CHANEL 角部の擦り切れ

chanel surikire (1)
ビンテージ感が漂うシャネルの布地マトラッセです。
底角と上角の計8箇所が擦り切れて布地が破れています。

 

 

 

 

chanel surikire (2)
画像ではわかりにくいですが中の芯材が見えている状態です。

 

 

 

 

chanel surikire (3)
こちら側の2箇所も同様に。。。

 

 

 

 

chanel surikire (4)
底角はもっと重症です。

ジーンズの膝が少し破れると、たちまち大きく穴が広がってしまうのと同様で、
布の織りがホツレて拡大し、このままの状態をキープすることは困難です。

 

 

 

 

chanel surikire (5)
こちら側も同様に。。。。
本体を解体して裏側から強化しながら縫い込んでしまうのがベストなんですが・・・

 

 

 

 

chanel surikire (6)
こちらの底角は完全に布地が擦り切れて欠損して芯材が飛び出しています。

 

 

 

 

chanel surikire (7)
底角は強化縫込み加工を施し、天部は本革でテーピング加工して、
傷を隠しながら高級感も同時にアップさせる方法をご提案しましたが、
今回は傷がこれ以上悪化しないように補修加工のみを承りました。

 

 

 

 

 

chanel surikire (8)
擦り切れて布地が欠損し芯材が露出した部分を形成しながら、
布地の繊維がほころびて拡大するのを抑えました。

 

 

 

 

chanel surikire (9)
画像は、どアップですが布地が破れた繊維の毛羽立ちが無くなりましたので、
凝視しない限り目立たなくなっています。

 

 

 

 

chanel surikire (10)
古いモデルだけに丁寧に作りこまれた良い品で、
スッキリしたデザインは飽きのこない長く使えるバッグです。

大切にご使用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索