使いやすく


リュックなど4点の加工の紹介です。

 

 

 

 

 


前ポケットのホックをマグネット金具に変更するご依頼です。

 

 

 

 

 


マグネット金具の取り付け部は強化してから取り付けています。

 

 

 

 

 


ホック金具のように押し込む必要がないのでポケットですと使いやすくなります。

 

 

 

 

 


続いてショルダーバッグです。

 

 

 

 

 


ショルダーの付け根にホックを取り付けて片側のみ取り外せるようにと、
ご依頼をいただきました。

 

 

 

 


後面だけにしか持ち手がない仕様ですがショルダーを取り外せるようにしながら、
画像左のグレーのバッグのように2本持ち手にします。

 

 

 

 


2本持ち手で使用するときに邪魔になるショルダーベルトも、
片側を取り外せるようにすることでバッグの中に入れ込むことが可能になります。

 

 

 

 


負担が掛かる部分ですが丈夫なジャンバーホックをダブルで取り付けましたので、
安心して活用いただけます。

 

 

 

 

 


ホックを取り付けるためには4か所の穴を空ける必要があります。

織りが粗いショルダー紐は穴を空けると織りがほどけて切れてしまう心配があります。
安心して使用できるように本革を縫い合わせて強化してからホックを取り付けています。

 

 

 

 


便利に活躍しそうなバッグになりました。

 

 

 

 

 


こちらはペンケースです。

 

 

 

 


ファスナー交換が必要です。

 

 

 

 


固着していて開閉できない状態。

 

 

 

 

 


これで、活用いただけます。

 

 

 

 

 


同様に。。。。

 

 

 

 

 


最後はラルフローレンのショルダーバッグです。

 

 

 

 


開閉の度に屈曲して負担が掛かるカブセ付け根のテーピング革が擦り切れています。

 

 

 

 

 


今回は部分的に修理します。

 

 

 

 

 


カブセを開閉する度にバックルを取り外す必要があるベルトも構造を見直します。

 

 

 

 

 


テーピング革は部分的な加工で擦り切れヤブレ部を作成交換しました。

テーピング革を全交換すると安心ですが、
全交換しても次に傷むのは負担が掛かる同じ部分ですので、
擦り切れヤブレ箇所が少ない場合は部分的な加工が経済的です。

 

 

 

 

 


カブセも構造変更しました。

デザイン変更がないのでわかりづらいですがバックルを取り外さなくても、
カブセの開閉が可能です。

 

 

 

 

 

 


カブセの開閉はバックルからマグネット仕様に変えています。

いずれの品も便利に活躍してくれるようになりましたので、
大切に長くご愛用ください。

 

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(お手紙紹介です)

〇〇〇です。
お世話になります。

本日、無事到着しました。
ブログを見てわかっていたことではありますが、
想像以上の出来に御社の技術力の高さに驚いています。
修理したなんてとても思えない出来映えで、大変満足しています。
末永く使いたいと思います。
ありがとうございました。

追伸
予算の関係でキャンセルした2点も修理をお願いしたいと思いますが、
パスケースの方は少し相談させてください。
よろしくお願いします。

静岡県 O 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
使いやすくなると使用頻度が増えて、
これまで以上に愛着が増すと思います。
使用頻度が高くなると傷みやすくもなりますので、
出来る限り良い状態を保ちながら大切に長くご愛用ください。

*今回のキャンセル分も受付時にタイミングが合いましたら、
ご依頼ください。
キャンセル分の再受付時には新たに見積もりしますが、
再受付時には今回のお見積りメールが必要になりますので、
メールを保存いただけるようにお願いします。

ルイヴィトン サンクルーのリニューアルリペア加工

saint cloud (1)
古いルイヴィトンのサンクルーです。

高品質な素材で丁寧に作りこまれた超頑丈なバッグですが、
バッグの天部は一直線ではなく湾曲変形して、ヌメ革パーツも限界です。

 

 

