vintage HERMES

old hermes lizard (1)
エルメスのケリー28cmリザード革 フィセル色です。

おそらく1947年~1954年ころに製造されたケリーバッグです。
1956年からケリーバッグと呼ばれるようになりましたので、
「サック・ア・クロア」と呼ばれていたころの品かもしれません。

持ち手など各部に損傷が激しく大きなシミ汚れもあり、
新品のように復活することはない状態です。

しかし、全体を解体してパーツごとに加工を施しながら組み立て直すことで、
ヴィンテージバッグとして使用に耐えうる形に復活できるのではと・・・・

 

 

 

 

 

old hermes lizard (2)
持ち手は糸が擦り切れてホツレ、革が変色し、亀裂や欠損など重症です。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (3)
持ち手を裏側から見ると中央部はバラバラに解体したような状態です。

裏面のリザード革も切れや欠損があり手垢汚れやシミなどで、
持ち手としての復活どころか縫い直すことも不可能な状態です。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (4)
両サイドのベルトもコバ塗料が剥がれて芯材が露出しています。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (5)
カブセの外周も同様に。。。。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (6)
各部にホツレや破れが見られシミや汚れも全体的に。。。。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (7)
底角4か所もスレスレでシミや汚れも。。。。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (8)
後面全体に色褪せや変色や汚れがあるのですが、
それらが気にならないほど大きなシミ汚れが目立ちます。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (9)
年季の入った古いシミ汚れが底面まで広範囲です。

ホツレや破れや革の欠損などフルコースで損傷があり、
直営店も含め修理不可能と判断されるのが通常です。

ご家族も廃棄される判断をされたようですが、
祖母様の遺品とのことで、引き継がれるようです。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (10)
綺麗に見える前面もカブセを開くと全体的な変色やシミ汚れが鮮明です。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (11)
外面の損傷に圧倒されてしまいましたが内側も強烈な状態です。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (12)
赤い染料の汚れが革に染み込んで擦れや汚れやシミも全体に見られます。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (13)
同様に。。。。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (14)
底面には得体にしれない物が、こびり付いて固まっています。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (15)
ヴィンテージバッグと呼べる品だけに素材も作り込みも高品質なバッグですが、
内側の状態からも使い方は少し乱暴だった印象が各部に見られます。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (16)
各部に見られる赤い汚れはなんでしょう?
古すぎる汚れのためか取り除くことができません。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (17)
持ち手だけでなく負担が掛かる付け根革も取り外して解体します。

祖母様から受け継がれる品ですので出来る限りパーツ交換はしたくありませんねぇ~

 

 

 

 

 

old hermes lizard (18)
何とか活用いただける状態に復活させたいものです。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (19)
内張りの天部付近は表皮が擦れて剥がれ手垢汚れが染み込んで薄茶色に。。。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (20)
カブセを解体したところです。
芯材には本革が使用された贅沢な仕様です。

カブセの付け根や折り曲げ部や付け根革の縫い付け部などに、
強化加工を施して組み立て直します。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (21)
中央部のヒネリ金具はユルユル状態で少しグラグラしています。
ヒネリ金具を再生してグラツキを改善させます。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (22)
持ち手も芯材には本革が使用されています。

カブセの内側に入れ込まれた鉄芯と付け根革はカシメ金具で連結され、
縫製糸がホツレても外れない構造です。

外面からは見えない作り込みで修理には手間が掛かりますが安心な構造です。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (23)
両側のベルトには、こげ茶色の革と黒い布テープが芯材に使用されています。
外面だけでなく芯材もボロボロで限界を超えていますので強化芯材に交換します。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (24)
付け根革を取り外した部分を見ると変色や汚れが鮮明です。
この部分も裏側から強化します。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (25)
内張りを剥がした正面と底板を取り外した底面を裏側から見たところです。
本革で芯材を手作りして加工していたことがわかる作り込みです。

このバッグを作成していた当時の職人さんは数十年後に解体修理されることを、
想像できたでしょうか?

