1991年製造のヴィトン財布の修理


1991年に製造された財布で20年以上経過していますが、
素材品質が良いのでしっかりしています。

 

 

 

 


とてもシンプルで小さな財布です。

内部材の革も最高品質だった頃の素晴らしいものですねぇ~

 

 

 

 


それなりの使用感や小傷は見られますがご使用には支障のない良好な状態です。

全体的な加工を承りましたが今回は外周の縫直しのみ承ることにしました。

 

 

 

 


軽傷ですが擦れ傷があります。

 

 

 

 


モノグラム地と内部材が剥がれてきている部分も数箇所見られます。

外周のコバの仕上げ直しもします。

 

 

 

 


外周の縫直しとコバの仕上げ直しの完了です。

マチの擦れ傷も少し補色しておきました。

 

 

 

 


センターの刻印マーク金具もピカっとさせておきました。

この財布のようにリニューアルリペアが必要のない状態で、
全体を解体することは得策ではありません。

とても良い状態の財布ですので大切にご使用になり、
10年後くらいにリニューアルリペアを施してあげましょう。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

ヴィトン ヴェルニ長財布のクリーニング


ルイヴィトンのヴェルニ長財布です。

便利に使えるモデルですが変色や色移りなどトラブルの多い素材です。

 

 

 

 


変色や色移りは丁寧に使用していても避けることのできない損傷です。

しかし、「ファション性を重要視したモデルだから仕方ありませんねぇ~」・・・と、
直営店でも対応はしてもらえません。

 

 

 


たしかに、難しい素材ですので新品状態にすることは不可能な素材ですが、
変色した状態では残念すぎますねぇ~。

 

 

 

 


ところで、この財布の元の色なんですが・・・・

 

 

 

 


カブセを開いてみると全体の変色具合がよくわかります。

しかし、カブセで隠れていた白く見えるも新品時からは大きく変色しています。

 

 

 

 


使用感はありますが内側の状態から丁寧に使用されている様子です。

 

 

 

 


よく見るとカブセ裏も全体的に汚れがありボールペン汚れも残念です。

 

 

 

 


カブセ裏も全体的に汚れていましたがボールペン汚れと同時に補修しました。

 

 

 

 


全体的に変色や汚れがあり使いづらい状態でしたがスッキリしました。
変色・汚れが改善し気持ちよくご使用いただける状態に仕上がっています。

変色や色移りなどのヴェルニ特有のトラブルが出にくい加工をしていますが、
白い財布は汚れが目立つので丁寧に使用する以外に良い状態を保つのは難しいです。
しかし、白い財布を綺麗に使用できると、どんな財布を使用すよりカッコイイです。

大切にご使用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

ヴィトン アクセサリーポーチのストラップ


ヴィトンのアクセサリーポーチです。
ヌメ革のストラップが切れていますが瞬間接着剤でつなぎ合わせているようです。

 

 

 

 


細い革を貼り合わせただけの構造ですので、
芯材やステッチもなく限界を超えると切れてしまいます。

 

 

 

 


ストラップの革に強化芯材をサンドして作成しました。

デザインやサイズに変更はありませんが強度アップしています。

 

 

 

 


新品のヌメ革は日焼けがなく真っ白ですが少し補色して仕上げています。

新品のヌメ革は汚れが付きやすくシミになりやすい事もありますが、
新品のバッグでないと新しい革パーツは違和感が大きいです。

最高品質の革で丈夫に作成していますので、
使い込むほどに他のパーツと一体感が増してきます。

大切にご使用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

VUITTON alma M51130 アルマのヌメ革パーツ交換


ルイヴィトンの定番モデルなんですが、何のパーツかわかりますか?