 

 

 

saint cloud (2)
金具やヌメ革の変色だけに見えますがヌメ革は柔軟性がなく硬化しています。

 

 

 

 

 

saint cloud (3)
ショルダーベルトも同様でシミ汚れも各部に見られます。

 

 

 

 

 

saint cloud (4)
本体のモノグラム地の縫い合わせ部はコバの塗料が剥がれて、
芯材や内部材などの接着も剥がれています。

 

 

 

 

 

saint cloud (5)
後面にあるポケットの内側は合成皮革がベタ付き劣化しています。
劣化からの放置期間が長かったようでモノグラム地への色移りも重症です。

 

 

 

 

 

saint cloud (6)
内ポケットの中も同様に。。。。

 

 

 

 

 

saint cloud (7)
マチの天部をカブセの内側に折り込む構造が特徴的です。

折れ曲がるカブセの天部を補強する役割も果たしているのですが、
開閉の度に内側に折りたたむので負担が掛かる部分でもあります。

 

 

 

 

saint cloud (8)
両マチとも表面に亀裂が見られますので悪化しないように強化加工が必要です。

古いサンクルーにはよく見られ避けられない損傷ですので、
最終的に折り込まれるマチ部分をカットして本体正面と高さを合わせることも。

 

 

 

 

 

saint cloud (9)
傷や汚れは見られますが内部材も高品質な革が使用されていたころの品です。

 

 

 

 

 

saint cloud (10)
天部が湾曲変形していたカブセの内側はボコボコと歪が見られます。

高品質時代に作成されたバッグの中でもサンクルーは特に頑丈で良い品です。
今回は全体を解体してリニューアルリペア加工を施します。

 

 

 

 

 

saint cloud (11)
まずは、後ポケットを取り外してみました。

二度とベタ付き劣化しないように本革で作成する予定ですが、
モノグラム地への色移りは時間の経過が長くどこまで改善するか不安です。

合成皮革の劣化は自然に改善することはありませんので、
余計な部分に損傷が拡大する前に対策されるのが最善策です。

 

 

 

 

 

saint cloud (12)
革部材も取り外し本体も解体しました。

 

 

 

 

 

saint cloud (13)
サンクルーの内張りを剥がすとモノグラム地全体に芯材が張り合わせてあります。

 

 

 

 

 

saint cloud (14)
折り込まれるマチの天部も解体してみると、
マチ部材も全体的に芯材が張り合わせてありました。

その他にも手間を惜しまない加工が各部に見られる良い品です。
このようなバッグが本来のルイヴィトン製品でブランド品の頂点を極めた所以です。

 

 

 

 

saint cloud (15)
サビサビで変色した金具を半分だけ磨きこんでみました。

 

 

 

 

saint cloud (16)
手間と時間の掛かる作業ですが金具がピカピカになると気持ちいいです。

 

 

 

 

 

saint cloud (17)
カブセ内側のボコボコ変形や汚れも綺麗になりリニューアルリペアの完了です。

 

 

 

 

 

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ヌメ革パーツは強化しながら新品作成して本体側の取り付け部も強化しています。

 

 

 

 

 

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各部に強化加工を施したことでカブセ天部の湾曲が一直線になりスッキリです。

 

 

 

 

 

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合成皮革の内張りは本革で作成しています。
できる限り色移り汚れを取り除きましたので問題なく活用いただけます。

 

 

 

 

 

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ヌメ革パーツは新品になり金具も綺麗になりましたが、
一番重要なことは各部の強化加工により耐久性が向上していることです。

各パーツが綺麗になっても変形すれば残念な状態に見えてしまいます。
負担を掛けない保管と丁寧な取り扱いで大切に長くご使用ください。

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ヴィトン内張り

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ルイヴィトンのバケットです。
シンプルな構造でトラブルが少ないバッグです。

 

 

 

 

 

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内張りの合成皮革が経年劣化でベタベタです。

 

 

 

 