 

 

 

 

 

old hermes lizard (26)
内張りや底板を解体した理由は底面のホツレを縫い直すためです。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (27)
外面は全体にホツレが見られますが、底面のホツレは大きく解体が必要です。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (28)
糸が劣化していますので外面は全体的に縫い直す必要があります。
しかし、元の糸を一目一目取り除かなければ縫製できません。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (29)
こびり付いた汚れや、染み込んだ赤い染料などを取り除いて、
内張りのクリーニングと補修補色加工の完了です。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (30)
内張りはご愛用いただける状態に復活しましたので、
各部に強化加工を施しながら組み立て直します。

 

 

 

 

old hermes lizard (31)
内ポケットの中も改善しています。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (32)
底面のホツレもなくなりリニューアルリペア加工の完了です。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (33)
使用不可能なほど重症だった汚れや変色や大きなシミも目立たなくなりました。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (34)
カブセ裏の赤い汚れも見えなくなりました。

 

 

 

 

old hermes lizard (35)
両サイドのベルトだけでなく負担が掛かるマチの天部やカブセも強化され、
底マチなどの強化も含めて加工した部分は新品時より丈夫です。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (36)
部材が剥がれてミルフィーユ状態だったコバ面も仕上げ直しています。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (37)
強化加工を施したマチ底も丈夫になり、コバ面もスッキリです。

 

 

 

 

old hermes lizard (38)
祖母様から引き継がれる品ですのでパーツ変更は芯材のみです。

底マチやカブセ付け根やマチ天部なども強化芯材を入れ込みましたが、
元々、強化加工は施されていない部分ですので取り外したパーツはありません。

縫い付け部だけでなく、付け根革自体も弱った部分を取り除き、
強化加工を施しています。

 

 

 

 

 

old hermes lizard (39)
負担が掛かる15か所以上の部分に強化加工を施しながら、
内張りも外面も汚れやシミなどを出来る限り改善させています。

しかし、数十年前の品であり、一度は廃棄を検討されるほど傷んだ品ですので、
労わるように活用されることが賢明です。

高品質な素材で丁寧に作成された品で、
二度と新品購入できないヴィンテージ品ですので、
出来る限り良い状態を保ちながら大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

レザークリエーション様

長期の出張から帰りまして修理していただいた5点確かに受け取りました。
各品私が思っていた以上に奇麗に仕上がってびっくりしております。

特にケリーバッグは廃棄しようと思っていたものです。
あのカバンは阪神大震災の際、祖母の家が崩れて何週間か雨風にさらされた物です。
それがこれほどきれいになっており予想をはるかに超える仕上がりにびっくりいたしております。
ブログを拝見いたしまして、修理にこれほど鞄と使い手のことを考えて頂き
お修理をされてるのかと感動いたしました。

母と約束した通り、母の誕生日の品としてこのカバンを送りました、
祖母の思いも詰まった鞄ですので母も喜んでいました。

これからもお修理いただいた品に何かありましたらお世話になると思いますが、
またどうぞお付き合いよろしくお願いします。

兵庫県 R 様

お受け取りのご連絡ありがとうございます。
大切に使用していても汚れや擦れは避けられない損傷です。
とくにリザードのケリーはとても古い品で、
一度は使用できない状態まで悪化したバッグですので、
丁寧に取り扱いながら良い状態を保てるようにご愛用ください。

エルメス手帳ケース

hermes vision (1)
ジッパー付の手帳ケース エルメスのビジョンです。
シクラメン色のリザード革は高級感があるだけでなく丈夫な素材です。

今回は外周の補修補色加工とファスナー引手革の復元強化加工を承りました。

 

 

 

 

 

hermes vision (2)
傷みやすい小物類ですが、どちらの面も大きな損傷がなく問題なし。

 

 

 

 

 

hermes vision (3)
内側も丁寧に活用されていることがわかります。

 

 

 

 

 

hermes vision (4)
高級感のあるシクラメン色のリザード革です。

 

 

 

 

 

hermes vision (5)
しかし、擦れやすく傷みやすい外周は革の繊維が毛羽立った状態です。

 

 

 

