kent&curwen メッシュバッグの修理


イギリスのファッションブランドでkent&curwen(ケント&カーウェン)のメッシュバッグです。

 

 

 

 


付け根革にホツレが見られます。

ショルダー持ち手も編み込みメッシュで手の込んだ作り込みがされていますねぇ~。

 

 

 

 


こちらも縫製が緩んでいるようです。

 

 

 

 


強度的には意味がありませんが、こちらは4重に縫われて団子状態です。
縫製ピッチ(間隔)や縫返しの状態から細かなことは気にせず仕上げられているようですね。

 

 

 

 


内張りを解体して裏側から見てみると・・・・
メッシュ本体にはガーゼのような布が全面に張り合わされています。

メッシュの型崩れ防止には一役かっていますが、
持ち手付け根など負担が大きな部分には役不足のようです。

この部分を強化して付け根革を全て縫い直します。

 

 

 

 

 


本体裏面を強化して付け根革を縫い直しました。

 

 

 

 


4箇所とも違和感がないように同じように縫製しています。

 

 

 

 


付け根革の取り付け角度が力の掛かる方向に対して垂直でないデザインです。

容量のあるバッグですが本体もメッシュで丈夫な芯材は使用されていませんので、
長く愛用するためには重い荷物は避ける方が無難かもしれません。

ファッション性の高いバッグですので酷使せず軽めに使用して、
お洒落を楽しむ使い方がベストです。

大切にご使用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索