ルイヴィトンの長財布(ポルトフォイユアンソリット)です。
内部材はローズ色で大きなラウンドファスナーのポケットがあります。
本体を開くと内側にもファスナーポケットがあり機能的。
既に廃盤になっていますが現行の素材ですので・・・・
モノグラム地に亀裂や欠損が発生しています。
2010年に製造された品ですので7年しか経過していません。
モノグラム地の劣化や欠損が元通りに戻ることはありませんので、
直営店などでも断られてしまいます。
しかし、このままで使い続けると,ひび割れが拡大して欠損も大きくなります。
劣化の進行を抑えるために解体して内側から強化して表皮を補修します。
折り曲げ部も傷みやすく欠損も見られますので強化します。
こちら側の折り曲げ部はD型金具の付け根も同時に強化する必要が・・・・
最近のモノグラム地は縮みが大きく外周が反り返り変形します。
デザインや機能性の進化は素晴らしいだけに残念です。
折り曲げ部や中央部に強化芯材を入れ込みます。
こちら側はD型金具を取り外して付け根革も強化。
付け根革に芯材はなく薄いモノグラム地だけで耐えていることを考えると、
現行のモノグラム地も十分に強度があると言えるかも?
折り曲げ部の復元強化加工の完了です。
同様に。。。。
ひび割れ欠損部を内側から強化したことで悪化を抑えながら強度アップ。
傷みやすい折り曲げ部の強度アップは長持ちさせるためには効果的です。
また、欠損部の補修でひび割れや欠損も目立たなくなり悪化を抑える効果もあります。
現行素材の財布ですので丁寧に取り扱いながら大切に長くご愛用ください。
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