
横幅45センチ以上ある大きなワニ革のトートバッグです。
自立しませんので吊り下げていますが、
変形というか型くずれというか高級皮革らしくない佇まいです。

両側のマチが大きく裂けています。

マチの帯革には亀裂が見られます。

持ち手の付け根も同様に。。。。

内張りはシンプルですが本革仕様です。

内側のマチ天部にはパーツが外れた跡が見られます。

このパーツが外れたようですが、反対側も限界ですねぇ~

内張りと持ち手などを解体して、それぞれの芯材も取り外します。

ボール紙の芯材は硬化していてパキパキです。

金具もサビサビ。

持ち手を取り外したので本体側の付け根革も解体して強化します。
持ち手の付け根革を解体すると、
帯革の下でバッグ本体のワニ革を継いでいるのがわかります。
大きなバッグですので前面3枚、後面3枚のワニ革で構成されているようです。

このバッグはマチの帯革を接着材だけで組み立ててありステッチは飾りでした。
爬虫類のバッグには多く見られる接着仕上げですが、
長く愛用していると接着が剥がれてバラバラになり強度不足です。

芯材を交換して本体と縫製して頑丈に組み立て直します。

持ち手の付け根も劣化した芯材を取り除きました。
多数ある亀裂を繋ぎ合わせて強化芯を入れて組み立てます。

ボロボロだった持ち手の復元強化加工の完了です。

金具のサビも取り除き付け根は新品時より丈夫に仕上げています。

かなり重症だったマチですが頑丈に復活しました。

反対側のマチも同様に。。。。

底角やパイピングの擦れ傷も補修補色加工しています。

小さなパーツも芯材を強化して取り付けています。
内側の天部周りのワニ革部材も解体すると亀裂が多数ありましたが、
全体的に強化芯材を貼り合わせて復元しています。

各部に強化芯材をいれて接着ではなく縫製して組み立てました。
自立しない状態のバッグでした高級皮革のバッグらしくスッキリしました。
大切にご使用下さい。
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