OLD VUITTON Speedy40の修理


オールド ヴィトンのスピーディ40です。

 

 

 

 


ファスナーが破れ、付け根革のカシメ金具が抜けています。

カシメ金具にヴィトンの刻印がない頃の品ですので年代ものですねぇ~

 

 

 

 


ファスナー交換にはマチの天部の解体も必要なんですが・・・・

 

 

 

 


パイピングの革は柔軟性がなくなり硬化してひび割れています。

この部分はパイピングにも負担が大きく掛かる部分ですので、
部分的にパイピング革を作成してファスナー交換します。

 

 

 

 


ファスナーとカシメ金具の交換が完了しました。

 

 

 

 


部分的にパイピング革も交換しています。

とても古いものですので、この部分を内側から見てみますと・・・・

 

 

 

 


現行の品などは布テーピングでカバーしてステッチがかけられていますが、
テーピングなどは使用されずに丁寧なステッチが施されています。

当社の加工も元通りのステッチで縫製してあります。

 

 

 

 


引手革も現行品とは違うデザインでカシメ金具も刻印がありません。

ファスナーを開閉するスライダー部分はファスナーとの相性を考慮して交換しましたが、
引手革は風格があり、まだまだ使用できそうなので再利用しました。

 

 

 

 

 


モノグラム地の状態は問題なく良い状態です。
丁寧に作成された良いバッグですので大切にご使用ください。

 

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索