CHANEL財布の組み換えリメイク

大切なブランドバッグのリペア日記

シャネルの財布です。

海外旅行に行った友人に買ってきてもらったが、ほとんど使用していないとのこと・・・その理由は?

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財布をフルオープンしないと頻繁に使用する小銭入れが使えません!

おまけに、画像の様に左手で財布を持つとカードや札の出し入れも困難です。ガーン

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フルオープンにして右手で持つと左手でファスナーの開閉や小銭の出し入れが、やりにくい!

使いずらいと使用しなくなるので内側構造を使いやすく組み換えリメイクする、ご依頼をいただきました。

(内側に変形やシワがあるのは洗濯してしまったとの事です。叫び) どうしましょ~あせる

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いつものように、全体バラバラです。

当社では見慣れた光景ですが、一つ一つパーツを再生して地道に組み上げるしか近道はありません。ショック!

手間暇や技術も新品商品を作成する方がたやすいのは言うまでもありません。

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小銭入れ部分だけでも多くのパーツで構成されています。

やはり、小銭入れのシワが気になります・・・

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洗濯されていたのでカード入れの内張りポケットも剥がれていました。ガーン

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悪戦苦闘しましたが、組み立て完了です。

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フルオープンしなくても小銭入れが右手で使用できます。ニコニコ

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札入れもカード入れも右手で出し入れできるように組み換えました。チョキ

洗濯シワや変形も無くなって最初から、このような構造だったみたいに違和感ないでしょ!

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結局、芯材や内張りなど全て交換することになってしまいました。ショック! その理由は・・・・

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財布の幅と内布のサイズが大きく違います。叫び

洗濯されていたので芯材や内布が縮んで財布全体にシワが出ていたんです。

縮んで寸法の足らなくなった内布は使用できませんので全交換することに・・・・疲れた~ショック!

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これまで、不便だった使い勝手が解消されましたので使用頻度は多くなると思います。

しまい込むには、勿体ない良い財布ですので大切に長くご使用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

シャネルのキャンバストート

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シャネルのキャンバス素材のトートバッグです。

大きなトートですので持ち手の付け根に負担がかかります。

後ろ側の壁に持ち手をもたれかけないと前後に持ち手が倒れてしまう状態です。ガーン

出先でテーブルなどにバッグを置いたとき、持ち手がクタ~と倒れるトートは残念ですし、

沢山の荷物を入れ込んでも安心して使用できるように補強加工します。

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アップで見ると本体全体のキャンバス地のコーティングに劣化があります。叫び

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全体のコーティングがポロポロと剥がれおちてくる状態で、まだ剥がれていない様に見える部分も

キャンバス地との定着が弱く浮いたような状態です。ガーン

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画像では伝わりにくいですが、日焼けで背中の皮がめくれるような感じです。

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「ポロポロと剥がれおちるコーティングを停める事が出来ればOK!」と、ご了解いただいていますが・・・・

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うろこ状に剥がれたコーティングを定着させポロポロと剥がれてくることは無くなりましたが・・・・

すでにコーティングが剥がれて無くなっていた部分が多数あり、シミ汚れの様に見えてしまいます。しょぼん汗

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こちら側も、うろこ状に剥がれかけたコーティングは定着させましたが・・・・・目

コーティングが剥がれて無くなっていた部分も大きく、巨大なシミの様です。

画像では伝わりにくいかもしれませんが、色やツヤ感・質感などコーティングのある部分と無い部分では

違和感がかなりあります。

「直営店などでは不可能ですがポロポロと剥がれてくるコーティングはキャンバス地に定着させます。」

「剥がれ落ちて無くなってしまったコーティングは存在しませんので無い物を定着させることはできません。」と、

お伝えして、ご了解いただいた加工なんですが・・・・モヤモヤします。むっ

商売としては「これでOK!」なんですが・・・・

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本革パーツにも各部に擦れキズや色落ちがあります。叫び
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持ち手は全体的に色剥がれしています。

革の表面を補修したあと補色加工が必要です。あせる

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キャンパス地が白色系なのでこのような部分は補修補色も苦労します。あせる

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持ち手は取り外して解体し付け根の強化加工を施します。

 

