Mangiameli(マンジャメリ)のバッグです。
反対面も同じデザインです。
天部とファスナーの縫合わせ部に持ち手の付け根革が縫い込まれた構造です。
負担が掛かる部分ですので天部の革が大きく裂けています。
素材の強度にも問題がありますので天部の革は両面とも作成交換します。
他店様で作成交換されたファスナーの引手革は外面に合うように、
エナメル革での作成交換を希望されています。
解体。
エナメル革で引手革の作成交換の完了です。
天部の革も作成交換の完了です。
シンプルなデザインのバッグですが構造的に難易度が高い加工になりました。
持ち手やショルダーベルトの付け根革も丈夫に作成交換しておきました。
スマートフォンを入れられる内ポケットも追加しましたので便利になり、
負担が掛かる部分は丈夫になっていますので使用頻度が増えても安心です。
大切に長くご愛用ください。
by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索
(お手紙紹介です)
レザークリエーション様
本日バックが届きました。
破れた場所がとてもきれいに処理されていて修理した後がなくて技術の高さを
感じました。
シンプルなバックなのでいろんな場所に持っていきたいと思います
ありがとうございました
話は変わりますが手元に1992年に購入した
ルイヴィトンポルトモネ・ビエフェトゾール M61730があります
24年使用してきたのでボロボロになってます
新しく財布を購入しようと思いましたが、こちらのブログを見ていると
この年代のルイヴィトンは質が良いと書いてありました
今のルイヴィトンとは違うのですか?
この財布はとても愛着があり、私の手に馴染んでるので修理をしようか本気で悩んでおります
お忙しい所お手間をお掛けしますが、よろしかったらお返事お願いいたします
静岡県 Y 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
1992年製造のルイヴィトンですと最高品質時代の品であることは確実です。
しかし、ボロボロになるまで活用したのでしたら、
十分に頑張ってくれたと思いますので諦めるのも一考です。
大きく解体が必要な加工になりますと新品価格と変わらない加工代金になります。
特別な思い入れがあり買い替えできない品でなければ現実的ではありません。
当社では悩みながら修理されることはお勧めしていませんので、
次回の受付再開までじっくりとご検討ください。