ダンヒル二つ折り財布の修理

dunhill wallte (1)
ダンヒルの二つ折り財布です。

 

 

 

 

dunhill wallte (2)
外周コバの塗料が剥がれ周囲から毛が生えたように繊維が飛び出しています。

 

 

 

 

dunhill wallte (3)
傷みやすい折り曲げ部は糸が擦り切れていますねぇ~。

各部に変形や型崩れなどもありますが、
今回は強化加工はせずに折り曲げ部の縫い直しと外周のコバ仕上げを施します。

 

 

 

 

dunhill wallte (4)
折り曲げ部を縫い直し外周のコバ面を仕上げ直しました。

少し表皮の擦れが気になりますねぇ~

 

 

 

 

dunhill wallte (5)
反対側の折り曲げ部も同様に。。。。

 

 

 

 

dunhill wallte (6)
折り曲げ部の擦れ傷を補色しておきました。

 

 

 

 

dunhill wallte (7)
コバ面は部材を接着し直し補修したあと塗料仕上げしています。

 

 

 

 

dunhill wallte (8)
今回は折り曲げ部の縫い直しとコバ仕上げですので、
強度アップするような加工ではありませんが、
丁寧に使用すれば、まだまだ活躍してくれると思います。

大切にご愛用ください。

 

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HERMESバーキンのリニューアルリペア

birkin (1)
HERMES Birkinといえば数十年間にわたり人気が衰えることなく、
常にプレミア価格で取引されるバッグです。

高価すぎるバッグだけに欲しくても我慢されている方も多い憧れの品です。

 

 

 

 

birkin (2)
憧れのバーキンですが、底マチ付近の型崩れで自立させることも困難な状態。
全体に色あせ、擦れ傷や汚れもあります。

 

 

 

 

birkin (3)
本体天部は持ち手を掴む度に指先が擦れるので表皮が剥がれてガサガサ。
持ち手も悲惨な状態です。

 

 

 

 

 

birkin (4)
憧れのバーキンの持ち手です。
レストランには連れて行けないですね~

 

 

 

 

 

birkin (5)
持ち手の付け根もバッキッと裂けて折れ曲がっています。

 

 

 

 

 

birkin (6)
この時点でバーキンどころかバッグとしての役割も果たせない状態ですが、
まだまだ続きます・・・・

 

 

 

 

birkin (7)
擦れや汚れに加え大きな変形が見られます。

 

 

 

 

 

birkin (9)
底角はパイピング革が擦り切れてマチや本体に大きな穴が空いています。

 

 

 

 

birkin (10)
こちらの角も同様に。。。。

もはやHERMESとは・・・・

 

 

 

 

birkin (11)
幾多の戦火をくぐり抜けてきた軍事用バッグのような雰囲気です。

しかし、まだまだ続きます。

 

 

 

 

 

birkin (12)
マチ部材の天部が前後とも大きく裂けて中央天部も擦り切れています。

もはやバーキンとは・・・・

 

 

 

 

birkin (13)
現品診断しながら「エ~っ!」「ありゃ~っ!」「は~ぁ~」「ほぇーっ!」の擬音連発。

 

 

 

 

birkin (14)
反対側のマチも糸は擦り切れ、革はスレスレ縫い合わせ部も破れています。

 

 

 

 

birkin (15)
現状はバッグとしても機能しない状態ですから、
最高級ブランドHERMESの誰もが羨むバーキンとは対極の状態です。

損傷部が多すぎて全部は紹介できませんが・・・・

しかし、まだまだ続きます。。。。

 

 

 

 

 

birkin (16)
内張りはスレスレ状態で汚れも目立ち、ポケットも破れが見られます。

 

 

 

 

birkin (17)
上質な本革の内張りは縫い合わせ部付近で大きく裂けて破れています。
大きく変形していた理由は、この辺りの損傷も要因です。

もはやバッグとは・・・・

 

 

 

 

birkin (18)
丁寧に愛用すれば良い状態のまま、何十年も活躍してくれる品質のバッグです。

ここまで重傷になると直営店をはじめ、多くの修理業者は対応しないと思いますが、
高品質時代に作成された良い品ですのでリニューアルリペアを施します。

 

 

 

 

 

 

birkin (19)
すべての縫製糸を取り除き解体からスタートです。
最高品質な素材で丁寧に作成された良い時代のバッグです。

 

 

 

 

birkin (20)
両サイドのベルトは先端の金具を脱着できなければ縫製することができません。
エルメスのバーキンならではの特殊な作業で本来の姿がバーキンであると認識。

 

 

 

 

birkin (21)
底角部の染み込んだ汚れを取り除いたところです。
白く革の繊維が露出して毛羽立っていますが大きな穴を塞ぐことが先ですね。

 

 

 

 

birkin (22)
取り外して解体した持ち手。
芯材まで本革なのは憧れのバーキンの証です。

 

 

 

 

birkin (23)
リニューアルリペア加工の完了です。

 

 

 

 

birkin (24)
内張りも綺麗になり、各部には強化加工を施し強度もアップしています。

 

 

 

 

birkin (25)
大きく裂けたマチも復元強化加工で再生しています。

 

 

 

 

birkin (26)
長年の間、酷使されたバッグが新品に戻る事はありませんが、
この状態なら高級レストランにも連れ出せるのではないでしょうか?

