エルメスのヴァルパラインのPMサイズです。
布製のガーデンパーティに本革のカブセが付いたようなデザインです。
前持ち手を通すカブセの穴が便利で携帯や財布程度ならカブセを開かなくても取り出せます。
小さなバッグですが、カブセをオープンにすると収納力もあります。
後ろ姿はこんな感じです。
シンプルですが良く考えられたバッグです。
他のブランドでリメイク作成しても面白いかも?
横道にそれてしまいましたが、修理の依頼は底角の擦れです。
大切なバッグほど使用頻度が多くなり底角などに損傷がでます。
底面を取り外したところです。
強化加工を施し5ミリほど縫い込むように組み上げます。
布製のバッグでもエルメスの縫製は手が込んでいます。
シンプルなバッグを複雑に作成するのがエルメスの特徴かもしれません。
底面を取り付ける部分だけでも4重ほど縫ってありました。
4角とも擦り切れていましたが綺麗になりました。
修理する者にとってもエルメスは少し特別です。(エルメス・プレッシャーです。)
一流の造りこみがされていますので、手抜きや誤魔化しは許されず、
バッグの品質をダウンさせないようにエルメス品質との戦いというか凌ぎ合いなんです。
エルメス・プレッシャーに負けてしまい、エルメスだけは断られる修理店も多いようです。
傷みやすい底角ですが、早め早めに修理をしましょう!
便利に使えて可愛く高品質なバッグですが・・・・・10万~15万じゃ買えないようです。
購入するのもエルメス・プレッシャーですね。
by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索