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テーピング革にもベタ付きが付着しています。

 

 

 

 

 

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デザインや構造は変更しないでベタ付き劣化しないように、
合成皮革部分を本革で作成交換します。

 

 

 

 

 

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内張りの作成交換の完了です。

 

 

 

 

 

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デザインや構造は変更ありませんので違和感なく使用できます。
また、合成皮革素材から本革仕様に変更したことで、
ベタ付き劣化の心配もなく安心です。

大切に長くご愛用ください。

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デニム地のシャネル


デニム地のシャネルのバッグです。

 

 

 

 

 


内張りはシミ汚れがあり、マグネットの上部には擦り切れヤブレが見られます。

 

 

 

 

 


シミ汚れは改善されていませんが洗濯機に投入の刑にあったようです。

洗濯するだけでボロボロになってしまう内張りですから、
バッグ全体の強度を上げる役割は果たせていないことが明らかです。
丈夫な内張りを作成することで全体の強度アップもさせたいと思います。

 

 

 

 

 


全ての縫い合わせ部がボロボロ。
 

 

 

 


今では使用することのないガラケー用のポケットはスマホが入るようにします。

 

 

 

 

 


マークは再利用します。

 

 

 

 


シリアルタグも同様に。。。。

 

 

 

 

 


マチの天部も解体。

 

 

 

 

 


内張りを取り外します。

 

 

 

 

 


外面のデニム地より丈夫そうな布地で内張りの作成交換の完了です。
革のパーツだけでなくマグネット金具や引手金具なども元通りです。

 

 

 

 

 


丈夫な素材で内張りを作成することでバッグ全体の強度もアップ。

 

 

 

 

 


丁寧に使用すれば長く愛用できる良いバッグです。
大切に長くご愛用ください。

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グッチリュック修理

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新年あけましておめでとうございます。
おかげさまで今年も無事に新しい年を迎えることができました。

本年も大切にしたいバッグや財布を一生懸命に修理させていただきます。
よろしくお願い申し上げます。

2017年の初投稿は年末に加工完了したグッチのバンブー持ち手のリュックです。

 

 

 

 

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長年酷使されたグッチのリュックは全体に色褪せて傷や汚れが見られます。
カブセのベロ革もコバ面から芯材が露出してヨレヨレです。

 

 

 

 

 

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ベロ革の付け根には亀裂も見られます。

 

 

 

 

 

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ポケットもスレスレ。

 

 

 

 

 

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同様に。。。。

 

 

 

 

 

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酷過ぎる状態です。

 

 

 

 

 

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ショルダーベルトも元の革色がわからないほど・・・・。

 

 

 

 

 

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全体のクリーニングと補修補色加工だけでなく各部の強化加工も施します。

 

 

 

 

 

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天然素材のバンブー持ち手は無理やり曲げ加工されていますので、
自然に少しずつ開いてしまい付け根革が外側に引っ張られます。

付け根革の強化加工はカブセを取り外して大がかりな加工になりますし、
バンブー持ち手を曲げ直す加工は皮革加工業とは別の業種で専門外です。

強度や耐久性などは無視して見た目だけを改善させる修理店が多いのは、
専門外の加工が必要なケースが多くなるためです。

しかし、傷んだ状態で見た目だけ整えても長くは使用できません。
負担が掛かり傷んだ部分は解体してパーツごとに強化して、
構造面をしっかりさせてから最後に見た目を整えるのが正しい修理だと考えます。

 

 

 

 

 

 

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強化加工が必要なパーツを、すべて解体して取り外し汚れを取り除きました。
負担が掛かるベロ革や付け根革などは、さらに解体して強化加工を施します。

 

 

 

 

 

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正面も同様に。。。。

 

 

 

 

 

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付け根革を取り外した部分を見ると色褪せ具合が鮮明です。

 

 

 

 

 

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解体したカブセも同様に。。。。

 

 

 

 

 