 

 

 

 

birkin (27)
底角の擦り切れ穴も塞がり擦れ傷や汚れもなくなりました。

 

 

 

 

 

birkin (28)
少しグラグラしていたセンターのヒネリ金具も再生済みです。

迷彩服が似合いそうな状態でしたが憧れのバーキンの復活です。
お洒落して連れ出してあげてください。

 

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(お手紙紹介です)

レザークリエーション様

受け取りが遅くなり、大変申し訳ありませんでした。
手元にバッグが届きました。
まさに軍事用バッグという言葉がぴったりだったものが、ピカピカになって戻ってきました。
素人の私が分かるくらいしっかりとした手触りになり、見た目だけではない価格以上のお修理をして下さったことが伺えます。
初めてのリニューアルリペアでしたが、お願いして本当に良かったです。
母の日に間に合い、嬉しいです。
大切にします。ありがとうございました。

北海道 K 様

お受け取りのご連絡ありがとうございます。
各部に強化加工を施しながら出来る限り外観を整えましたが、
長年愛用されたバッグであることに変わりはありません。
とても良いバッグですので今後は労わる様に大切にご愛用ください。
ありがとうございました。

GUCCI parfums セカンドバッグにファスナー

gucci parfums (1)
GUCCI parfums セカンドバッグです。
グッチ社のお家騒動で派生した(GUCCI PLUS)と同じで淘汰されたブランドです。

 

 

 

 

gucci parfums (2)
GUCCI PLUSと比較すると品質はGUCCI parfums の方が上質です。

 

 

 

 

 

gucci parfums (3)
1970年代に製造された品と推測しますが左底に型崩れが見られるだけです。
この年代の品で状態が良いのは使用頻度が少なかったと思われます。

 

 

 

 

gucci parfums (4)
天部の開閉がマジックテープで使いにくい構造のために、
使用頻度が減り良い状態を維持してきたのだと思われます。

 

 

 

 

gucci parfums (5)
しまい込まずに活用いただきたい良品ですので天部にファスナーを取り付けます。

マジックテープを取り除くと接着剤や縫製穴が残り再使用は不可能です。
マジックテープを縫い付けてある部分は構造的には内張りになる部分ですので、
簡単にファスナーを取り付けることはできません。

 

 

 

 

gucci parfums (6)
使用できないパーツを取り外しました。

 

 

 

 

gucci parfums (7)
まずは内張りになる部分を作成して縫製し、
天部のマチ部材とファスナーを取り付けます。

 

 

 

 

gucci parfums (8)
天マチとファスナーを取り付けてファスナー仕様の完了です。

 

 

 

 

gucci parfums (9)
ファスナーとマチ部材を捲り上げないと新たに作成した内張りは見えませんが、
接着剤の跡やマジックテープの縫い付け穴が残ったままでは残念ですので、
天部は全て新品パーツを作成しました。

 

 

 

 

gucci parfums (10)
今後は使用頻度も増えて便利に活用いただけます。
とても高品質なバッグですので大切にご使用ください。

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ヴィンテージ ヴィトン長財布の修理

vintage vuitton (1)
1970年代に製造されたルイヴィトンの長財布です。

 

 

 

 

vintage vuitton (2)
オールドヴィトンというよりヴィンテージの領域に入りつつある品です。

 

 

 

 

vintage vuitton (3)
内部材に濃茶の良質な革が使用されていた時代の財布は今は貴重品です。

 

 

 

 

vintage vuitton (4)
内張りも本革仕様で高級ブランドとしての品質が味わえる過剰品質品です。

 

 

 

 

vintage vuitton (5)
この頃の特徴であるコーナー金具は角部の損傷をガードしてくれます。
古くなるとコーナー金具を紛失している品が多いのですが・・・

 

 

 

 

vintage vuitton (6)
今回は折り曲げ部の復元強化加工を施します。

 

 

 

 

vintage vuitton (7)
僅かにモノグラム地の欠損や亀裂がありますが年代物ですので良好と言えます。

 

 

 

 

vintage vuitton (8)
傷みやすい部分ですので強化芯材を挟み込んで強化しておけば、
ヴィンテージ財布も日常使いできます。

 

 

 

 

vintage vuitton (9)
同様に。。。

 

 

 

 

vintage vuitton (10)
コーナー金具が付いていない側の角部はコバ面に擦れが見られます。
古い品ですので縫製糸の色も抜けていますが、しばらくは大丈夫そうです。

 

 

 

 

 

vintage vuitton (11)
両側の折り曲げ部の復元強化加工の完了です。
今回は外周全体のコバ面も仕上げ直しておきました。

 

 

 