 

 

hermes vision (6)
この辺りも同様に。。。。

 

 

 

 

 

hermes vision (7)
外周は全体的に擦れが見られ表皮が剥がれて革の繊維が露出しています。
表皮を整える補修加工を施した後、白くなった部分を補色します。

 

 

 

 

 

hermes vision (8)
使用するたびに開閉が必要なファスナーの引手革にも擦れが見られます。
負担が掛かる部分ですので切れてしまう前に強化加工を施します。

ファスナーの引手革は傷みが出やすい部分ですので、
金具部分を摘まんでファスナーを開閉する癖をつけると、
引手革だけでなくファスナーも長持ちします。

 

 

 

 

 

 

hermes vision (9)
外周の汚れを取り除き繊維の毛羽立ちを整えたところです。
この後、表皮が剥がれて白くなった部分を補色して目立たなくします。

 

 

 

 

 

hermes vision (10)
強化加工を施すために引手革を取り外しました。
シンプルなデザインですがエルメス独特の構造で意外と加工が難しいパーツです。

 

 

 

 

 

hermes vision (11)
裏側から見るとこんな感じです。

高品質なリザード革でなければ強度不足と思える構造ですね。
裏面に強化芯材を張り合わせて強度アップさせて取り付けます。

 

 

 

 

 

hermes vision (12)
引手革の擦れも補修して強化加工の完了です。
画像では伝わりにくいですがペラペラ感がなくなり丈夫になりました。

 

 

 

 

hermes vision (13)
同様に、外周の擦れ部も目立たなくなり、問題なく愛用いただける状態です。

消耗パーツであるファスナーや擦れる外周の傷みは避けることができませんので、
丁寧に使用しながら重症化する前にメンテナンスを繰り返すのが最善です。

大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

レザークリエーション様

長期の出張から帰りまして修理していただいた5点確かに受け取りました。
各品私が思っていた以上に奇麗に仕上がってびっくりしております。

特にケリーバッグは廃棄しようと思っていたものです。
あのカバンは阪神大震災の際、祖母の家が崩れて何週間か雨風にさらされた物です。
それがこれほどきれいになっており予想をはるかに超える仕上がりにびっくりいたしております。
ブログを拝見いたしまして、修理にこれほど鞄と使い手のことを考えて頂き
お修理をされてるのかと感動いたしました。

母と約束した通り、母の誕生日の品としてこのカバンを送りました、
祖母の思いも詰まった鞄ですので母も喜んでいました。

これからもお修理いただいた品に何かありましたらお世話になると思いますが、
またどうぞお付き合いよろしくお願いします。

兵庫県 R 様

お受け取りのご連絡ありがとうございます。
大切に使用していても汚れや擦れは避けられない損傷です。
とくにリザードのケリーはとても古い品で、
一度は使用できない状態まで悪化したバッグですので、
丁寧に取り扱いながら良い状態を保てるようにご愛用ください。

オーストのバーキン

hermes ostrich Birkin (1)
コニャック色のオーストリッチ革で作成された35センチのエルメス バーキンです。

 

 

 

 

 

hermes ostrich Birkin (2)
内側は良好ですので、今回は外面の補修補色加工を承りました。

 

 

 

 

 

hermes ostrich Birkin (3)
底角4角など擦れやすい部分は革の表皮が剥がれて汚れが染み込んでいます。

 

 

 

 

 

hermes ostrich Birkin (4)
同様に。。。。

表皮が剥がれた部分は毛羽立ちが見られますので補修加工が必要です。

 

 

 

 

 

hermes ostrich Birkin (5)
数か所に革の表皮が剥がれて繊維が露出した箇所も見られます。

 

 

 

 

 

hermes ostrich Birkin (6)
傷みやすい持ち手ですが本体とバランスがと取れないほど重症です。

 

 

 

 

 

hermes ostrich Birkin (7)
大きく表皮が剥がれて革の硬化も見られる状態です。

人前では持ち手から手を離せないほど残念すぎる状態です。
今回は高額になる持ち手交換は避けて補修補色加工で見た目を整えます。

 

