S7660の修理


Whitehouse Cox-S7660定番の人気モデルです。
長年の使用で外周の縫製糸が擦り切れています。

 

 

 

 


糸の擦り切れだけでなく革も擦り切れて穴が空き限界を超えています。

 

 

 

 

 


こちらの折り曲げ部も同様に。。。。

 

 

 

 


カブセの折り曲げ部は食いちぎられたような状態で縫い直すこともできません。

 

 

 

 


反対側はもっと重症。

なぜ?ここまで悪化させてからメンテナンスするのか不思議に感じますが、
ここまで使い込んだからこそ愛着が増すものだと・・・・理解しています。

基本的には修復不可能な状態まで十分に頑張った様子の財布ですが、
引き続き活用できる状態まで改善させます。

 

 

 


この辺りは大きく裂けています。

 

 

 

 


汚れは色あせは愛着の証ですので今回は折り曲げ部4か所の強化のみの
ご依頼です。

 

 

 


しかし、小銭入れのマチの縫込み部にもヤブレ発見。

 

 

 

 


ホツレが多いので外周の糸は全て取り除きました。

 

 

 

 


限界。

 

 

 

 


限界を超えています。

 

 

 

 


縫い直すこともできない状態ですので手遅れ。

 

 

 

 


同様に。。。。

 

 

 

 


解体して内側から見ても芯材は使用されていません。

 

 

 

 


破れていたマチも補修して縫込み、折り曲げ部も縫製できるように復活です。

 

 

 

 


カブセの折り曲げ部も強化しながら再製。

 

 

 

 


縫い直すことも不可能だった折り曲げ部4か所は強化しながら復元させています。

 

 

 

 


残念すぎる状態でしたが引き続き活用できる状態に復活です。

手遅れ状態まで頑張ってくれた財布ですので労わりながら、
大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索