 

 

 

 


長年酷使されてきたパーツは擦り切れています。

 

 

 

 

 


アルマでした。
最初の画像でアルマと推測された方は相当のヴィトンファンですねぇ~

 

 

 

 


最高品質時代に作成されたバッグですので最高品質の素材で丁寧に作成されています。
長年のご使用でヌメ革パーツは限界ですので、外面のヌメ革パーツを全交換します。

 

 

 

 


内張りを解体して付け根革を裏側から見たところです。

 

 

 

 

 


バラバラに解体しました。

 

 

 

 


付け根革の金具も長年のご使用でサビがでて変色しています。

画像左側の二つは磨き込んで仕上げた様子です。
かなり時間がかかる作業ですが気づいてもらえないことが多いです。

 

 

 

 


当時のヌメ革に負けない最高品質のヌメ革を使用してパーツを作成します。

裏面など見えない部分にまで同じ素材を使用する当社は材料が多量に必要です。
この辺りも気づいてもらえない悲しい現実です。

超一流ブランドでもコストダウンする時代ですので、
見えない部分にまで手間やコストを掛けるのはビジネスとしては無意味ですね。

気がついてもらえないということは喜んでもいただけない?

 

 

 

 


ヌメ革パーツの全交換の完了です。

 

 

 

 


刻印入りカシメ金具もピカピカに再生して元通りです。

付け根革の裏にも表と同じヌメ革を貼り合わせ強化芯材を入れ込んでいます。

 

 

 

 

 


この時代のモノグラム地は頑丈すぎるほど耐久性があります。

最近のヌメ革は柔軟性が長持ちせず、
色焼けして変色を楽しむ頃には表面がひび割れてしまいます。

専門的なことは割愛しますが、当社では本来のヌメ革を使用してパーツ作成しています。
少しづつ色合いを変え風合いを増していく様子を楽しみながら、
大切にご使用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

ルイヴィトン タイガ ビジネスバッグ(moskova)の修理


ルイヴィトンのビジネスバッグ(タイガラインのモスコバ)です。
各部に損傷が見られますが今回はマチ底の復元強化加工をします。

 

 

 

 


持ち手を掴むたびに指や爪があたるのでカブセがスレスレ状態です。

 

 

 

 


外周もスレスレで表皮が剥がれ革の繊維が毛羽立った状態です。

 

 

 

 


カブセを開くたびに負担がかかる本体とカブセのつなぎ目は亀裂があります。

中身の出し入れ時にカブセを大きく開けすぎると傷みやすい部分ですね!

 

 

 

 

 


内張りもビジネスバッグらしく仕切りやポケットが多数あり便利に活用できる鞄です。
しかし、素材が合成皮革なので周囲は劣化して剥がれてきているようです。

 

 

 

 


手を入れられないほどのべた付きは無いようですが・・・・

 

 

 

 


後面にある大きなポケットの中も合成皮革です。

 

 

 

 


底角だけでなく外周全体がスレスレ状態。

ここまでは見た目や耐久性を気にしなければ使用は可能ですが・・・・

 

 

 

 


今回はマチ底4箇所の復元強化加工を施します。

 

 

 

 


4箇所あるマチ底は破れて底が抜けていたり亀裂があります。
底が抜けている状態ではバッグの使用は不可能ですねぇ~

 

 

 

 


こちらも同様に。。。。

 

 

 

 


こちらは他の3箇所と比べると軽傷ですが、すでに限界です。

 

 

 

 


マチ底を4箇所とも解体して内張りを剥がします。

4箇所の復元強化加工ですが、実際は底マチ部も強化しますので8箇所の加工です。

 

 

 

 


重傷です。
ここまで、よく頑張ってくれました。

 

 

 

 


負担がかかる部分ですので頑丈に仕上げたいのですが・・・・

 

 

 

 


長年酷使された革素材は柔軟性が低下しています。
直せるのでしょうか?