 

 

 

 

hermes ostrich Birkin (8)
底面と正面の革色を比較すると直射日光が当たらない底面は、
色褪せが少なくてコニャック色が濃いです。

擦れやすく紫外線などの影響がある面は全体的に色褪せが見られます。

 

 

 

 

 

hermes ostrich Birkin (9)
表皮が剥がれた底角部分を補修して補色加工の完了です。

 

 

 

 

 

hermes ostrich Birkin (10)
擦れ部の繊維の毛羽立ちもなくなりました。

 

 

 

 

 

hermes ostrich Birkin (11)
底面と本体の色合いも同じになりコニャック色の復活です。

 

 

 

 

 

hermes ostrich Birkin (12)
重症の持ち手も補修補色加工で見た目を整えました。

この状態でしたら人前でテーブルなどにバッグを置いても大丈夫ですね。

 

 

 

 

 

hermes ostrich Birkin (13)
後面の擦れや引っかき傷も目立たなくなりました。

 

 

 

 

 

hermes ostrich Birkin (14)
高価なバッグでも使用すれば自然な損傷が発生するのは避けられません。

持ち手は少し遅すぎる修理のタイミングでしたが、
基本的には丁寧に使用されていますで出来る限り良い状態を保てるように、
工夫しながら活用されることをお勧めします。

大切に長くご愛用ください。

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祖母の思いも詰まった鞄ですので母も喜んでいました。

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ワニ革ベアン修理

alligator beant (1)
エルメス アリゲーター革のベアンです。

今回の加工内容は、
・折り曲げ部と角部の補修加工
・H金具の下の白い汚れの除去加工
・ベロ革と本体外周のコバ面の仕上げ直し

 

 

 

 

alligator beant (2)
アリゲータ素材の中央溝部の白い色が目立ちます。

 

 

 

 

 

alligator beant (3)
溝部分は擦れにくいので表皮の剥がれではないようです。

中央部の溝部分だけに汚れが付いたとも考えにくく、
原因は不明の症状ですが目立ちすぎますので目立たないように加工します。

 

 

 

 

 

alligator beant (4)
ベロ革の外周コバ面は剥がれが見られます。

 

 

 

 

 

alligator beant (5)
角部も擦れやすい部分でアリゲータ革がめくれ上がっています。

 

 

 

 

 

alligator beant (6)
外周は厚みを薄く加工されたアリゲータ革と芯材の剥がれが見られます。

 

 

 

 

 

alligator beant (7)
折り曲げ部もアリゲータ革と芯材が剥がれています。

このまま使用するとアリゲータ革がちぎれて欠損してしまいますので、
外周は接着し直して補修加工を施した後、コバ面を仕上げ直します。

 

 

 

 

 

alligator beant (8)
内側の状態から丁寧に活用されていることがわかります。

 

 

 

 

alligator beant (9)
原因はわからない白い汚れも使用可能な状態に改善しました。

 

 

 

 

alligator beant (10)
めくれ上がった角部や外周の剥がれなども補修完了。

 

 

 

 

 

alligator beant (11)
部材同士が剥がれていたコバ面も均一に仕上げ直してスッキリ。

 

 

 

 

 

alligator beant (12)
高価な財布でも汚れや擦れなど損傷は避けることができません。

少し使い込んだ雰囲気がお洒落な状態ですので、
出来る限り現状を保ちながら大切に長くご愛用ください。

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それがこれほどきれいになっており予想をはるかに超える仕上がりにびっくりいたしております。
ブログを拝見いたしまして、修理にこれほど鞄と使い手のことを考えて頂き
お修理をされてるのかと感動いたしました。

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祖母の思いも詰まった鞄ですので母も喜んでいました。

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エルメスのオーストリッチ

ostrich Birkin PARCHEMIN (1)
PARCHEMIN色のオーストリッチ革のエルメスのバーキンです。

 

 

 

 

 

ostrich Birkin PARCHEMIN (2)
金具の保護シールも新品時のまま剥がずに使用されていますが、
汚れや傷が目立つPARCHEMIN色のオーストリッチ革ですので・・・・