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本革パーツの補修補色や持ち手付け根の強化加工など全て完了し、

コーティングの剥がれも定着させ一度は完成したのですが・・・・バラバラです叫び

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持ち手付け根の強化を施したあと本体に取り付けています。

持ち手はクタ~と倒れることなく頑丈です。にひひ

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天部口周りの擦れキズや内側に多数あった引っかき傷も補修しました!チョキ

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一目瞭然ですがキャンバス地の半分だけコーティング加工してみました。

キャンバス地にコーティングがないと水分や汚れを吸い込んでしまいます。

コーティング加工した部分は水分や油汚れも防ぐ効果があり白系のキャンバス素材には有効です。

最近のコーティングは劣化して剥がれてくる心配もありません。

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予定外の大仕事でしたが完成です。ニコニコ

全バラしましたので革パーツの補修補色だけでなく、コバ(厚み部分)の仕上げも完璧です!

型崩れもなくなり、持ち手も自立してカッコイイです!

丈夫に仕上げていますし、表面の劣化の心配もなくなりましたので、安心してご使用いただけます。

大切にご使用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

いろいろ、内張りのベタ付き

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エルメスの巾着はショルダー絞り紐の交換をしましたが、それ以外のバッグは内張りの劣化部の交換です。

高級ブランドのシャネルやヴィトンでも合成皮革部分は劣化してベタツキが出てしまいます。パンチ!

内張り交換は何度もブログで取り上げていますので、珍しい内容ではありませんが、

バニティの内張り交換はブログでは初めてのタイプですのでご紹介します。

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ほとんど新品状態の綺麗なバニティバッグです。

未使用ですが古い物ですので表面のキャビアスキン素材は現行品とは比べ物にならない良質革です。クラッカー

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しかし、内側は何年も使い古したように劣化しています。叫び

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少し触れるだけでも黒い合成皮革が手にこびり付いてきます。ガーン

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内側の合成皮革とベタ付き汚れがこびり付いたファスナーを取り外しました。

手が真っ黒になったのは言うまでもありません。

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内側が空っぽになったバニティです。

こんな姿はブランド愛好家や鑑定士でもあまり見れないはず・・・

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最高品質だった頃のバッグですから本革で内張りを作成しました。

合成皮革の様なベタ付き劣化の心配は無くなり高級感もアップです。チョキ

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シャネルのギャランティカードには数字が刻印されています。

この数字は内張りにも特殊なシールで記載されています。

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かなり汚れていましたがギャランティシールも内張りに元通り付け直しました。にひひ

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最高級ファスナーに付け替えましたので開閉もスムーズです。完成!

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モノグラムのバッグは劣化してべた付いた内ファスナーポケットを本革で交換しました。

合成皮革部分がバッグから無くなりましたので安心して長~くご使用いただけます。

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内張りを交換できるとこまで解体して組み上げた後、バッグ全体のコバ(切り目)の仕上げ直しをしました。

塗料を塗り重ねては磨き込む作業を繰り返してコバが仕上がります。

一見、コバ部に塗料を塗るだけの簡単な作業と思いがちですが、かなり手間暇が掛かる作業なんです。

エルメスのバーキンなどはコバ仕上げが必要な外縫いタイプとコバ仕上げのない内縫いタイプとでは

何万円も価格が違う(5万円ぐらい?)は有名な話です。

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本体同様に付属のショルダーベルトもコバ仕上げし直してあります。合格

ベタ付き劣化しない塗料を使用していますので安心です。

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エピレザーのセカンドバッグも内ポケットと背面ポケットのベタ付き劣化のため本革で交換しました!

エピレザーや本革部分にもベタ付き汚れが付着していて大変苦労しましたが、

合成皮革部分がバッグから無くなりましたので2度と劣化の心配はありません。にひひ

 

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シャネルの小さなポーチでしたがチェーンショルダーを作成しました。

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ベタ付き劣化していた内張りはご依頼どおり同系色の本革で交換しています。カワイイ!