 

 

 

 


負担がかかる8箇所に強化芯材を入れ込みながら破れた部分を再生しました。

 

 

 

 


当社で加工した部分は、かなり頑丈になっていますので安心してご使用いただけます。

 

 

 

 


外周はあまりにもスレスレでしたので軽く補色しておきました。

 

 

 

 


底が抜けていた部分は頑丈になり少し補色しましたので見た目も少し改善し、
なんとか使用いただける状態になりました。

今回は底マチのみの加工でしたが、まだまだ心配な箇所が見られます。
ビジネスの道具としての役割が大きなバッグですが、
良い品ですので大切に長く愛用ください。

 

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

LOUIS VUITTON oural(ウラル) M30024の修理


1994年2月にフランスの工房で作成されたルイヴィトンのウラルです。

大きなビジネス系バッグで頑丈に作られた良いバッグですが、
構造が複雑で生産性が悪いためか、すでに廃盤商品です。

 

 

 

 


3ボックス構造で前後からのカブセも凝った作り込みです。

 

 

 

 


負担がかかるマチ底はホツレが見られます。

 

 

 

 


亀裂の見られる部分も・・・

 

 

 

 


後面には大きなポケットが有り雑誌や新聞を入れるのに重宝しそうです。

 

 

 

 


しかし、内張りは合成皮革でベタ付き劣化がぁ~

 

 

 

 


カブセ裏に取り付けられているペンケースの中も合成皮革。。。。

 

 

 

 


複雑な構造の本体も内張りは合成皮革で、すべて劣化しています。

 

 

 

 


頑丈な作り込や機能性も含め高いステータス性まで感じさせる良いバッグですが、
内張りに使用されている合成皮革素材だけが残念です。

パーツ点数が多く、複雑で大きく頑丈なバッグを解体しなければ、
内張りの交換は出来ません。

 

 

 

 


解体のスタートです。

 

 

 

 


少し解体をスタートしただけで合成皮革のベタ付き汚れでベトベトです。

 

 

 

 


綺麗に見える部分でも触るとデェロデロです。

10円硬化が劣化した合成皮革に埋没するように張り付いているのを発見!

 

 

 

 


マチ底は負担がかかる部分ですし亀裂も見られましたので強化しますが、
合成皮革を剥がし取っても革にベタ付き汚れが付着しています。

 

 

 

 

 


裏側のベタ付き汚れを取り除き強化芯材を貼り合わせて亀裂を修正します。

 

 

 

 


マチ底の強化だけでも6箇所ありますのでシンプルなバッグの3倍の手間が掛かります。

しかし、小さな亀裂の間に強化しておかないと必ず大きく裂けてきます。

 

 

 

 


今回の内張り交換のために取り外したロック金具です。

なぁ~んか汚いなぁ~・・・・

 

 

 

 


カブセ側のロック金具もサビサビです。
かなりの長時間、磨いてしまいましたが手が痛くて途中でギブアップです。

このままでは中途半端ですし、日を改めて仕上げます。

 

 

 

 


合成皮革素材は本革で交換し長く愛用いただけるようにします。
大きなバッグで多くのパーツ点数がありますので一枚の革では足りません。

ここまでの解体にも手間暇がかかるバッグですが、
ここからがスタートで組立には解体の数倍の手間暇が掛かります。

 

 

 


悪戦苦闘しましたがペンケースや各ポケットなど本革仕様のウラルの完成です。

ウラルを解体するたびに2度とこのバッグは解体したくないと思うほど疲れます。
悪戦苦闘の記憶が薄れるまではウラルの内張り交換は対応でませんので、
お問い合わせをお控えくださいますようお願いします。

 

 

 

 

 

 


当然、後ポケットも本革の内張りで作成しました。

贅沢使用ですが合成皮革のようなベタ付き劣化がありませんので、
長く愛用していただけます。

 

 

 

 


マチ底6箇所の復元強化加工も施し外周のコバも仕上げ直しています。

 

 

 

 


このような構造のセカンドバッグやビジネスバッグはマチ底のトラブルが多いです。
高価な品ですし大容量のビジネスバッグですから頑丈に仕上げておいて欲しい部分です。

 

 

 

 


悪戦苦闘しましたがロック金具もビューティフル!

磨き始めは後悔しましたが綺麗になると、いい感じですねぇ~。

 

 

 

 


内張りを本革仕様にするだけでなく重要な部分には強化加工を施して組み立てています。

ビジネスの道具としての役割が高いバッグですが高級感もありお洒落です。
貴重なバッグですので大切にご使用ください。

 

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索