 

 

 

 

 

ostrich Birkin PARCHEMIN (3)
底角は表皮が剥がれて全体的に薄汚れも見られます。

 

 

 

 

 

ostrich Birkin PARCHEMIN (4)
こちら側は広範囲に擦れが見られます。
お洒落なPARCHEMIN色だけに残念です。

 

 

 

 

 

ostrich Birkin PARCHEMIN (5)
引っかき傷も・・・・

 

 

 

 

 

ostrich Birkin PARCHEMIN (6)
ボールペン汚れも・・・・

 

 

 

 

ostrich Birkin PARCHEMIN (7)
全体的な薄汚れも・・・・

 

 

 

 

ostrich Birkin PARCHEMIN (8)
赤い汚れや・・・・

 

 

 

 

 

ostrich Birkin PARCHEMIN (9)
生産時のボンド汚れも・・・・

 

 

 

 

ostrich Birkin PARCHEMIN (10)
擦れやすい持ち手は残念すぎる状態です。

 

 

 

 

ostrich Birkin PARCHEMIN (11)
同様に。。。。

 

 

 

 

 

ostrich Birkin PARCHEMIN (12)
外面のオーストリッチ革とは別の素材と色で作成されている内張りも、
汚れが目立つ色です。

 

 

 

 

 

ostrich Birkin PARCHEMIN (13)
内側にも汚れや擦れが数か所に見られます。

 

 

 

 

 

ostrich Birkin PARCHEMIN (14)
ファスナーポケットの中には大きなシミ汚れが目立ち、
気持ちよく使用することができない状態です。

今回は外面と内面の全体をクリーニング加工して、補修補色加工します。

 

 

 

 

ostrich Birkin PARCHEMIN (15)
バッグを裏返して内張りのクリーニング加工の完了です。

 

 

 

 

 

ostrich Birkin PARCHEMIN (16)
擦れや汚れが目立ったポケットも綺麗になりました。

 

 

 

 

 

ostrich Birkin PARCHEMIN (17)
底面も同様に。。。。。

 

 

 

 

 

ostrich Birkin PARCHEMIN (18)
残念すぎる広範囲なシミ汚れも目立たなくなりました。

 

 

 

 

 

ostrich Birkin PARCHEMIN (19)
赤い汚れも消えて外面もクリーニングと補修補色加工の完了です。

 

 

 

 

 

ostrich Birkin PARCHEMIN (20)
ボンド汚れも消え、全体的な薄汚れもなくなりスッキリです。

 

 

 

 

 

ostrich Birkin PARCHEMIN (21)
表皮が剥がれる擦れが目立った底角付近も同様に。。。。

 

 

 

 

 

ostrich Birkin PARCHEMIN (22)
ボールペン汚れや引っかき傷も見えなくなりました。

 

 

 

 

 

ostrich Birkin PARCHEMIN (23)
重症だった持ち手も復活。

 

 

 

 

 

ostrich Birkin PARCHEMIN (24)
傷や汚れだけでなく全体的な薄汚れが改善したことで
気持ちよく使用いただけます。

 

 

 

 

 

ostrich Birkin PARCHEMIN (25)
外面・内面ともに汚れや傷が目立つ色ですが、
綺麗な状態で活用できるとお洒落なPARCHEMINカラーです。

白系の革は綺麗な状態を保ち続けるのが難しいですが、
出来る限り良い状態を保ちながら大切に長くご愛用ください。

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レザークリエーション様

長期の出張から帰りまして修理していただいた5点確かに受け取りました。
各品私が思っていた以上に奇麗に仕上がってびっくりしております。

特にケリーバッグは廃棄しようと思っていたものです。
あのカバンは阪神大震災の際、祖母の家が崩れて何週間か雨風にさらされた物です。
それがこれほどきれいになっており予想をはるかに超える仕上がりにびっくりいたしております。
ブログを拝見いたしまして、修理にこれほど鞄と使い手のことを考えて頂き
お修理をされてるのかと感動いたしました。

