ルイヴィトンのビジネスバッグです。
古いバッグですが丁寧にご使用されているので綺麗な状態です。
16~17年も前にフランスの工房で作成されたバッグです。
黒のエピレザーも当時は最高品質の革が使用されていました。
しかし、底角は擦り切れて穴が開いた状態です。
穴が開くほど擦り切れた底角です全体的に黒い色ですね???
こちらの角もかなり擦り切れています。
根本的な修理はされていませんが黒い塗料で見た目だけ誤魔化されています。
底角に塗られた塗料は修理の邪魔にしかなりませんので取り除くことから作業します。
黒い塗料と革に浸みこんだ汚れを取り除きました。
本来のキズの状態など傷み具合が良くわかります。
革の表面が擦り切れて無くなり、革の繊維がむき出しになっています。
塗料で判りにくかった本来の症状がわかりましたので、正しい修理加工が出来ます。
内張りを解体して内側から作業を開始します。
内側の底角です。
マイナスドライバーの先が見えている部分が底角の穴開き箇所です。
内張りを外すと数か所にこのような名前が書かれていました。
修理業者のマーキングでしょうか?
*当社では、このようなマーキングは一切おこないません。
内側から補強加工して穴を塞ぎました。
バッグの底角は傷みやすい部分ですが、穴が開いてしまう前に修理されることをお勧めします。
この状態なら気持ちよくご使用いただけると思います。
このような良い品質のバッグはかなり少なくなっています。
大切にご使用ください。
by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索
(お手紙紹介です。)
御世話になっております。
先日、バッグが戻ってきました。
メーカーに断られた作業でしたので、
ある程度のリスクは覚悟していましたが、
とても満足できる状態に修復されていました。
また、ご利用させて頂きます。
どうもありがとうございました。
東京都 K様
早めのメンテナンスでバッグは長く愛用出来ます。
とても良いバッグですから大切にご使用ください。
ありがとうございました。