ルイヴィトン(Babylone)バビロンM51102です。
持ち手の付け根が切れています。
こちらの付け根も同様に。。。。。
本体側の付け根革も革が劣化して切れる寸前。
しかし、本体側は刻印入りカシメ金具の再製やバッグ本体の解体が必要で、
持ち手側の付け根の加工より少し割高になります。
今回は持ち手側の付け根のみ強化加工のご依頼です。
量産品ですので負担が掛かる付け根にも強化加工はありません。
折り返しやすくするために裏面の革の表皮を取り除いて薄くしていることも、
強度低下の要因です。
表皮がなくなった床革部分は強度がありませんので指先で簡単に切れます。
革の劣化状況をみると本体側の付け根革も強化しておきたい状態です。
こちらも同様に。。。。。
持ち手側の付け根の強化加工の完了です。
傷みが激しかった1か所は部分的に作成交換しました。
数か月で色合いもあってくると思います。
折り返した内側にも表皮のあるヌメ革を貼り合せて、
強化芯材も入れ込んでいますので新品時よりも頑丈です。
この辺りは量産品では難しい加工ですが負担が掛かる部分だけに効果的です。
本体側の付け根4か所も不安ですが内側の合成皮革素材も劣化してベタベタです。
良い時代に作成された高品質時代のバッグですので、
出来る限り丁寧に取り扱いください。
by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索