母と約束した通り、母の誕生日の品としてこのカバンを送りました、
祖母の思いも詰まった鞄ですので母も喜んでいました。

これからもお修理いただいた品に何かありましたらお世話になると思いますが、
またどうぞお付き合いよろしくお願いします。

兵庫県 R 様

お受け取りのご連絡ありがとうございます。
大切に使用していても汚れや擦れは避けられない損傷です。
とくにリザードのケリーはとても古い品で、
一度は使用できない状態まで悪化したバッグですので、
丁寧に取り扱いながら良い状態を保てるようにご愛用ください。

グッチショルダー延長

old gucci sd (1)
長年愛用されたグッチのショルダーバッグです。

今回は、
・ショルダーベルトを少し長くして作成交換
・外面の革パーツの補修補色加工
・バックルとブーツ型金具の再メッキの加工を承りました。

 

 

 

 

old gucci sd (2)
マチ部材や後面の中央の帯革に波打ち変形が見られます。

この辺りは全体的に解体するリニューアルリペアでなければ、
改善させることは不可能です。

 

 

 

 

old gucci sd (3)
カブセ部のブーツ型金具は金メッキがわずかに残る状態です。
再メッキ加工を承りましたので解体して取り外します。

 

 

 

 

 

old gucci sd (4)
ショルダーのバックル金具も同様に。。。。

 

 

 

 

 

old gucci sd (5)
底角など革パーツは色褪せや擦れが見られます。

 

 

 

 

 

old gucci sd (6)
この辺りも同様に。。。。

 

 

 

 

 

old gucci sd (7)
底面も同様に。。。

 

 

 

 

 

old gucci sd (8)
天部口周りの革パーツもスレスレで波打ち変形も見られます。

 

 

 

 

 

old gucci sd (9)
この辺りも同様に。。。。

表皮が剥がれた部分には、長年の汚れが染み込んでいます。

 

 

 

 

 

old gucci sd (10)
前面中央部の帯革も波打ち変形が見られ、外周はスレスレです。

 

 

 

 

 

 

old gucci sd (11)
負担が掛かるショルダーベルト革が擦り切れてボロボロです。
少し長くしたいとのご要望もありショルダーベルトは作成交換します。

 

 

 

 

 

old gucci sd (12)
他店様での修理跡か?、ご自身で縫い直したか?・・・は、不明ですが、
残念な加工跡が見られます。

いくらなんでもプロの加工ではないと推測しますが・・・・

 

 

 

 

 

old gucci sd (13)
カブセ部も縫い直したようですが、すでにホツレが発生しています。

 

 

 

 

 

old gucci sd (14)
内張りに本革が使用された高品質時代のオールドグッチです。
出来ればリニューアルリペアで良好な状態を保ち続けてほしいバッグです。

 

 

 

 

 

old gucci sd (15)
メッキ加工する金具と作成交換するショルダーベルトを取り外したところです。

他の革パーツ同様に取り外したショルダーベルトは炙ったスルメイカのように、
波打って変形しています。

本体は革の表皮が擦れて繊維が露出して白くなった部分などを補修して整えたあと、
外面革パーツの補色加工を施します。

 

 

 

 

old gucci sd (17)
ショルダーベルトの作成交換の完了です。
負担が掛かるパーツですので芯材を入れ込んで丈夫に作成しました。

 

 

 

 

old gucci sd (16)
取り外したショルダーベルトと補修補色加工を施したパーツを比較すると、
本来の濃紺色が復活していることがわかります。

 

 

 

 

 

old gucci sd (18)
スレスレだったマチ部材も同様に。。。。

 

 

 

 

old gucci sd (19)
金具もピカピカのゴールドに復活です。

 

 

 

 

 

old gucci sd (20)
傷みが激しかったショルダーベルトは少し長めで丈夫に新品作成し、
メッキや革の剥がれも改善したことで外観の見た目は改善しています。

しかし、本体の強度は長年使用された状態のままですので、
労わるように丁寧に活用されることをお勧めします。

大切に長くご愛用ください。

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