは補色加工で目立たなくします。

 

 

 


汚れた小銭を入れるのでガマグチの中の汚れは避けることはできません。
汚れを気にしていたら財布としては使えない部分ですね。

 

 

 

 


折り曲げ部と片側の角部の亀裂を強化する予定でしたが、
こちら側は天部全体に強化加工を施しておきます。

 

 

 


反対側の折り曲げ部も解体して強化芯材を入れ込みます。

 

 

 

 


ベロ革も解体して強化芯材を入れ込みます。

 

 

 

 


ホツレやコバ仕上げも完了。
刻印入りのホック金具も変色していましたので磨いておきました。

 

 

 

 


小銭入れの中も清掃しておきました。

 

 

 

 


欠損が見られた折り曲げ部は強化しながら縫製して丈夫に。。。。

 

 

 

 

 


色剥がれ部は補修補色加工で改善させています。

色剥がれで白くなった部分が目立たなくなったことよりも、
表皮の剥がれた部分から汚れや湿気を吸い込みにくくなったことが、
良い状態を保つ上では効果的です。

 

 

 

 


17年が経過した財布で各部に損傷が見られましたので、
全体を解体して合成皮革の内張りを本革で張替たり変形や型崩れなども補正する、
リニューアルリペア加工もご提案しましたが、
選択された各部の修理加工だけでも十分に活用いただける状態に復活しました。

大切にご愛用ください。

 

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