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左マチには素人修理された跡など大きな損傷がありましたが問題なく仕上がっています。チョキ
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全体にあった黒い汚れも補修していますので綺麗な状態です。

ショルダーの取り外しが可能ですので使用頻度がアップしそうです。

今回は、すべて一人のお客様からのご依頼でした。

同時にお預かりしているエルメスバーキンやドゴンの修理などもブログで紹介する予定です。

かなり、苦戦しそうなエルメスの修理ですので、お時間頂戴しますがお楽しみに!

大切にご使用ください。

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シャネル・引き手の修理

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シャネルのバッグですが使用感なく綺麗な状態です。

ファスナーの引き手革が切れて外れています。

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引き手革も手垢などの汚れも無く、かなり早い段階で切れてしまったようです。しょぼん

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外周のステッチは、この状態で縫われていて、最後は二つ折りに接着仕上げです。

この方法ですと裏表の仕上がりに差がなく綺麗な見た目になりますねー。

頑丈さよりも美しさを重要視する女性のためのブランドですし美を追求した仕上げ方は正解かも?

引きて革の上に映っているゴミくずが取り外した芯材です。

切れた革を再生して頑丈な芯材に交換しました。チョキ

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ファスナーの開閉で負担の掛かる部分ですから、かなり頑丈にしておきました。

しかし、実際はファスナー自体が少しかたくて負担がかかるようで、根本的な改善はされていません。

ホントはファスナーをスムーズに開閉できるように交換してしまうのが望ましい修理です。

まだ新しいバッグですし明確に壊れていないファスナーの交換は・・・・・ご提案すら気が引けてしまいます。あせる

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シャネル財布のキズ補修

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CHANELの長財布です。

新品の財布なんですがキズがありますので、補修します。

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カード入れの部分に引っかき傷があり表皮が剥がれて白くなっています。しょぼん

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違う角度からみるとCHANELの刻印近くまで引っかき傷が伸びているのが見えます。叫び

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黒い塗料をサッと吹き付ければ完成?と思うでしょ!

革の表面が傷ついて表皮が無くなると、そこから塗料を吸いこんでしまいキズは消えません。

毛羽立った革の繊維が塗料で固まりキズ部がヤスリのようになってしまうこともあります。

下地を修復して均一に仕上がるように加工してからキズを消しています。チョキ

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角度を変えて見ても大丈夫です。

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革の毛穴が見えるほど近づいても問題ありませんので新品製品として合格です。

見た目ではわかりませんが、色落ちや汚れが付きにくい加工も密かにしていますので、

偶然この財布を購入される方はラッキーかも?

*お気に入りのバッグや財布を購入され使用開始する前に各部に加工をすると長持ちします。

バッグや財布を見るとその製品の弱い部分がわかりますので、補強加工などをして品質を上げておくのです。

新品から修理?と思われるかもしれませんが、トラブルなく長く綺麗に愛用できます。

最近の製品は品質がダウンしていますので特に効果が大きいです。

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CHANELトラベルラインバッグ修理

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シャネルのトラベルラインのトートバッグです。

なんとなく、カッコ悪いんですが画像を見て使い方の間違いってわかりますか?

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このように、使用されている方を時々お見かけしますが、前側の持ち手が裏返しです。

(後ろ側の持ち手は正しくご使用されています。)
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正しい面に持ち手を戻してみると・・・

内側になる革が伸びてしまっていて表裏の革の長さが合わないため張り合わすのも困難です。しょぼん

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傷みやすい持ち手の中央は芯材もボロボロで糸も擦り切れて無くなっています。あせる

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反対側の持ち手も糸は擦り切れ芯材も弱っていますが、正しい向きで使用されていましたので、

表と裏の革のサイズにダブツキがありません。

しかし、革の切り目のニスも剥げて無くなっていますので、もう少し早めの修理をお勧めします。

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傷みきった芯材を部分的に交換して、強度をアップさせます。メラメラ

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持ち手の向きも正しくなり芯交換した部分の強度は新品時以上になりました。チョキ

両側の持ち手とも切り目のニス仕上げもバッチリです!

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ショルダーベルトや長めの持ち手を裏返しで使用してしまってる方は多いです。

洋服のボタンの掛け違いと同等のカッコ悪さです。

ブランドバッグは綺麗に正しく丁寧に使用しないと意味がありません!

カッコよく使用するからブランドバッグなんです。

大切にご使用ください。

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