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補修補色加工と各部の強化加工の完了です。

 

 

 

 

 

 

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バンブー持ち手も曲げ直して付け根革は少し内側に引っ張られる状態にしています。

使用しているうちに少しくらいバンブーが開いても当分は大丈夫ですし、
付け根革も復元強化加工で新品時より丈夫になっていますので安心です。

 

 

 

 

 

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擦れや色褪せも改善しました。

 

 

 

 

 

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底角パイピングやポケットなども同様に。。。。。

 

 

 

 

 

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古い品だけに高品質な革で丁寧に作成されたグッチのバンブーリュックは、
丁寧に使用すれば長く愛用できる良い品です。

 

 

 

 

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残念すぎる状態でしたが各部の強化加工で耐久性がアップして、
クリーニングと補修補色加工で見た目も整いました。

使用すれば汚れや擦れは避けられないものですが、
良い品ですので重症化する前にメンテナンスされるのがお勧めです。

大切に長くご愛用ください。

 

 

 

 

 


ご実家の京菓子司 「末富」のクリスマス限定のお菓子をイブイブにいただきました。
明治26年から続く老舗で「両判」という定番のお菓子を何度か頂戴しましたが、
格式高く歴史を感じる大人のお菓子でサクサク感が絶妙。
クリスマスバージョンのお菓子があるなんて驚きでしたが、
今回も即日、完食です。

京菓子司 「末富」
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エルメスのトリム


Hermès(エルメス)のTRIM(トリム)です。

 

 

 

 


底角には擦れが目立ちます。

 

 

 

 

 


底角は4か所ともスレスレ。

 

 

 

 

 


キズも各部に多数見られ残念な状態です。

 

 

 

 

 


こちらの面も同様に。。。。

 

 

 

 


底角の方が擦れの面積が大きく重症に見えますが、
多数ある引っかき傷の方が深いキズなので重傷です。

 

 

 

 


それにしても傷が多いバッグです。

 

 

 

 


全体に見られる傷と汚れや色褪せを出来る限り改善させます。

 

 

 

 


ショルダーベルトの中央部はヨレヨレで糸も擦り切れて口が空いています。

 

 

 

 

 


中央部は擦れた部分に汚れが染み込んで黒くなり革も劣化しています。

このままでは時間の問題で切れてしまいますので、
傷みが激しいショルダー中央付近のみ強化加工を施します。

 

 

 

 


ショルダーの付け根も傷みが見られますが中央部のように革の劣化は見られません。
強度的には問題ないのでコバ面を仕上げ直す加工で大丈夫です。

 

 

 

 


天部のテーピング革はボロボロですので交換します。

 

 

 

 


ファスナーの引手革もボロボロ。

 

 

 

 

 


ボロボロになった天部テーピング革と引手革は作成交換して、
劣化したショルダー中央部は強化加工を施して外面の補修補色加工をします。

 

 

 

 


ショルダーの汚れを取り除いたところです。

うろこ状にひび割れて劣化していますので強化芯材を入れ込んで、
安心して使用できる状態に強化します。

 

 

 

 

 


バックル金具で擦れた部分も汚れを取り除くと、こんな感じ。
ショルダーはコバ面も仕上げ直します。

 

 

 

 


予定外でしたがショルダーの付け根は裏糸が擦り切れて無くなっていました。

 

 

 

 


補修補色加工の完了です。
擦れ傷や汚れや色褪せなどが改善してスッキリ。

 

 

 

 


底角付近も同様に。。。。

 

 

 

 

 


こちらの底角も同様に。。。。
周囲の汚れや傷も目立たなくなりました。

 

 

 

 

 


ボロボロだったテーピング革と引手は作成交換。

 

 

 

 


持ち歩きにくい状態で残念なエルメスのトリムでしたが、
構造面も見た目も整いましたので引き続き活躍してくれる状態に復活です。

良いバッグですので出来る限り良い状態を保ちながら、
大切に長くご愛用ください。

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