 

vintage vuitton (12)
モノグラム柄のLVを商品の中心に配置する現行品と比べると、
今では考えられないようなモノグラム柄の使い方です。

いろんな意味で品格を感じることのできる時代の品です。
大切に長くご愛用ください。

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OLD VUITTON長財布の修理

old vuitton (1)
1980年代に製造された古いルイヴィトンの長財布です。

 

 

 

 

old vuitton (2)
古い品ですので内側も汚れや色あせが見られますが、
小銭入れの内張りも本革仕様で現行品のように合成皮革は使用されていません。

 

 

 

 

old vuitton (3)
小銭入れの中はスレスレ。

 

 

 

 

old vuitton (4)
現行品はカブセ裏など目立つ部分に刻印されていますが・・・・品良く謙虚。

 

 

 

 

old vuitton (5)
古い品ですので各部に擦れが見られます。

 

 

 

 

old vuitton (6)
素人加工で針金で付け直したスライダー金具と切れかけの引手革。

 

 

 

 

old vuitton (7)
カブセを触るとパコパコと音が鳴るのは、この頃のヴィトンの特徴。

内側に透明のセルロイドの芯材が入れ込まれていて、
経年劣化などでセルロイド変形するためにパコパコします。

 

 

 

 

old vuitton (8)
解体してリニューアルリペアのスタートです。

 

 

 

 

old vuitton (9)
汚れを取り除いた小銭入れ部の部材です。

小銭入れのマチ革は0.2~0.3ミリの厚みの革を貼り合わせています。
破らないように剥がすのは至難の業ですが強化芯材を挟み込むためには、
避けられない作業です。

 

 

 

 

old vuitton (10)
各部に強化加工を施しリニューアルリペア加工の完了です。

 

 

 

 

old vuitton (11)
ホックの取り付け部も強化したあと新品交換しています。

 

 

 

 

old vuitton (12)
擦り切れ欠損の見られた折り曲げ部も復元強化加工しマチの擦れも補色完了。

 

 

 

 

old vuitton (13)
セルロイドの芯材は取り除き丈夫な芯材に入れ替えていますので、
パコパコすることもなくなりました。

モノグラム地を内側に折り返した構造の財布はOLD VUITTONの証です。
大切に長くご愛用ください。

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(お手紙紹介です)

 レザークリエーションさま
本日修理品を受け取りました。
ブログで見た通りの、頑丈で丁寧な仕事をしていただき、ありがとうございました!
今後も末長く使って行こうとおもいます。
///////////
また、別件で見積を依頼したい品があるのですが、いつごろ対応可能でしょうか?
(見積品のこちらからの発送日など)
母の親戚が遺した形見で、母が大変気に入っているホースレザーのバッグですが、
古い品でベタつきがひどいのです…。
よろしくお願いします。
神奈川県 S 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
他の品もブログに掲載しておきました。
どれも良い品ですので大切に長くご使用ください。
受付を再開できる日程は未定で数ヶ月先になると思いますが、
加工の受付を再開しましたらホームページに掲載します。
昨年末の停止から多くのお問い合わせをいただいていまして、
直ぐに再停止になる可能性もありますが、
7~8月頃に再開できるのでは?と思っています。
ありがとうございました。

グッチ長財布の型崩れや破れの修理

gucci re (1)
グッチの長財布です。

擦り切れ破れや変形型崩れなどが見られますが、
男性はズボンの尻ポケットに入れる方が多く酷使しますので・・・

 

 

 

 

gucci re (2)
・・・・

 

 

 

 

gucci re (3)
内側まで・・・・

 

 

 

 

gucci re (4)
折り曲げ部は擦り切れて革が欠損してボロボロです。

 

 

 

 

gucci re (5)
カブセの角部も同様に。。。。

 

 

 

 

gucci re (6)
マチ革も折り目がわからない状態でシワシワです。

 

 

 

 

gucci re (7)
財布全体が変形していますのでホックのベロ革も歪んでいます。

 

 

 

 

gucci re (8)
小銭入れの内張りは擦り切れて破れています。

小銭は金属ですので布が擦れるのは避けられない損傷です。
この部分は本革の内張りに仕様変更します。

 

 

 

 

gucci re (9)
後ろ姿も大きく湾曲していて通常は修理不可能な状態です。

大切な品とのことですので、
解体して丈夫な芯材に交換し各部を強化して出来る限り丈夫に復活させます。

 

 

 

 

gucci re (10)
すべての芯材を取り替え、各部に強化加工を施しファスナーも交換です。

 

 

 

 

gucci re (11)
ホックのベロ革も歪みを修正して小銭入れの内張りは本革仕様。

 

 

 

 

 

gucci re (12)
擦り切れて破れていた折り曲げ部の4箇所やカブセの角も強化しながら再生。

 

 

 

 

gucci re (13)
大きく歪んでいた部分もかなり改善しました。

 

 

 

 

 

gucci re (14)
歪みを修正しながら丈夫な芯材に入れ替え各部にも強化加工を施しましたので、
手にするだけで丈夫さが伝わると思います。

しかし、どんなに強度をアップさせても良い状態を保つには丁寧なご使用が不可欠。
ホツレや破れもなくなりましたので大切にご使用ください。

 

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索